化膿性リンパ節炎の原因や症状と治療期間や抗生剤!小児の時も

なんとなく体がだるくて熱っぽいというときや、喉や頭が痛い時に病院を受診すると、「リンパ節が腫れていますよ」と言われることがありますよね。

そんなリンパ節の炎症の一種で化膿性リンパ節炎というのは、どんな原因で起こるのか、症状や治療法で抗生剤、エコー、手術、入院や治療期間について知りたいのではないでしょうか。

それから、化膿性リンパ節炎で小児の場合も気になりますよね。

そこで今回は、化膿性リンパ節炎の原因や症状と治療期間や抗生剤、また、小児の時についても詳しくお伝えしていきます。

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化膿性リンパ節炎とは?原因や症状など

私達の体の中には、リンパ管といって編み目のように張り巡らされている管があり、この中に流れているリンパ液にはウイルスや細菌などの感染症と戦ったり、不要になった老廃物を処理する重要な役割があるとされています。

そして、このリンパ管の節目にあたるのがリンパ節で、1~25mm程度のそら豆の形をしており、頸部や脇の下、鼠径部にも多く集まっているので、特にこのあたりは詰まりやすいとされています。

出典:いしゃまちHP

こうしたリンパ節が腫れる要因としては、そのほとんどがウイルスや細菌などの感染症と言われており、腫れや傷み、発熱などの症状を伴うとしていて、このうち感染症によるリンパ節炎のことを「急性化膿性リンパ節炎」と言うそうです。

そして、急性化膿性リンパ節炎は、咽頭炎や扁桃炎などの感染症が原因となって起こり、特に溶連菌やブドウ球菌の感染によるものが多いそうです。

それから、リンパの流れに沿って感染が広がり、リンパ節に炎症が起きるそうで、咽頭炎以外にも口内炎や歯周炎、中耳炎、頭皮や首にできたおできの化膿などからも感染を起こすことがあり、通常は感染した左右片側だけのリンパ節が腫脹するとされています。

そして、症状としては、感染した場所に近いリンパ節が腫れるのですが、咽頭炎や扁桃炎が多いことから、首の片側だけに症状が出ることが多いとされており、発熱も伴うのが普通です。

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化膿性リンパ節炎の治療は?治療法や期間など!小児の場合も

化膿性リンパ節炎では、腫れている部位によって耳鼻咽喉科や口腔科などを受診すると、ほとんどが触診や視診で検査を行ないますが、それでは不十分の場合にのみ、エコー検査を行なって腫れの状態や腫れているリンパ節の数などを確認します。

そして、炎症反応によって治療を開始し、まずは水分や栄養を摂取し、休養をとって全身状態を安定させることが大切で、原因が細菌であればそれにもっとも適した抗生物質を投与するそうです。

そして、ウイルスや細菌を除去できればリンパ節炎の症状も改善され、基本的には薬物療法で1~2週間で完治することが多いのですが、免疫力が低く体力が弱っている小児などは腫れや膿がひどく、治療で改善しない時が多いそうです。

そのため、リンパ節自体を手術によって切除することも極稀にあり、その場合は入院が必要になります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、化膿性リンパ節炎の原因や症状と治療期間や抗生剤、また、小児の時についても詳しくお伝えしました。

化膿性リンパ節炎は、扁桃炎や咽頭炎などが原因となって起こる細菌やウイルス感染によるリンパ節の炎症のことで、腫れや膿が出て発熱を伴うことがあるので、視診や触診、またはエコー検査などを行なって炎症反応をチェックするのでしたね。

その上で、抗生剤など薬物の投与を行なうとだいたい1~2週間で治ることが多いのですが、免疫系が弱っている小児の場合は腫れや膿がひどく、入院して手術を行なうことも極稀にあるのでした。

そのため、リンパ節の強い腫れや長引く熱などでリンパ節炎が疑われる場合は、早めに病院を受診して医師に診てもらい、まずは体を安静にするようにしてくださいね。

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