耳下腺リンパ節の場所としこりや腫れや傷みの原因と対処法!

耳の下がふとした瞬間に痛いな、と感じるときがありますが、耳の周りは頭にも近く、重要な部位なので心配になりますよね。

なので、耳下腺リンパ節とは何か、その場所や傷みとしこり、腫れなどの症状や原因でリンパ節炎などについて知りたいのではないでしょうか。

それから、耳下腺リンパ節炎の症状の対処法として、マッサージや薬などについても気になりますよね。

そこで今回は、耳下腺リンパ節の場所としこりや腫れや傷みの原因と対処法について詳しくお伝えしていきます。

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耳下腺リンパ節の傷みなどの症状は?原因など

耳の下の傷みは、耳そのものに原因があって起こる場合だけでなく、耳以外の体の部分の病気が原因となって起こるものもあり、その際に、判断としては傷みだけでなく、耳の下から首にかけて腫れが現れていないか、その他の全身症状が出ていないかをチェックすることが重要です。

耳下腺リンパ節とは?

耳の後ろに傷みを感じたら、腫れやしこりができていないかを手で触れてみたり、家族や知人に見てもらうことで確認すると良いでしょう。

そして、耳の周辺には耳下腺リンパ節、耳後部リンパ節、上顎部リンパ節が存在しており、一般的にリンパ腺と呼ばれるリンパ節には、リンパ液中の異物に対する免疫反応の役割があります。

出典:服部堂HP

このように、耳下腺リンパ節とは、耳たぶと頬の間あたりに位置しているんですね。

そして、リンパ液から細菌などを濾過、貧食・除去して、リンパ液をキレイに浄化する働きをしており、免疫に関与するγ-グロブリンを作り、全身に送る役目も果たしているそうです。

ところが、次のような原因で耳の下のリンパ節が腫れることがあるので、上記の画像を参考にリンパ節部分に傷みや腫れが生じているなら、次をチェックしてみてください。

・ 流行性耳下腺炎(おたふく風邪)

流行性耳下腺炎は、ムンプスウイルスの感染によって耳下腺が腫れる病気で、俗におたふく風邪と呼ばれています。

そして、潜伏期間は2~3週間で、症状としては耳の傷み、耳下腺や唾液腺の腫張、発熱や食欲不振などがあるそうです。

それから、おたふく風邪を発症すると両側の耳下腺が腫張するのが特徴ですが、片側だけに起こる場合もあるので、自身で判断せず、なるべく病院の医師に診てもらうようにしましょう。

・ リンパ節炎

耳の下が痛くなった場合の原因として想定されるリンパ節炎には、耳後部リンパ節炎、耳下腺リンパ節炎、上顎部リンパ節炎の3つがあり、それぞれ原因が異なるとされています。

例えば、中耳炎や外耳炎でも腫れが起こる場合がありますし、虫歯や口内炎で腫れを起こすこともあります。

また、普通の切り傷や擦り傷といった皮膚の損傷があると、そこを猫がひっかいたりなどして細菌が入り、炎症が起こると、傷口のそばにあるリンパ節が腫れることもあります。

こうした症状はおたふく風邪などとも症状が似ているのですが、触診だけで医師の診断が可能なので、リンパ節炎の疑いがある場合はできるだけ早く病院を受診しましょう。

・ 風疹

風疹は、風疹ウイルスの気道からの感染により発症する急性発熱性発疹性疾患で、3日はしかとも呼ばれています。

そして、季節としては冬から春にかけて、子供に流行しやすく、2~3週間の潜伏期間を経て全身に倦怠感、発熱や頭痛などの症状が出るほか、鼻水や咳が出て喉が痛くなったり、耳の後ろから下、首にかけてリンパ節の腫れや傷みが生じることもあるそうです。

また、麻疹に似た発疹が顔面にでき、その後全身に広がりますし、感染力が強い病気のため、症状が見られた場合は早めに医療機関で診察を受け、学校や会社へ行くことを控える、家族との接触を減らすなどの対応が必要です。

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耳下腺リンパ節の傷みなどの症状への対処法は?

耳下腺リンパ節の腫れの大半は一過性のもので、数日から1週間で自然と消えていくものですが、次のようなしこりがないかだけ、自分でチェックしてみましょう。

・ しこりに弾力がなく硬い

・ しこりをグリグリしても動かない

・ しこりを押さえても傷みがない

・ しこりの数が増えたり、大きくなる

こうしたしこりがない限り、悪性腫瘍や重大な病気が隠れているといったことは考えにくいようです。

ただ、リンパ節やリンパ管にはリンパを流す役割だけで、血液を押し出す心臓のようなポンプ機能はなく、滞ったリンパ液を流すためには、筋肉を動かして刺激を与える必要があります。

そこで、リンパ節の腫れや傷みを感じたら、次のようなマッサージを行なってみましょう。

・ 鎖骨

鎖骨を体の中央から外側に向けて30秒間優しくさする

・ 首の後ろ

首の後ろ側の髪の生え際から鎖骨にかけて、30秒間リンパが流れることを意識してさする。

・ 耳の下

耳の裏側から鎖骨にかけて、リンパを流すように30秒間さする。

・ 顎の下

耳の下~フェイスライン~顎~鎖骨にかけて、リンパを流すように30秒間さする。

・ 脇の下

右腕を上げて、左手を脇の下に当てて、外側から内側にリンパを流すように30秒間さすり、次に腕を上げたまま、肘上から鎖骨にかけて15秒間さする。

・ ひじ

右の手のひらを内側に向けて、指先からひじの内側にかけてリンパを流すように30秒間さすり、逆側も同じように行なう。

このように、耳のまわりだけでなく、上半身全体のリンパを流すようにマッサージを習慣的に行なうと、耳下腺リンパ節が腫れにくくなり、顔のむくみなどもとれてスッキリするのでオススメですよ。

ちなみに、リンパ節はぐいぐい押すとかえって良くない刺激を与えてしまうので、やさしくリンパ液を流すイメージでさすり、皮膚が赤くなるような強いマッサージは避けるようにしましょう。

また、リンパ節の傷みの原因が、前述で紹介したようにおたふく風邪や風疹など、ウイルス性の場合は抗ウイルス剤での治療となり、医師に薬を処方してもらわない限り治ることはありません。

そのため、前述の通りウイルス性の症状が疑われる場合は、周囲への感染のリスクも考えて早めに病院を受診するようにしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、耳下腺リンパ節の場所としこりや腫れや傷みの原因と対処法について詳しくお伝えしました。

耳下腺リンパ節とは、耳たぶと頬の間あたりに位置するリンパのことで、細菌などを濾過、貧食・除去して、リンパ液をキレイに浄化する働きをするなど、異物に対する免疫反応を司るとされています。

そして、この耳下腺リンパ節の腫れ、傷みといった症状は、おたふく風邪や風疹といったウイルス性の病気である場合、病院で抗生物質を処方してもらう必要がありますが、それ以外にも口内炎など別の原因もありますが、ほとんどの場合が一過性のもので、一週間ほどで自然と引いていくものも多いので、上半身のリンパを流すマッサージの方法をお伝えしたので、やってみて顔のむくみなども取るようにすると良いのでした。

ただし、しこりがある場合などは注意が必要なので、不明点が残る場合はすぐに病院を受診しましょうね!

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