妊婦の花粉症でくしゃみや鼻づまり等への対処法!病院は何科?

妊婦で花粉症になってしまうと、つらい症状の対策として使える薬はあるのか、悩んでしまうと思います。

そのため、妊婦の花粉症で、くしゃみやひどい鼻づまり、咳などの症状の対策としてお茶や目薬、点鼻薬や漢方などの薬について知りたいのではないでしょうか。

それから、妊婦の花粉症で病院を受診するときは何科へ行くべきかといったことや、レーザー治療についても気になりますよね。

そこで今回は、妊婦の花粉症でくしゃみや鼻づまり等への対処法、また、病院は何科へ行くべきかといったことなどについても詳しくお伝えしていきます。

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妊婦の花粉症症状への対処法は?病院では何科?

暖かくなると花粉が飛び始め、花粉症の人にとってはつらいシーズンが到来しますが、特に妊婦の場合は市販の薬が使えないので、症状が悪化すると困ってしまいますよね。

そして、女性の体は妊娠するとホルモンの分泌が増え、体内に水分を蓄えようと働きかけるのですが、体内に余分な水分がたまっていると花粉症になりやすくなりますし、妊婦は免疫も低下しやすいので、花粉症の症状が悪化することが多いのです。

また、実際に花粉症に悩む女性が妊娠した際の調査によると、そのうちの10%ほどの方が鼻水や鼻づまりといったアレルギー性鼻炎の症状が重症化したとのデータもあるそうです。

しかも、妊娠中期以降の花粉症になると、鼻の粘膜が炎症を起こしてうっ血状態になって症状がよけいに悪化することが多いそうですよ。

妊娠中の花粉症の薬はどうしたら良い?

妊娠初期、特に2~4ヶ月くらいまでの間は赤ちゃんの器官形成時期に当たるので、薬の内服は避けた方が良いとされていますよね。

そして、病院で産婦人科を受診し相談すれば、ポララミン錠やアレグラなどのアレルギー症状を抑制する薬を処方してもらえるので、まずは相談してみましょう。

特に、使用箇所が局所的である点鼻薬や目薬なら安全性も高く、その中でも胎盤を通過しにくいステロイドの点鼻薬が適していて胎児への影響もないとされています。

ただし、目薬に使われることのあるプラノプロフェンという成分は動物実験で出産を遅らせる結果が出たという報告があるので、特に妊娠後期の使用には注意が必要です。

こうしたことから、花粉症の薬を使う場合は使用時期や避けるべき成分も多いため、きちんと病院で処方してもらうようにし、目薬や点鼻薬だけでなく、花粉症全般の市販薬を自己判断で服用するのはやめるようにしましょう。

そして、妊娠前にもらった薬が妊娠中に使えるとは限らないので、服用前に医師に相談するか一度破棄すると安全です。

妊娠中でもできる対処法は?漢方も

妊娠前も妊娠中も花粉症への対処法の基本は同じで、花粉が侵入してきても負けない免疫力の高い体作りと、花粉の吸収を防止する生活習慣を心がけるようにしましょう。

1、 自律神経のバランスを整える

自律神経のバランスが崩れると、体の免疫力が低下し花粉症の症状が悪化するので、規則正しいリズムで睡眠をとり、疲れやストレスを溜めないように心がけて、できるだけ健やかに毎日を送るようにしましょう。

2、 乳酸菌を積極的に摂る

花粉症の症状を緩和する栄養素として注目を浴びているのが乳酸菌で、腸内環境を改善することで免疫力向上にも効果的なのですが、花粉症対策のサプリなどにも乳酸菌入りのものが多いので、食生活の中でも乳酸菌の摂取を意識するようにしましょう。

3、 花粉を防ぐ服装やマスクを着用する

花粉は鼻や目の粘膜だけでなく、喉の粘膜や顔の皮膚などあらゆるところに付着するため、皮膚に湿疹が出たり、咳が出るなどの症状も現れるので、とにかく花粉の付着や吸収をしないように、衣服はツルツルとした素材の服を選び、マスクや帽子、めがねやジャケットを身につけて花粉を防ぐ対策を行いましょう。

4、 室内に花粉を持ち込まない

どんなに気をつけていても、花粉はどこかしらに付着してしまうので、帰宅したら家に入る前に手で花粉を払いすぐに着替えて、着ていた衣服はこまめに洗濯するようにしましょう。

そして、床に落ちた花粉などが蓄積していかないように、空気清浄機と加湿器をつけて湿度を保つことで、咳の症状や鼻の粘膜の乾燥を防ぐことがオススメです。

5、 漢方もオススメ

漢方薬局などでも購入できる花粉症に効く漢方薬で、妊娠中も安心して使用できるものと言えば、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)、葛根湯加川きゅう辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)がオススメです。

そして、その中でも小青竜湯が効果的で、鼻炎の鼻水などに効果があり、抗アレルギー作用や抗炎症作用が認められていて、妊娠中でも使用が可能とされていますが、初めて使う前には必ず医師に相談してからにしてください。

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妊娠中の花粉症は胎児への影響があるの?

妊娠中に母親が花粉症になったからといって、胎児に直接影響を及ぼすことはないのですが、頻繁にくしゃみをしていると腹圧がかかって、腹痛やお腹の張りを感じることもあるそうです。

なので、痛みを強く感じるなら、くしゃみをするたびに近くにあるものをつかむようにするとお腹への衝撃が緩和されるそうなのでやってみてくださいね。

それから、花粉症で鼻の粘膜が腫れているので、ちょっとした刺激でも鼻血が出てしまうことがあるので、加湿には気をつけて鼻の穴が乾燥しないように心がけてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、妊婦の花粉症でくしゃみや鼻づまり等への対処法、また、病院は何科へ行くべきかといったことなどについても詳しくお伝えしました。

妊婦の花粉症は、免疫力の低下などで症状が重くなることが多いのですが、くしゃみや鼻水などの症状を緩和させるために薬を使う場合は、妊娠4ヶ月目までは胎児への影響を考えて服用せず、それ以降は産婦人科を受診するとポララミン錠やアレグラなどの内服薬や目薬、点鼻薬を処方してもらえるので使っても良いとのことでしたね。

そして、日頃から自律神経を整え、睡眠をたっぷり摂って、花粉をブロックする心がけをすると良く、漢方であれば小青竜湯がオススメですが、基本的には薬の使用はどんなものでも事前に医師への確認が必要なのでした。

また、こうした妊婦の花粉症の症状で直接胎児へ影響はないのですが、重症化すると本当につらいので、次の記事で根本的な対策法もチェックしてみてくださいね!
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「花粉症を体質改善で治す方法!効果的な食べ物や食事と漢方など!」についての記事はコチラ!

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