顔の蕁麻疹の原因と対処法!子供の場合は?薬の注意点も!
蕁麻疹には色々な種類がありますが、その中でも顔に出る蕁麻疹は仕事や学校にも行きづらくなり、人に会う機会があると困ってしまいますよね。
なので、顔に突然蕁麻疹が現れたら、ダニやストレスなどの原因や対処法と薬の注意点について知りたいのではないでしょうか?
それから、顔の蕁麻疹でかゆくない場合は何なのかも気になりますよね。
そこで今回は、顔の蕁麻疹の原因と対処法や子供の場合、また、薬の注意点についても詳しくお伝えしていきます。
目次
顔の蕁麻疹はなぜ出るの?原因や子供の場合など
私達の肌は、外部の刺激から身を守るために外部からの刺激があった時に知らせてくれる機能が備わっており、それが「ヒスタミン」です。
そして、外部から何らかの刺激があると肥満細胞に刺激が伝わり、肥満細胞からヒスタミンが放出されてかゆみを感じるのですが、これが蕁麻疹のもとであると言われています。
それから、一般的には頭からお腹や脚など、症状が広範囲に診られますが、顔のみという症状が原因を特定する上でのヒントになる場合もあります。
また一見、顔やおでこにむくみができたように感じるかもしれませんが、もしかしたら蕁麻疹かもしれず、赤みを伴うむくみの場合は蕁麻疹であることが多いです。
顔に蕁麻疹が出る理由は?
顔に蕁麻疹が出る原因には次のようなものが考えられます。
1、 アレルギー
サバや鯵、光り物などの魚介類や、魚やエビ、大豆、小麦などの穀物類、豚肉や牛肉などの肉類など、直接摂取することで発生する食物アレルギーの場合が多いですが、お酒やお米、野菜でも食物アレルギーを発する方はいます。
そして、注射や薬の塗布、摂取でも蕁麻疹が出ることもあります。
さらに、食べ物や薬にとどまらず、ダニやカビなどの環境要因でもアレルギー症状が出ることはあるので、あらゆる所にアレルギーの原因は隠れているのですが、誰もがこうしたアレルギーの原因に対して反応するわけではなく、元々アレルギー性体質の方が反応が出やすいとされています。
そのため、小さな頃から喘息を発症していたり、食物アレルギーがある方は、ダニや薬などに対してもアレルギー反応が現れることがあるので、注意しましょうね。
2、 気温差
寒い屋外から急に室内に入って来た時や、暑い日中に外出先から冷房の効いた部屋に戻って来た時に、顔がかゆいなと感じたり、ひどい場合はぶつぶつと顔に湿疹が出たことはないでしょうか。
これは、気温が急に上がることで発症する温熱蕁麻疹といって、皮膚が乾燥しているのに急激に暖かい空気を感じることで生じる現象と言われています。
特に乾燥肌や敏感肌の人ほど発症しやすいので注意が必要ですが、血行不良で起きていることもあるので、皮膚の保湿に努めたり、血行促進を意識していると症状が出にくくなってくるそうです。
3、 ホルモンバランスの崩れ
生理前や妊娠中は女性ホルモンのバランスが崩れるため、蕁麻疹が出やすい時期です。
そして、普段は気にならない体へのちょっとした刺激でも、蕁麻疹を発症する可能性はあります。
それから、特に妊娠後期の妊婦に蕁麻疹は良く出る症状なので、注意が必要ですね。
なので、小さな頃持っていた食べ物のアレルギーを解消したからといって、大人になってから今更出ないかといったらそうではなく、妊娠中は普段とは違う体の状態にあるため再度現れることもありますので、食べるものに違和感を感じたらその食材は避けるようにしましょう。
4、 ストレス
食物や薬品による原因ではなく、ストレスが原因となって発生する蕁麻疹もあり、職場や学校での極度の不安や緊張、抑うつ状態が続くと知らず知らずのうちに体の中にストレスを溜め込んでしまい、突然顔が痒くなることがあります。
5、 特発性蕁麻疹
実は、原因が特定できない蕁麻疹というのもあり、蕁麻疹患者の70%以上がこの特発性蕁麻疹と言われています。
そして、一度現れただけで終わる場合、現れては消えてを繰り返す場合、違う場所への出現を繰り返す場合などがあり、それが1ヶ月以内で治まるものを急性蕁麻疹、1ヶ月以上続くものを慢性蕁麻疹と言うそうです。
現れる症状に違いはある?子供の場合は?
顔の蕁麻疹は原因も様々ありましたが、症状についても皮膚の一部が突然ぷっくりとしま模様に腫れ上がるものや、地図のような模様から楕円形がぽつぽつといった形まで様々ですよね。
そして、数時間で消えるものもあれば、数日の間かゆみや傷みを伴うこともあるそうです。
それから子供の場合は、原因不明の特発性蕁麻疹が多いのですが、その次に多いのは食物や薬、虫、植物に対するアレルギー反応、寒暖差アレルギー、日光蕁麻疹などが多いそうです。
顔の蕁麻疹の対処法!薬の注意点も
顔に蕁麻疹が出たら、まずは急いで患部を冷やす必要があるので、氷や保冷剤などタオルで包み、患部に当てることで一時的にかゆみを抑えることができます。
ただし、蕁麻疹の原因が寒冷刺激によるものである場合は冷やすことによりかえって悪化させてしまうので、冷やすことは避けるようにしましょう。
また、患部を冷やす際には、摩擦などの強い刺激を与えないように充分注意してください。
それから、体を動かして血流を良くしてしまうと症状が悪化するので、症状が落ち着くまではじっと安静にして、湯船につかることは避けるようにしましょう。
そして、体をしっかりと休めることが大切です。
薬の注意点は?
蕁麻疹でかゆみが我慢できないようだったら、市販の抗ヒスタミン剤を塗布するのも有効ですが、前述の通り蕁麻疹の原因は分かりづらいため、自己判断で市販薬を使ってしまうと、かえって悪化することもあり危険です。
そのため、蕁麻疹に薬を使うのであれば自己判断で選ばずに、皮膚科の専門医に診てもらって、症状を抑えるのに適切な抗ヒスタミン作用のある薬を処方してもらい、指示された通りに使うようにしましょう。
子供の場合の対処法の注意点は?
子供の顔に現れる蕁麻疹でアレルギー性蕁麻疹を起こしている場合、顔にかゆみや赤みが出るだけでなく、アナフィラキシーショックといって意識を失うような重篤な症状を起こす場合があります。
そして、この症状は大人でも起こりうるのですが、子供の方が確率が高く、小さな子供ほど危険です。
そのため、アレルギーの原因が分かっている場合は、食べ物や環境などに対して大人が配慮し、蕁麻疹が起きていないか都度確認してあげましょう。
そして、少しでも様子がおかしいと思ったら、一刻も早く病院を受診するようにしましょう。
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家庭に常備しておくと安心!市販されている蕁麻疹の薬
蕁麻疹は突発的に出ることが多いので、顔にも使える市販薬を一つ常備しておきましょう。
そして、おすすめなのは小林製薬の「ラナケインクリーム」で、抗ヒスタミン剤や局所麻酔剤が配合されているので、素早くかゆみを止めたい時に適しています。
なので、食物アレルギーなどで危険な状態でない限り、ちょっとした蕁麻疹の時はこうした市販のクリームを塗るのでも良いでしょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、顔の蕁麻疹の原因と対処法や子供の場合、また、薬の注意点についても詳しくお伝えしました。
顔の蕁麻疹の原因には、食物やダニなどが原因のアレルギー性のもの、気温差、ホルモンバランスの崩れ、ストレスなど心因性のものがあるのですが、ほとんどの場合は原因が特定できないもので、蕁麻疹の形や現れる時間など様々なのでしたね。
なので、まずは冷やして安静にし、血行を良くして症状を悪化させないようにお風呂は控えて、薬についてはできるだけ病院で処方してもらった方が良いとのことでした。
そして子供の場合は、ひどい場合だとアナフィラキシーショックを起こし意識を失うこともあるので、できるだけ早く病院へ行くと良いのでしたね。
それから、ちょっとしたかゆみ程度の蕁麻疹であれば、市販のラナケインクリームを常備しておくとおすすめなので、元々アレルギー性体質の人は特に気をつけるようにしましょう!
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