水疱瘡の完治の目安と治療の期間!状態を判断する際の注意点も!
水疱瘡は感染力が非常に強く、もしなってしまったら学校保健安全法で第二種伝染病に指定されているため学校や保育園に行くのは禁止されてしまいます。
そのため、水疱瘡になってしまった場合は完治したのかどうかの目安や、だいたいどれくらいの日数が必要なのか、予防接種はどうなっているのか、またどのような状態になれば良いのか知りたいですよね。
また、それ以外にも、水疱瘡の治療にかかる期間や治療法は子供や大人で違うのかも気になると思います。
そこで今回は、水疱瘡の完治の目安と治療の期間について、また状態を判断する際の注意点もお伝えします。
目次
水疱瘡の完治の目安と治療の期間について
水疱瘡の完治の目安は水疱が全てかさぶたになっているかどうかとなっていて、その状態になるまでだいたい7~10日ほどかかります。
また、治療の期間は水疱瘡の進行状況や水疱瘡の症状の重さ次第でかなり上下してしまうので、明確な期間を決めるのは非常に難しいですが、身体にできたすべての発疹が乾いたかさぶたになった状態を完治と考えた場合10日前後になるでしょう。
しかし、この水疱瘡は学校保健安全法で第二種伝染病に指定されている病気なので、状態が良くなったからといって勝手に学校や保育園に行かせるのは絶対にやってはいけません。
というのも、必ず医師による登園・登校許可が必要なので、水疱が全てかさぶたの状態になったら皮膚科や小児科を受診して、発疹の状態を医師に確認してもらってください。
そこで、医師から「水疱瘡はこの子から感染することはない」と判断してもらえれば、登園・登校許可を出してもらえるでしょう。
◇大人になって水疱瘡にかかったら何か異なるの?
水疱瘡は一度感染してしまえば再度発症することはないので、子供の病気と認識されていますが、稀に一度も感染しないで大人になる人もいるので、そのような人は水疱瘡になる可能性があります。
そして、大人が水疱瘡になってしまった場合、だるさ・発熱・食欲の低下・頭痛・発疹・発疹によるかゆみと痛みといった症状が全て重くなる傾向にあり、発熱も高熱になって長期間続く傾向にあるので注意してくださいね。
また、水疱瘡の代表症状である発疹も子供に比べて重症化しやすく、痛みやかゆみもひどいものになりますが、それ以外に口の中にもできやすく食事をするのが難しくなり、呼吸困難になる確率も高くなっています。
そのため、初期症状である発熱やだるさ、または食欲低下や頭痛では水疱瘡と気が付きにくいでしょうが、発疹が出れば水疱瘡と判断することができるので、症状に気が付いたらすぐに皮膚科に行ってください。
また、完治するまでかかる期間についてですが、大人の場合でも症状の軽重で期間が変わってきますが、早い人で10日、長くかかる人は1ヶ月もかかるそうです。
しかし、水疱が全部かさぶたに変わるのが早い人なら1週間ぐらいで済む人もいるので、そこで医師から出勤しても大丈夫という許可が出れば、発症してから1週間で出社することができるようになります。
水疱瘡の状態を判断する際の注意点はあるの?
水疱瘡が完治しているかどうかの目安は水疱がかさぶたになっているかどうかなのですが、稀に水疱にならないで発疹の状態から回復に向かう場合があるのでその点は注意してください。
ここで考えられるのは、予防接種や抗ウイルス薬投与によって症状が軽くなって水疱ができないパターンと、皮膚の二次性細菌感染や肺炎などの合併症が起きて水疱にならないパターンです。
そして、前者なら全く問題ないのですが、後者なら熱が4日以上続いたり発疹が水ぶくれにならずに化膿してしまう危険性もあるので早めに医師に相談するようにしてください。
スポンサーリンク
水疱瘡の治療法について
水疱瘡の治療方法は原因となるウイルスを抑制する抗ウイルス薬を服用して発疹や発熱を抑えることになりますが、これは発疹が出始めてから2日以内に処方することが大切で、この期間が過ぎてしまうと効果が薄れてしまいます。
また、水疱瘡には発疹や水疱によるかゆみがつきものなので、抗ウイルス薬以外にもかゆみをやわらげる塗り薬を処方されるので、水疱を潰さないように塗っていくことになります。
そして、渡される塗り薬は亜鉛化軟膏が大半でそれを発疹の一つ一つに対して塗っていきますが、水疱の状態になっているなら潰さないように優しく塗っていきましょう。
それ以外にも、痒みを減らすために抗ヒスタミン剤や潰した水疱が化膿しないようにするための抗生物質を合わせて服用する時があります。
つまり、治療法は症状に気が付いたらいち早く病院に行って抗ウイルス薬を処方してもらい服用し続けること、そして塗り薬が渡されたのなら発疹の部分に丁寧に塗っていくことになりますね。
また、予防接種をすることで感染する確率を下げることができますし、例え感染したとしても症状が軽くなり治療が非常に楽になるため早めに受けること、そして免疫をきちんと得るために2回目を受けることも大切になるでしょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか?
今回は、水疱瘡の完治の目安と治療の期間について、また状態を判断する際の注意点もお伝えしました。
まず、水疱瘡が完治しているかどうかの目安は、水疱が全部乾いたかさぶたになっているかどうかで、だいたい完治までの期間は10日前後ということでした。
そして、大人になってから水疱瘡になってしまうとすべての症状が重くなってしまいがちで、発疹が出たらすぐに病院に行くことが大切ということでしたね。
また、稀に水疱瘡になったとしても水泡にならないためかさぶたもできない人もいますが、予防接種などをしている人は症状が軽くなって水疱が出ない人もいるので気にする必要はなく、合併症になっていた場合は気を付ける必要があるということでした。
あとは、水疱瘡の治療方法は病院に行って早めに抗ウイルス薬や塗り薬を処方してもらうことなので、症状に気が付いたら病院に行って受診する必要があるということでしたね。
最後に、水疱瘡は感染力の強い病気なので防ぐのは難しいですが、流行の時期や感染への対策をしっかりと理解して、二次感染や二度目の感染を防ぐようにしましょう。
↓↓↓
「水疱瘡の流行る時期と感染予防のポイント!二回目を防ぐには?」」についての記事はコチラ!?
スポンサーリンク