パーミロールとは?使い方や褥瘡への効果!オプサイトとの違いも
パーミロールとは、皮膚にやさしいサージカルテープとして定評のある優肌絆の粘着剤を応用していて、傷の手当に便利な製品です。
なので、パーミロールの使い方で貼り方や剥がし方、褥瘡(じょくそう)への効果、オプサイトとの違いについて知りたいのではないでしょうか。
それから、パーミロールは市販されているのか、薬局での値段なども気になりますよね。
そこで今回は、パーミロールとはといったことや、使い方や褥瘡への効果、また、オプサイトとの違いについても詳しくお伝えしていきます。
パーミロールとは?褥瘡への効果や使い方など
ブヨなどに刺されて起きる結節性痒疹は完治までが難しく、薬を塗ってもなかなか落ちつかず、長引いてしまいがちです。
そんな時に補助的な治療法として組み合わせを皮膚科で提案されることが多いのが、今回紹介するパーミロールという皮膚にやさしいサージカルテープで覆う治療法です。
パーミロールは、透明な粘着入りのポリウレタンフィルムで、皮膚にくっつくサランラップのようなもので、フィルムで覆うことによって次のようなメリットが期待できます。
・ 薬の吸収を早めることができる
単純に皮膚の表面に薬を塗っただけでは薬が剥がれてしまうのですが、これをフィルムで覆うことによって剥がれる薬はなくなり、効果が強くなります。
・ ひっかいた時のダメージを軽減できる
結節性痒疹(けっせつせいようしん)は我慢できないほどのかゆみが現れることが特徴で、掻いてしまうことによって症状が悪化してしまうのですが、パーミロールで覆うことによって引っ掻いた時に直接皮膚に刺激がいかなくなり、皮膚の細胞がむしり取られることはなくなります。
つまり、血液が出ることもなく、血小板からの炎症を悪化させる成分も出なくなるのだそうです。
こうしたパーミロールのような従来のフィルムドレッシング材には、オプサイトなどがメジャーでしたが、こうした製品は剥がすときに角質層も剥離するため、傷みを伴うとともに、かぶれの原因ともなっていました。
その点、パーミロールは柔らかいゲル粘着材を使用しており、皮膚の凸凹にぴったりなじんでよく密着するので、粘着力は従来のままで、しかも剥がすときに皮膚表面の角質層をほとんど剥離したり、損傷させることがないこともメリットといえます。
さらに、フィルム・粘着材とも素材を追求し、水蒸気を非常によく通すようにしたため、長時間貼っていても蒸れにくく、剥がれにくくなり、貼っている間のかゆみも少なく、症状の改善を早めることができるそうです。
また褥瘡(じょくそう)といって、患者が長期にわたり同じ体制で寝たきりになった場合、体と支持面との接触部分が血行不全となって、周辺組織に壊死を起こす症状の予防に対してもパーミロールは効果的なため、接触部分に予めパーミロールを貼っておく方法があり、介護施設などでもよく使われているそうです。
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パーミロールの使い方は?
出典:ニトムズHP
パーミロールは、次のステップで使用してください。
1、 必要な長さにハサミで切り取ってください。
2、 中央の切れ目から剥離紙を半分だけ剥がしとります。
3、 残り半分の剥離紙部分を持って適用部位に当てた後、残りの剥離紙を剥がしつつ貼付けます。
4、 表面のカバーフィルムを中央から両側へ1枚ずつ剥がしとり、このとき、フィルムが皮膚に密着するよう、辺縁部を軽く押さえるとやりやすいそうです。
パーミロールの値段は?市販されている?
パーミロールは日東メディカルから販売されており、Amazonや薬局で市販されており、Amazonの場合は5cm×10cm×1巻で\2,641だそうです。
ぜひチェックしてみてくださいね!
【Amazon.co.jp アソシエイト】
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、パーミロールとはといったことや、使い方や褥瘡への効果、オプサイトとの違いについても詳しくお伝えしました。
パーミロールとは、透明な粘着入りのポリウレタンフィルムで、結節性痒疹(けっせつせいようしん)などの場合、薬の吸収を良くし長時間貼っていても蒸れにくく、ひっかいてしまったとしても傷のダメージを軽減させることができ、傷の治りを速くすることができるのでしたね。
そして、褥瘡といって寝たきりの高齢者や患者の接触部分の壊死の症状にも効果的で、オプサイトのような従来のラッピングフィルムよりも柔らかく、剥がしやすく、密着性も高いという特徴があるのでした。
そんなパーミロールは薬局やAmazonなどでも販売されているので、お伝えした使い方をチェックして、ぜひ活用してみてくださいね。
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