偏頭痛に効く市販薬の種類とおすすめ!効かない時の対処法も!
偏頭痛に悩んでいる方はとても多く、あまりの痛さに鎮痛剤を常備しておきたいと思っている方が多いと思います。
なので、偏頭痛に効く市販薬の種類でロキソニン、アマージ、トリプタンや、予防薬としての使い方、副作用、効かない場合、高いのかといったことについて知りたいのではないでしょうか。
それから、偏頭痛の薬で病院で処方されるものとして、イミグランやマクサルト、レルバックスについても気になりますよね。
そこで今回は、偏頭痛に効く市販薬の種類とおすすめ、また、効かない時の対処法などについても詳しくお伝えしていきます。
目次
偏頭痛に効く市販薬の種類とおすすめは?効かない時の対処法も
偏頭痛は、日本人の約8%もの方が悩まされると言われており、中でも30代の女性は5人に1人は偏頭痛もちと言われるほど多くの方にとってつらい症状です。
そして、一度痛み始めると時には動くこともできないほど痛み、日常生活に支障をきたして吐き気をもよおす方までいるようです。
そんな時、自宅の薬箱にある市販の鎮痛剤に手を伸ばしてしまった経験がある方も多いと思いますが、薬を飲めば治るかと思いきや、全然効かなかった方や、だんだん効かなくなってしまったという方が多いのではないでしょうか?
偏頭痛に市販の鎮痛剤は効かない?副作用も
そもそも市販の鎮痛剤というのは、痛みの症状そのものに対して働きかけ、一時的な軽い痛みは緩和させることができるのですが、拡張してしまった血管を収縮させる働きはないので、根本的な治療を行うことができません。
そして、痛みを緩和させる薬の成分も、ロキソニンであれば痛みが治まった方もいれば、ロキソニンは効かなかったけれどイブプロフェンは効いたといったように、人によって効き目や効く成分には個人差があるようです。
そのため、どうしても市販の鎮痛剤で一時的な症状を回避したい時のために、次の4種類が代表的なものなので、いずれかを使うことをオススメします。
・ イブクイック頭痛薬 40錠
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イブプロフェンを主成分とした鎮痛剤で、頭痛に対して即効性があるので、偏頭痛持ちの方は持ち歩いている方が多いのではないでしょうか。
そして、即効性が高い代わりに副作用も現れ、特に胃部不快感や胃痛などの症状が現れることが多いそうです。
・ ロキソニンS 12錠
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ロキソニンSは、病院で処方される解熱鎮痛剤のロキソニン60mgと同じ成分で同じ効果が期待でき、痛み全般に効き目があり、比較的強い痛みにも即効き目を現すそうです。
ただ、イブクイックA以上に副作用が強く、症状はやはり胃痛や吐き気などの消化器系の症状が多いようです。
・ バファリンA 80錠
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バファリンAはアスピリン系の鎮痛剤で、ロキソニンSよりも効き目が強く、偏頭痛に限らず強い痛みに対しても全般的に効果的です。
ただ、ロキソニンSと同じくらい副作用が強く、症状はやはり胃痛や吐き気などの消化器系の症状が多いようです。
・ ノーシン 64錠
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アセトアミノフェンを主成分とした鎮痛剤で、この4種類の中では最も緩やかな効き目ですが、小さな子供でも安心して利用でき、場合によっては妊娠中の方などでも使用できるそうです。
そのため、軽い痛みを緩和させたく、副作用も効き目も柔らかなものが良ければノーシンがオススメです。
ちなみに、これらは作用機序も成分も異なるので、どちらかが効かなかったとしてももう片方を試してみると良いでしょう。
そして、売られている値段を見ると一見高いように感じますが、こうした市販の解熱鎮痛剤はあくまで頓服利用のための薬なので、一時的に利用する分には、決して値段が高いということはないですね。
ただし、長期間服用し、常備するとなると費用も高くつきますし、依存性が高まり、徐々に痛みを緩和する効果が薄れていってしまいます。
そのため、どうしても我慢できない時の一時的な利用にとどめるようにし、病院を受診して次で紹介するような薬を処方してもらうことをオススメします。
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偏頭痛の薬で病院で処方されるものは?
病院を偏頭痛で受診すると、血管拡張を抑える薬を処方してもらえるので、偏頭痛の根本原因から解決することができます。
そして、処方薬の代表的なものには、トリプタン系の薬剤で「イミグラン」「ゾーミッグ」「レルパックス」などの5種類の薬があり、血管及び三叉神経などに直接作用し、働きかけることで血管が収縮し、偏頭痛の症状が和らぎます。
ちなみに、これらの薬は飲むタイミングが重要で、偏頭痛の症状が出始めた頃の軽度の時が良いそうです。
そして、トリプタン系の薬剤が使えない場合や効かない場合は、トリプタン系の薬剤よりも古くから偏頭痛の治療に使われてきたエルゴタミン製剤のマクサルトや、ナラトリプタン塩酸塩のアマージが処方されるそうです。
一方で、病院でも偏頭痛の症状が軽い場合は、鎮痛効果のあるアセトアミノフェンや非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)などが処方されることがありますが、市販薬と同様に、痛みが出始めた初期の症状での服用が効果的と言われているので、痛みがひどくなる前に飲むようにしましょう。
そして、病院での処方薬も市販薬と同様に、薬を飲んでいると安心するからといって、偏頭痛の予防薬として飲んでいると薬物への依存性が高まり症状が悪化したり、効き目が弱くなってしまうことがありますので、長期間の服用は避けてください。
それから、病院では偏頭痛の予防薬として、カルシウム拮抗薬、抗てんかん薬、βブロッカーが処方され、いずれも保険適用だそうです。
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偏頭痛で吐き気が現れるのはなぜ?薬も
ズキズキとした偏頭痛に伴って吐き気が現れると本当につらいですよね。
こうした偏頭痛によって現れる吐き気は、三叉神経と関係があって、頭の中で血管が拡張し、周囲にある三叉神経を刺激すると、痛みの原因物質が放出されて、血管の周りに痛みが現れ、それが痛みとして認識されて偏頭痛が起こります。
そして、この三叉神経からの刺激は大脳に情報として伝えられるのですが、吐き気をコントロールする嘔吐中枢にも刺激が現れるので、吐き気や嘔吐も現れてしまうのですね。
そのため、吐き気が特にひどい時には、病院で吐き気止めの薬(プリンペラン、ナウゼリン)も一緒に処方してもらい、症状を緩和させるようにしましょう。
こうした偏頭痛の症状は慢性化、難治化させないことが大切で、できるだけ早く医師に診てもらい、上手に薬と付き合いながら症状を緩和させていくことをオススメします。
そして、偏頭痛による吐き気に関しては次の記事でより詳しく説明しているので参考にしてください。
(関連記事:偏頭痛で吐き気や寒気の時の原因と対処法!めまいや下痢の時も)
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、偏頭痛に効く市販薬の種類とおすすめ、また、効かない時の対処法などについても詳しくお伝えしました。
偏頭痛に効く市販薬としては、イブクイック頭痛薬、ロキソニンS、バファリンA、ノーシンの4種類を紹介し、個人差があるので成分、作用機序、効き目も異なるものを使い分けると良いのですが、軽い症状を一時的に緩和させる効果しかないので、長期間利用したり常用していると効き目がなくなることもあるのでしたね。
なので、早めに病院を受診し、トリプタン系やエルゴタミン製剤を処方してもらい症状が軽度の間に服用して治すと良く、予防薬にはカルシウム拮抗薬などがあるので、病院の処方薬も長期間乱用しないことがポイントなのでした。
さらに、病院では偏頭痛による吐き気止めの薬も処方してもらえるので、慢性化する前に早めに病院を受診し、軽度のうちにしっかり治すようにしましょうね!
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