ロタウイルスの大人への感染経路と症状!治療法や仕事の対応も!

画像1ロタウイルス感染による胃腸炎は、決して子供だけの病気ではなく、大人にも感染しますが、大人の場合には子供と同じように下痢や嘔吐といった重症になる時と、それとは違った症状になる時があります。

そして、重症になった場合には、ある程度の期間仕事を休むことになってしまうケースもあるようです。

一体、ロタウイルスに大人が感染すると何が原因でこのように症状に違いが出てしまうのか、症状によって治療法も違うのかなど、疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は「ロタウイルスに大人が感染した時」をテーマに、感染経路や症状、病院での治療法と薬、仕事への対応についてをご紹介します。

スポンサーリンク

ロタウイルスの大人への感染経路は?

画像2

ロタウイルスが大人に感染する時の感染経路は、次の2つが考えられます。

1:ロタウイルスに感染した自分の子供から感染する

2:自分の子供以外の、他の場所で感染する

このうち圧倒的に多いのは1ですが、自分の体調次第では2の経路も考えられます。

それでは、2つの感染経路についてを詳しくご説明します。

1:一番多いのは「自分の子供から感染する」場合

ロタウイルスにかかった自分の子供を看病しているうちに、両親や他の家族に感染してしまったというのは一番多いパターンです。

その理由のひとつには、ロタウイルスは非常に感染力が強く、家庭のような狭い場所ではウイルスを避けるのが難しいということが挙げられます。

ちなみに、ロタウイルスは感染した人の便や嘔吐物、鼻水などに含まれており、それに触れた手が口などに入ったり、乾燥した嘔吐物が空気中に広がったものを吸い込んだりすることで感染しますが、わずか10個ほどのウイルスでも感染が起こってしまいます。

また、もうひとつの理由として、看病による疲れやストレスで体力や免疫力が低下し、感染症にかかりやすい状態になっていることが挙げられます。

ですので、ロタウイルスに感染した自分の子供を看病していたら、自分もなんだか体調が良くない…という場合には、ロタウイルスの感染を疑った方がいいでしょう。

2:油断できない「それ以外の理由で感染する」場合とは?

家にロタウイルスに感染した子供がいない場合でも、職場などに感染している人がいれば、そこから感染してしまうことがあります。

詳しくは後ほど説明しますが、大人がロタウイルスに感染した場合には、他の病気と見分けにくい症状が出ることがあるのです。

そして、たとえ他の病気とは区別が付けにくい症状しか出ていなくても、感染した人はロタウイルスを体から排出していますので、本人も気づいていないそのウイルスに感染してしまうことがあります。

ですので、周囲にロタウイルスに感染した家族がいるという人が体調不良を訴えている場合には、その人から感染してしまうことがあるというのも覚えておきましょう。

ロタウイルスが大人へ感染した時の症状は?

画像3

大人がロタウイルスに感染した場合は、すでに免疫ができていますので、通常は倦怠感や軽い胃のむかつきといった症状が出る程度です。

しかし、ストレスや他の病気などで免疫力が低下している人は、子どもと同じように嘔吐や下痢といった激しい胃腸炎の症状が出ることがあります。

そして、その場合には激しい嘔吐や白い便が特徴的な下痢の他、人によっては38℃を超える発熱などの症状が現れ、それが3~7日ほど続きます。

ロタウイルスに大人が感染した時の治療法は?薬はあるの?

画像4

ロタウイルスに対する治療は、大人も子供と同じように「水分補給をしっかりと行い、安静にする」というものです。

なぜならば、ロタウイルスを撃退する薬というものはなく、その時に起きている症状をケアしながら自分の免疫力を高めて対処するしかないからです。

なお、嘔吐や下痢が現れている場合には吐き気止めや下痢止めの薬を使いたくなってしまうかもしれませんが、これらの症状は体がウイルスを追い出そうとする防衛機構のようなものですので、無理に薬で止めてしまうと余計に症状が長引いてしまいます。

ですので、薬で嘔吐や下痢を止めるのはできる限り避け、どうしても使いたい場合にはかかりつけ医などに相談してみることをおすすめします。

スポンサーリンク

ロタウイルスに大人が感染したら、仕事に行ってもいいの?

画像5

ロタウイルスに感染している場合、特に下痢や嘔吐の症状が出ている時には、仕事は休んだ方がいいでしょう。

なぜかというと、下痢や嘔吐などの激しい症状が出ている時には、それだけ体の外へとウイルスが大量に排出されているということを意味しており、職場の人たちにうつしてしまう可能性が高いからです。

そして、下痢や嘔吐が収まれば出勤してもいいのですが、激しい症状が消えてからもおよそ数週間はウイルスが体から排出されていますので、その間にも他の人へうつしてしまわないように手洗いなどの対策をきちんと行うようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか。

大人がロタウイルスに感染する場合、ほとんどはすでに感染している自分の家族からうつってしまうということが多いようです。

なお、大人がかかってもすでに免疫を持っているために症状は軽いのが普通ですが、ストレスなどで免疫力が低下している場合には、子供と同じように激しい下痢や嘔吐といった症状に見舞われてしまいます。

また、ロタウイルスは薬で治るといったものではなく、下痢止めなどの使い方によっては症状が長引くことになるので、症状がひどい時にはなるべく仕事を休んで、病状の回復に努めた方がいいでしょう。

ですが、普段からできるだけ予防を心がけて、ロタウイルスに感染しないようにしたいものですね。
↓↓↓
「ロタウイルスがうつるのを防ぐ効果的な方法!感染予防!」についてはコチラ!?

スポンサーリンク

このページの先頭へ