ロタウイルス感染の原因となる食べ物！食べる際の注意点も！

[原因]

画像1ロタウイルスは、2月から5月にかけてをピークに小さな子供を中心に流行する胃腸炎の原因となるウイルスのひとつです。

そして、同じように胃腸炎を起こすウイルスとして知られているノロウイルスは、食べ物が原因となって起こることがあるようですが、ロタウイルスも食べ物から感染することがあるのでしょうか。

そこで、今回はこの点に注目し、ロタウイルスの原因は食べ物にあるのかということや、ロタウイルスにかからないために気をつけたい食べ方の注意点などについてをご紹介していきます。

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ロタウイルスにかかるとどうなるの？

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ロタウイルスに感染すると、2～4日の潜伏期間の後、3～9日間ほど嘔吐や白色をした水のような下痢、発熱といった症状が現れます。

特に、小さな子供が感染した場合には症状が重くなることが多く、脱水症状から入院することもある他、けいれんや肝機能異常、腎機能不全、心筋炎などの命に関わる合併症が起こることもあるので、小さなお子さんがいるご家庭では特に注意が必要です。

ロタウイルス感染の原因になる食べ物！その他の感染源も

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ロタウイルスは感染力が非常に強く、たった10個ほどのウイルスが体内に入っただけで感染してしまいます。

そして、ウイルスが体内に入るルートはほとんどが口からですので、ロタウイルスが流行する時期には口に入るものに気をつけなければなりません。

では、ロタウイルスが口から体内に入る原因には、どのようなものがあるのでしょうか。

1：食べ物からうつる!?

ロタウイルスは、二枚貝が原因の1つとされるノロウイルスのように、特定の食べ物が感染源になるとはされていません。

なぜならば、食材そのものからロタウイルスが検出された例はなく、今までロタウイルスが原因となった食中毒は調理済みのちらし寿司や冷水器の水が原因となっていたからです。

つまり、ロタウイルス感染症は、ウイルスに汚染された手で調理したり、触ったりした食品を食べたことによる感染がほとんどなのです。

しかし、貝類はその住んでいる場所がウイルスに汚染されていると、それを体内にためこんでしまうことがあるので、二枚貝を食べる時には十分注意する必要があるでしょう。

2：おもちゃやタオルも原因!?

口に入るものというと、食べ物や飲み物ばかりを考えてしまいますが、ロタウイルス感染症が小さな子供に多いということを考えると、他にも気をつけるべきことがあります。

というのも、先ほどご紹介したようにロタウイルスはウイルスに汚染された手で触れたものを口に入れることで感染してしまうので、おもちゃをなめたり、タオルを使いまわしたりすることで感染してしまう可能性があるからです。

特に、何でも口に入れてしまうクセがあるお子さんの場合には、食べ物以外にも注意を払った方がいいでしょう。

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ロタウイルスの原因にならない食べ方はこれ！

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さて、ロタウイルスはウイルスがついた手で触ったりした食べ物などが原因となるというお話をしましたが、食べる時にいくつかの点に気をつけることで、感染するリスクを減らすことができます。

それでは、ロタウイルスにかからないようにするために、食べる際に注意したいことをご紹介します。

1：加熱をしっかり行おう！

ノロウイルスと同様に、ロタウイルスも加熱をすることでウイルスは感染力を失うことが研究によってわかっていますので、食材をしっかり加熱し、できる限り生食は避けた方がいいでしょう。

なお、ノロウイルスの場合には食材の中心が85℃～90℃で、90秒以上加熱するのが望ましいとされていますので、ロタウイルスもこれを目安に加熱し、生焼けや半生の状態で肉類や魚介類を食べるのは避けたいものです。

また、どうしても生野菜などが食べたい場合には、必ずよく洗ってから食べるようにしてください。

2：食べる前や調理前には必ず手洗いをしよう！

これは食べ方とは言えないかもしれませんが、調理前や食べる前にはよく手や調理器具を洗うことも大切です。

なぜならば、手洗いによって自分の手についたウイルスから感染してしまうというリスクを減らすことができるからです。

なお、手洗いは「せっけんで30秒以上もみ洗いをする」というのがウイルスを減らす効果がある洗い方ですが、小さいお子さんなどはサッと洗うだけで済ませてしまうこともありますので、手洗いの間に歌を歌うなど、工夫して手洗いを習慣づけたいものですね。

まとめ

いかがでしたか。

ロタウイルスの原因となるのは、ウイルスがついた手で触ったりした食べ物が多いのですが、貝類などは体内にウイルスをためこんでいることがあるので注意した方がいいでしょう。

また、ウイルスは加熱によって感染力を失うので、食べる時には生食をできるだけ避けて、しっかりと中心まで加熱されているものを食べるようにすることが大切です。

加えて、食べる前や調理の前にはせっけんを使って手洗いをしっかり行うことで、さらに安全に食事をすることができます。

ですので、普段から手洗いを習慣にするとともに、その他の予防法なども使ってロタウイルスへの感染を予防したいものですね。
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