虫刺されが血管に沿って線状に点々とできる時の原因と対処法!
夏の暑い季節などに、庭の手入れやレジャーの後に、肌がかゆいので虫刺されだと思って放っておくことが多いと思いますが、虫刺されは悪化する危険のある皮膚炎です。
そして、虫刺されだと思って軽く見ていたら、血管に沿って線状に点々と発疹が現れていたことはないでしょうか?
これはある虫の毒素が原因になっているので、詳しい仕組みや対処法などを知っておきたいですよね。
そこで今回は、虫刺されが血管に沿って線状に点々とできる時の原因や対処法について詳しくお伝えしていきます。
虫刺されが血管に沿って線状に点々とできるのはなぜ?
皮膚にポチッとできた赤い腫れを見て、虫刺されだと思ってムヒを塗っておいてもなかなか治らず、線状に点々と発疹が現れてきたことはないでしょうか?
これは、アオバアリガタハネカクシ(別名:やけど虫)を始めとした何種類かの虫を踏んだりすることで、虫の体液の毒素が入ったことが原因で起こる「線状皮膚炎」という症状です。
そして、一般的な虫刺され用のムヒなどの薬では効かず、ひどくかゆがって、痛みが生じることが特徴的で、痛いと訴える回数も増えて赤い点々が次々と増えていきます。
それから、この場合の虫刺されは、血管に沿って線状に点々とできるのですが、これは体に毒素が入ってきたことで、免疫機能が働き、血管に炎症が起こるので、血管に沿って点々とした内出血のような見た目となってしまうのです。
そして、ひどくなると発疹が一本の線のようにつながってしまい、水ぶくれのように膨れるので、早めの対処が必要です。
また、線状皮膚炎は、アオバアリガタハネカクシに限らず、次のような様々な種類の虫が原因で感染してしまいます。
・カミキリモドキ類
・マメハンミョウ類
・ゲンセイ類
・ゴミムシ類
・オサムシ類
そして、虫の種類によっては症状が軽く一時的なこともありますし、一方で症状が現れるまで時間がかかり、重症になるなど様々だそうです。
対処法はコチラ!
アオバアリガタハネカクシは照明に誘われて家の中にも入ってきて、払いのけると分泌された体液が皮膚に付着し、これが原因で線状皮膚炎が現れてしまいます。
そのため、見たことのない虫が家の中に入ってきたら、むやみに手ではたこうとせず、はえたたきなどを使って直接触れないように注意が必要です。
また、もしも直接触れてしまった場合は、すみやかに水で洗い流し、肌に毒素が付着したままにしないようにすることが大切です。
それから、気づかぬうちに皮膚炎にかかっていることも多いので、異変に気づいたら、すぐに皮膚科を受診し、対処するようにしましょう。
そして、皮膚科ではかなり強めのステロイド外用薬と、皮膚がただれている場合は抗菌薬配合の外用薬が処方されるので、使用上の注意を守って治療を行いましょう。
こうして対処を行えば、2週間以内には炎症も消えてキレイになりますが、対処が遅れると色素沈着を残す場合があるので注意が必要です。
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家でできる虫刺され予防は?
虫刺されの原因となる虫は複数種類いるので、全てに対処するのは難しいですが、次のような基本を押さえて、家でも予防につとめるようにしましょう。
・蚊取り線香
蚊の退治と言えば蚊取り線香というくらいスタンダードな商品ですが、蚊による虫刺されが最も多いため、一家に1つはキンチョールをおいて、特に夜眠る前に窓辺でたくと良いでしょう。
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・アロマやハッカ水を活用
蚊だけでなく、ブヨなどの虫も、人間にとって良い香りであるラベンダーなどのアロマや、ハッカなどの香りを嫌う傾向にあります。
そのため、寝室でアロマポットを使ったり、ハッカ水の入った小さなボトルを玄関や庭先などに置いておくと、虫を追い払うことができますよ。
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・窓を開けっ放しにしない
夜は暑いので、エアコンを節約して窓を開けっ放しにする方もいると思いますが、これによって線状皮膚炎の原因となるアオバアリガタハネカクシが室内に入ってきてしまいます。
そのため、窓を開けるなら、網戸にストッパーなどをつけてすきまを作らないようにすると良いですし、熱中症予防のためにもエアコンは適度に使うようにしましょう。
・水たまりを作らない
特に蚊などは、わずかな水たまりができただけでも繁殖し、大量に増える虫なので、ベランダや庭先などに、水たまりを作らないように気をつけると効果的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、虫刺されが血管に沿って線状に点々とできる時の原因や対処法について詳しくお伝えしました。
まず、虫刺されが血管に沿って線状に点々とできる時は、線状皮膚炎といってアオバアリガタハネカクシなどが原因で起こる皮膚炎の可能性が高いのでしたね。
そして、これらの虫の毒素が体の中に入ったことで免疫機能が働き、血管から血が流れ出すので、血管に沿って線状に点々ができ、ひどくなると一本の線のようにつながって水ぶくれ状態になってしまうのでした。
そのため、もしもこうした虫を見かけたら直接触れないようにし、触れてしまったら水で洗い流して、すぐに皮膚科を受診し、ステロイド外用薬や抗菌配合薬を使って対処すれば2週間以内に治るのでした。
線状皮膚炎は室内に虫が入り込んで感染することが多いので、そもそも室内に虫が入ってこないようアロマなどを活用して、予防につとめるようにしましょう!
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