胃腸炎でげっぷが出る時の対処法!お腹の張りやガスがたまる時も

胃腸炎といっても原因や症状が様々なものがありますが、症状の共通点としては下痢や嘔吐などの胃腸器官へのダメージが大きいことがありますよね。

そして、胃腸炎のタイプによっては、お腹の張りを感じたり、ガスがたまる時もあるそうなので、気になりますよね。

また、胃腸炎でげっぷが出る時の対処法なども知っておきたいのではないでしょうか?

そこで今回は、胃腸炎でげっぷが出る時の対処法や、お腹の張りやガスがたまる時について詳しくお伝えしていきます。

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胃腸炎でげっぷが出るのは何が原因?お腹の張りやガスがたまる時も

胃腸炎には、ノロウイルスやアデノウイルスなどが原因とされるウイルス性の胃腸炎と、食材が持つ様々な細菌が原因で起きる細菌性の胃腸炎と、大きく分けて2つのタイプに分かれるそうです。

そして、どちらも胃腸系に障害が出るので「胃腸炎」と言うのですが、症状を詳しく見ていくと少し異なる点があるようで、お腹の張りがある時には、細菌性胃腸炎の場合が多いです。

細菌性胃腸炎とは?

細菌性胃腸炎は、食べ物の調理が不十分である場合や、調理する人の除菌不足などが原因によって、次のような細菌が増殖していることにより人に感染します。

・カンピロバクター(豚肉、鶏肉)

・サルモネラ(卵、鶏肉など)

・病原性大腸菌(牛肉など)

・腸炎ビブリオ(牡蠣などの魚介類)

・黄色ブドウ球菌(おにぎりなど)

ただし、細菌が付着していても、腐敗しているわけではないので、臭ったり、見た目で判断できないことが特徴なので、怖いですよね。

そして、飲食店やコンビニなどの外食だけでなく、家庭で普段食べている食事や、お弁当などにも入っていることが多いとされています。

細菌性胃腸炎の症状は?げっぷやお腹の張り、ガスなども

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それから、症状の特徴としては、まずは腹痛や発熱、血便などから始まり、お腹が張った状態になってから吐き気や嘔吐、下痢などが現れます。

そして、細菌性胃腸炎の場合は抗生剤で体の中の細菌を退治することで治るので、病院で薬を処方してもらって服用すると良く、だいたい1週間ほどで回復すると言われています。

ただ、急性胃腸炎の症状がなくなってもお腹の張りを感じたり、ガスがたまってげっぷが出る方も多いと思います。

これは急性胃腸炎というよりも、慢性胃腸炎の方に多い症状で、胃の調子が悪くて消化不良が起こり、食べ物が腸内に長期間残ってしまっている状態だそうです。

このことにより、今度は腸内の環境が悪くなってガスがたまり、おならが出たり、一方で胃の機能低下によって胃の内圧が上がるので、げっぷが出てしまうのですね。

また、慢性胃腸炎によって、ピロリ菌などの増殖が原因でこうした症状になる方も多いようですが、基本的な仕組みは一緒で、胃の調子が悪化していることが原因とされています。

対処法はコチラ!

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胃腸炎でのお腹の張りやガスがたまったり、げっぷで悩んでいる場合には、胃の働きを促進させる次のような薬を処方してもらうと良いでしょう。

・プリンペラン

・ナウゼリン

・ガスモチン

・ガナトン

また、病院は内科で良く、細菌性胃腸炎などにかかった後の症状であればその経緯を話し、医師と相談すると適切な薬を処方してもらえますよ。

ちなみに、薬局でも「ガスピタン」などのガスがたまった場合に効く胃腸薬も販売されているので、病院に行く時間がない時には試してみましょう。

そして、回復するまでの期間は、食事にも気をつけ、香辛料の入った辛くて刺激の強い食べ物や、肉類や食物繊維がたくさん含まれた野菜など、消化に負担をかける食べ物は避けるようにしましょう。

それから、おかゆやかぼちゃのポタージュなど、消化を促し、胃腸に優しいものを意識してとるようにすると、次第に良くなっていくのでオススメです。

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ウイルス性胃腸炎の原因は?対処法も

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急性胃腸炎には、細菌性胃腸炎の他にも、ウイルス性胃腸炎があり、これは、幼児の経口感染が多いロタウイルスや、成人を対象に牡蠣などの集団食中毒などの感染が多いノロウイルスが代表的です。

そして、このほかにもアデノウイルスなど様々なウイルス性胃腸炎が存在し、乳幼児だけでなく幅広い世代の人に感染する危険性があるので注意しましょう。

そして、ノロウイルスの場合、発症から2週間ほどの間は、便からウイルスが排出されるため、周りへの感染などの危険性が残り、ノロウイルスなどは原因の食べ物を直接口に入れるより、人から人へ感染する確率の方が高いという研究結果まで出ているそうです。

そのため、例えば家庭内や学校などで感染者が出た場合は、マスクの着用と手洗い・うがいを徹底し、予防に十分注意しましょう。

また、感染者の嘔吐物や下痢の処理にも注意が必要で、乾燥しないうちにできるだけ早く、マスクを着用し、使い捨ての手袋を装着してからペーパータオルで拭き取り、しっかりと消毒するようにすると良いでしょう。

特に家庭内での感染例が多いため、タオルの共用を避けたり、洗濯物や、食事をする場所は分けるなどのこまめな配慮が大切です。

そして、ウイルス性胃腸炎の場合は細菌性胃腸炎のように抗生剤が効かないため、自然とウイルスが体から排出されるまで安静にするしか対処法がなく、ひどい下痢や嘔吐が続くと脱水症状になる危険性があるので、十分注意しましょう。

そのため、水分補給はこまめに行い、塩分もバランス良くとって、体をひやさないように注意し、もし感染者がぐったりと動かなくなっている場合は、病院へ行って点滴投与を行うなどして対処するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、胃腸炎でげっぷが出る時の対処法や、お腹の張りやガスがたまる時について詳しくお伝えしました。

まず、胃腸炎は2種類に分かれ、細菌性胃腸炎の場合は先にお腹の張りが生じてから下痢や嘔吐が現れますが、抗生物質の服用で治るのでしたね。

ただ、回復後もお腹の張りやガス、げっぷなどの症状が現れる場合は、胃の機能が低下したことで腸に食べ物が長期間残り、胃の内圧が上がってげっぷが出るので、胃の働きを促進させる薬を飲むと治るとのことでした。

また、ウイルス性胃腸炎は、感染者の人から人へとうつす感染例も多くあるので、家庭内などでの感染予防には十分注意が必要で、できるだけ早く適切な処理をし、感染者の回復を待つと良いとのことでした。

胃腸炎の回復後は、胃腸の機能がかなり弱っているので、消化の良い食べ物を食べて、元通りに戻れるようしっかりサポートしましょうね!
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