ロタウイルスで高熱が下がらない時の対処法や発熱が続く期間!

画像1ノロウイルスと共に名前が挙がってくるのがロタウイルスですが、どういうウイルスかをご存知ではない方もいらっしゃると思います。

そして、嘔吐や下痢がロタウイルスの典型的な症状かと思われがちですが、熱が併発して出ることがほとんどです。

さらに、ロタウイルスによる発熱は高熱であることが多く、なかなか熱が下がらないこともあり、心配することが多いかと思います。

ですので今回は、ロタウイルスがどういうウイルスで、その症状と発熱などの期間、高熱が下がらない時の対処法をお伝えいたしたいと思います。

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ロタウイルスとはどういうウイルスなの?

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ロタウイルスは、ラテン語でロタは車輪という意味が表す通り、顕微鏡で見てみると車輪のような形をしていることからその名前が付きました。

そのロタウイルスの大きさは、直径約100ナノメートル(1万分の1ミリメートル)ほどで、ノロウイルスの倍ぐらいの大きさになります。

そしてロタウイルスにはA~G群という分類があり、人間に流行を引き起こすのは大部分がA群で少しながらC群もあり、2月~5月にかけて乳幼児、子どもに流行することが多いそうです。

もちろん大人にも感染しますが、ロタウイルスは1度感染すると免疫ができるウイルスですので、乳幼児に比べると軽く済むことが多いとされています。

さらに注意すべきなのがその感染力で、ロタウイルス10~100個程度が体内に入っても感染しますし、また、感染後たった0.01mlの下痢便が手についてる人が作った食事を食べても、1万人が感染するほど強いものなのです。

ロタウイルスの症状とは?

それではロタウイルスにはどういった症状があるかというと、嘔吐・腹痛・下痢(白っぽい便が出ることが特徴的)、そして発熱です。

では、その症状がどのくらい続くのかというと、嘔吐は1~2日間、腹痛・下痢は長ければ1週間、発熱は1~2日間という期間になります。

しかし、注意しなくてはならないのは発熱で、ロタウイルスは38度以上の高熱が出ることが多く、脳炎や心筋炎に発展してしまうこともあります。

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ロタウイルスで高熱が下がらない時の対処法は?

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症状のところにも書きましたが、ロタウイルスの高熱は通常1~2日間続きますので、すぐに下がってくるものではありませんし、高熱が出ているということは体の中でウイルスと戦っている証拠でもあります。

そのため、解熱剤などで熱を強引に下げてしまうと、一時的に良くなったように感じるかもしれませんが、ウイルスを撃退する力が弱まり、かえって症状が悪化することがあります。

ですので、ロタウイルスで高熱が下がらない時に大事なのは、快適な環境で安静にさせることと、脱水症状の防止のためにこまめに水分補給をしてあげることです。

しかしながら、あまりに長期間高熱が下がらない場合は、合併症の危険性もありますので速やかに病院を受診するようにしてくださいね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ロタウイルスは車輪のような形をしたウイルスでA~G群までありますが、人間に感染する大半はA群のもので、乳幼児に多いということでした。

さらに、その感染力はロタウイルスが体内に10~100個程度が入っても感染する可能性があるほど強いものでしたね。

そして、ロタウイルスの症状は、嘔吐・腹痛・下痢・発熱で、嘔吐・発熱(高熱)は1~2日間、腹痛・嘔吐は長ければ1週間ほど続きますが、高熱が下がらない時は、解熱剤に頼らず、安静にし、脱水症状の防止のために水分補給をこまめにするということでした。

ロタウイルスは非常に感染力の強いものですので、お子さんの看病をしている親御さんもしっかりと予防対策をして共倒れにならないようにしてくださいね。
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