胃腸炎の胃痛はいつまで続く?痛みを和らげる方法と効く薬!

画像1胃腸炎になると、嘔吐や下痢の他にも胃痛などの辛い症状がいくつも出てきて、いったいいつまでこの状態が続くのかと不安になる方も多いことでしょう。

実は、胃腸炎の痛みにはさまざまな原因があり、それによって胃痛が続く期間も違ってくるというのをご存知ですか。

また、胃腸炎の原因を正しく知ることで、自分のより症状に合った薬選びもできるようになります。

ですので、今回は胃腸炎の原因の他、おすすめの薬のご紹介や薬を使わずに痛みを和らげる方法についてをご紹介します。

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胃腸炎には3つのタイプがある!?

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胃腸炎とひと口に言っても、その原因は様々で、中にはなぜ症状が起きているのか原因がはっきりとしないものもあります。

そのため、自分の症状がどれに当たるのかということがはっきりしていないと、間違った対処をしてしまうかもしれません。

ですので、まず最初に胃腸炎の主な原因についてをご紹介します。

1:細菌やウイルスの感染症

胃腸炎で最も多いのが、細菌やウイルスの感染によって胃腸に炎症が起きているというパターンです。

例えば、子供に多いロタウイルスや、大人も苦しむことのあるノロウイルス、その他には食中毒の原因菌であるサルモネラ菌や大腸菌などに感染すると、激しい嘔吐や下痢、腹痛などの症状が起こります。

そして、この嘔吐や下痢は細菌やウイルスを体の外へ排出しようとする体の働きですので、一般的には無理に薬などで嘔吐や下痢を止めたりせず、安静にすることが治療法となります。

2:原因不明!?神経性胃腸炎とは

神経性胃腸炎とは、現在では「機能性胃腸症」「機能性ディスペプシア」といった名前で呼ばれており、潰瘍やガンのような表立った病気は見つからないにもかかわらず、胃痛や胃もたれ、腹部の膨満感などの症状が現れる病気です。

そして、原因は心理的ストレスや刺激物の摂り過ぎといったような胃腸に対しての直接的なストレスだとされていますが、なぜこのような症状が起こるのかというのは解明されていません。

そのため、治療においては生活習慣の改善と同時に様々な薬の組み合わせが試されています。

3:暴飲暴食も胃腸炎の原因!?

食べ過ぎ・飲み過ぎで胃がもたれる、胃が痛いといった経験は誰にでもあると思いますが、それが続いていると胃腸炎になってしまう場合があります。

なぜかというと、暴飲暴食をすると、消化できる量以上の食べ物が胃に入ることになるので、胃酸が過剰に分泌されます。

すると、その過剰に分泌された胃酸が胃の粘膜を傷つけ、その部分から炎症が起こってしまうのです。

ですから、いつも食べ過ぎてしまう、辛いものやアルコールのような刺激のある食べ物が好きという方は少し食生活を改めたほうがいいかもしれませんね。

辛い胃痛はいつまで続くの?

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胃痛がいつ頃治まるかというのは、どのタイプの胃腸炎を起こしているのかによって違ってきます。

細菌やウイルスに感染しているタイプであれば、早くて2~3日、遅い場合には1週間程度は胃痛が続くようです。

しかし、神経性胃腸炎の場合では、症状の原因がはっきりとしないため、数ヶ月にも渡って胃痛が続いてしまうケースがあります。

また、暴飲暴食が原因の場合には、食生活に気をつければ1日から数日程度で胃痛は治まりますが、暴飲暴食を続けていればその間は胃痛が続いてしまうでしょう。

胃痛を和らげる方法を試してみよう!

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辛い胃痛を和らげるために、すぐに薬を飲むという人も多いとは思いますが、薬以外の方法でも胃痛を和らげることはできます。

ですので、手元に薬がない時などには、これからご紹介する方法を試してみてはいかがでしょうか。

1:胃腸に刺激を与えない生活をしよう

まず、胃腸に負担をかけないということが大切なのですが、一番簡単なのが温めるということです。

なぜかというと、冷たいものを摂ることや体の冷えは胃腸の刺激となったり、逆に働きを鈍くさせてしまい、結果として痛みが悪化してしまう可能性があるからです。

そのため、冷たいものは避け、温かいものを摂ることを心がけるとともに、体を冷やさないように気をつけるようにしましょう。

また、神経性胃腸炎では睡眠を確保するなど、生活習慣全体を整えていくことも大切になってきます。

2:ツボを押してじっくり改善

ツボ押しは道具もいらず、場所も取りませんので、急な胃痛を和らげる時などに役立つ方法だと言えます。

中でも、胃痛の時によく使われるツボは、みぞおちとヘソのちょうど中点に位置する「中カン(ちゅうかん)」、ひざの骨を親指と人差し指で囲った時に中指が当たる点にある「足三里(あしさんり)」、胃の裏側あたりの背骨の両側にある「胃兪(いゆ)」などです。

なお、ツボの効果はすぐに現れるというものではありませんが、しばらくの間優しくツボのあたりをマッサージすることで少しずつ効果が出てきます。

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タイプ別・胃痛におすすめの薬はこれ!

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さて、やはり胃痛をすぐに薬で和らげたいという方のために、最後におすすめの薬についてをご紹介します。

そして、先にお話したように胃腸炎にはいくつかのタイプがありますので、タイプごとにおすすめの薬が違います。

ぜひ、ご自分のタイプに合った薬を選んでくださいね。

1:感染性胃腸炎におすすめの薬

感染性胃腸炎では、病院で診察を受けても細菌に感染している場合に抗菌薬が処方されることがある他には、基本的には水分補給をしっかりするよう指導されるだけで、これといった薬は処方されません。

ですが、漢方薬の「五苓散(ごれいさん)」は、吐き気や嘔吐、腹痛や下痢などに適応とされており、実際に五苓散を感染性胃腸炎の薬として挙げている医師もいますので、症状の改善が期待できます。

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2:神経性胃腸炎におすすめの薬

神経性胃腸炎の場合には、症状がはっきりしない場合には「第一三共胃腸薬」のようなさまざまな症状に対しての有効成分が含まれているものをおすすめします。

また、漢方薬では、胃の働きを正常にする働きのある「六君子湯(りっくんしとう)」や、胃痛や腹痛、胸焼けに効く「安中散(あんちゅうさん)」という薬が神経性胃腸炎の治療のためによく使われます。

とりわけ、神経性胃腸炎は、胃腸以外にもさまざまな要因が関係していると言われていますので、病院でも漢方薬が使われることが多いようです。

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3:食べ過ぎによる胃腸炎におすすめの薬

食べ過ぎによる胃酸過多から胃腸炎を起こしている時には、胃酸の分泌を抑える効果のあるH2ブロッカーが配合された「ガスター10」や「アシノンZ」などの市販薬がおすすめです。

また、漢方薬が配合された「タケダ漢方胃腸薬K」は先に挙げた2つよりも効果が穏やかですが、症状が軽い場合などには向いています。

まとめ

いかがでしたか。

胃腸炎による胃痛はその原因によって痛みの続く期間も違いますし、それぞれの原因に合わせた治療法がありますので、まずはご自分の胃痛がどこから来ているのか、生活習慣をチェックしてみてはどうでしょうか。

また、今回ご紹介したツボや市販薬の他にも、食事や食べ物を変えることによって胃痛を和らげるといった方法もありますので、生活のさまざまな面から対策をして、辛い症状をなるべく早く和らげるようにしたいものですね。
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