乳児や幼児のあせもの治し方と注意点!市販薬のおすすめも!

1乳児や幼児のあせもは予防してもできやすく、夏前に湿疹ができている子も見かけますが、症状は腕や足、さらに頭皮や顔に及ぶこともあり、かゆみを伴うことが多いようです。

でも、乳児や幼児のあせもの治し方として病院で診察を受けるのと市販薬を使うのでは、どちらが良いのでしょうか。

そして、乳児や幼児のあせもの薬ではアズノール軟膏やステロイドなど、処方される薬が人により違うこともあるらしく理由が気になりますよね。

さらに、乳児や幼児のあせもにベビーパウダーやワセリンも効果があるという評判もあり、選択肢が多いですよね。

そこで、今回は乳児や幼児のあせもの治し方と注意点、市販薬のおすすめをご紹介します。

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乳児や幼児のあせもの症状は?

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乳児や幼児のあせもの症状には2種類あり、1~3 mmほどの透明の膨らみが出来る「水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)」と、赤くただれる「紅色汗疹(こうしょくかんしん)」があります。

水晶様汗疹はかゆみも無く数日で治るそうですが、紅色汗疹は適切な処置をしないと炎症が悪化する場合が多く、治癒までに1週間以上かかることもあるのだとか。

そして、あせもをかきむしって炎症を起こすと細菌が入って「とびひ」になったり「あせものより(乳児多発性汗腺膿瘍)」ができることもあるそうです。

したがって、乳児や幼児のあせもの症状で、赤みとかゆみがある場合は、放っておかずに適切な処置が必要です。

乳児や幼児のあせもでは頭皮や顔、腕にも湿疹ができる?

乳児や幼児のあせもは、一般的に首やひじの内側、足のつけ根やお尻、ひざの裏側など、汗をかきやすく、たまりやすい部位にできやすいと言われています。

そして大人のあせもと違って、乳児や幼児のあせもは頭皮や顔、腕にもできやすいのが特徴です。

なぜなら、乳児や幼児は睡眠時に大量の汗をかいており、あおむけでは頭皮、うつ伏せでは顔や腕が布団に接している時間が長いので、あせもができることが多いようです。

また、特に頭皮の場合は髪の毛が生えていることもあり、通常の皮膚よりムレやすく、あせもが悪化しやすいのだとか。

そのため、乳児や幼児のあせもの場合は、日中のケアだけでなく睡眠時の汗にも注意して様子を見てあげる必要があります。

乳児や幼児のあせもの予防法は?

乳児や幼児にあせもができやすい理由として、大人と同じ数の汗腺があるけれど身体が小さいため密集しており、汗腺の密度が大人の10倍程もあるからだと言います。

予防策としてお風呂やシャワーで汗を流すことが良いそうですが、日中だけでなく睡眠時の汗もあせもの原因になっていますので、起床後のシャワーも効果的なのだとか。

その際に、毎回石鹸を使用していると肌に刺激を与えてしまうため、お湯でさっと流す程度で良いそうです。

また、日中に汗をかいたら、こまめに拭き取ってあげてほしいのですが、その際には肌に優しい濡れガーゼを使うことをおすすめします。

そして、服をこまめに着替えることも大切ですが、難しい場合は肌着を吸収率の良い綿100 %のものにすると汗を吸ってくれて良いですよ。

乳児や幼児のあせもの治し方にアズノールやステロイドの薬は?市販薬のおすすめは?

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乳児や幼児のあせもの治し方として薬を選ぶ時は、大人よりも肌が敏感なため注意深くなると思いますので、参考になる情報をご紹介します。

・アズノール軟膏

乳児や幼児のあせもに処方されることが多い薬は「アズノール軟膏」というもので、消炎作用があるのでかゆみや赤みを抑えてくれるようです。

アズノール軟膏 は1958年に発売され長く使われている薬で、強力な効果はないものの、安全性に優れていることから、主に軽症の皮膚症状の場合に処方されるようです。

また、アズノールの原料は植物性の天然物質で、カミツレというヨーロッパ原産のキク科の植物に含まれるグアイアズレンが原料となっているのだとか。

そのため副作用がほとんどなく、眼球を除いてほぼ全身に使用できるため、肌がデリケートな乳児や幼児のあせもに適していると言われていますが、残念ながら市販はされていません。

・ステロイド外用剤

一方、ステロイドは効果は強いですが副作用が生じることがあるため、乳児や幼児のあせもで軽度の場合には、使用をおすすめしていないようです。

ただ、乳児や幼児の場合はあせものかゆみに耐えきれずに掻きむしってしまい、そこから細菌が入り化膿してしまうこともあります。

そういった場合には、ステロイド外用剤の軟膏を数日だけ患部に塗り、治りを早めるといった使い方をするようです。

なので、あせもの症状が悪化している場合に限り、医師に注意点や使用方法を相談しながら、短期的に使うこともある薬です。

・市販薬でおすすめ「ポリ・ベビー」

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乳児や幼児のあせもの場合は、そもそも本当にあせもであるかも疑わしい場合もありますので、できれば病院で診察を受けることをおすすめします。

ただ、どうしても病院に行けない場合は、赤ちゃん専用の塗り薬として発売されている「ポリ・ベビー」がおすすめです。

ポリ・ベビーには、かゆみを鎮める抗ヒスタミン剤の「ジフェンヒドラミン」や、治りを促す「ビタミンA」や「ビタミンD2」、「酸化亜鉛」、さらに細菌感染を防ぐ「トリクロロカルバニリド」が配合されているのだとか。

そして、基剤にはナタネ油とサラシミツロウから成る天然素材を使用しているため、肌が敏感な乳児や幼児のあせもの薬に適しており、おむつかぶれの時にも使えます。

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乳児や幼児のあせもにベビーパウダーは効く?ワセリンは?

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汗っかきの乳児や幼児の肌ケア用品として昔から定番の「ベビーパウダー(シッカロール)」ですが、あせもができてしまった場合にも効果があるのか気になりますよね。

調べてみたところ、予防のために肌を清潔に保つ意味で使うなら効果がありますが、すでにあせもができてしまった段階ではかえって悪影響なのだとか。

なぜなら、あせもは汗をかくことにより汗腺に皮脂などが詰まってできてしまうのですが、あせもができた状態の汗腺にベビーパウダーを塗ると、パウダーが入り込んで詰まりを促進してしまうようです。

したがって、乳児や幼児にあせもができた状態では、ベビーパウダーを使用することは避けた方が良いようです。

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続いて、年代性別問わず肌の保湿剤として有名な「ワセリン」も、乳児や幼児のあせもに効果があるといった噂もありますね。

実際、ワセリンと同様の成分を基剤にしたあせも治療薬もありますので、乳児や幼児のあせもに塗っても問題はないようです。

しかし、ワセリンはあくまで保湿剤なので、あせもでかゆみがある場合には、ワセリンよりも治療用の軟膏を塗る方が良いのではないでしょうか。

ただ、肌を保湿することは様々な皮膚炎を予防することに繋がりますので、日頃から継続して使用する分には効果があると言えますね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、乳児や幼児のあせもの治し方と注意点について、また、市販薬のおすすめについてをご紹介いたしました。

乳児や幼児のあせもができやすい原因として、汗腺の密度が大人の10倍というのは納得の理由ですよね。

そして、肌もデリケートなので大人よりもこまめなケアが必要ですし、特に言葉を発することのできない小さなお子さんの場合は、注意して様子を見てあげてください。

また、あせもは夏にできるイメージが強いですが、乳児や幼児のあせもの場合は梅雨前からできることもあるようですので、早めに予防策を講じてみてはいかがでしょうか。

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あせもに対する根本的かつ効果的な対策とは?

肌の弱い人はどうしてもあせもになりやすいですが、あせもになってしまうと痒くてつらいですし、ビジュアル的にも露出を控えたくなりますよね。

また、大人であれば掻きたい衝動を何とか我慢できますが、子供の場合だと我慢できずに掻いてしまって「とびひ」になってしまったり、大人の場合でも寝ている時などに無意識に掻いてしまって悪化させてしまうことがあります。

なので、清潔な肌環境を保ったり、生活習慣の改善に努めて、あせもにならないように、そしてあせもになっても、早く良くなるように努力すると思います。

でも、やっぱり継続して行うのは大変ではないでしょうか。

そんなとき、あせもを早く治すために大事なことをもう一度よく考えてみると良いと思います。

あせもになってしまったときに一番困ること、それは痒みを抑えられず掻いてしまうことではないでしょうか。

これは大人でも子供でも変わらないと思います。

そして、掻いてしまうことによりそこから細菌が入り、「とびひ」などへと悪化してしまうのです。

したがって、あせもを早く治すためには痒みを抑えつつ、また、多少掻いてしまっても細菌の感染を防げれば良いのです。

そこで、続いてその2点のポイントをうまく解決する方法についてご紹介いたします。
↓↓↓
「あせもの掻きたい衝動を抑え治癒を早めるとともに予防する方法!」

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