あせもへの民間治療の効果と注意点!サウナや塩水は効くの?
かゆみや痛みが辛いあせも(汗疹)ですが、ステロイド配合の薬などの使用が不安な方の中には、民間治療で対処したい方も多いのではないでしょうか?
そして、汗疹には塩水が効くとか、サウナで汗を排出すると良いなど、あせもへの民間治療には様々な説がありますが、どれが本当に効くのでしょうか?
それから、あせもにはミョウバンなど塩の一種が効果的という説もありますが、実際にはどうなのか知りたいですよね。
そこで今回は、あせもへの民間治療の効果と注意点や、サウナや塩水は効くのかといったことについて詳しくお伝えしていきます。
目次
あせもへの民間治療の効果と注意点!サウナや塩水は効くの?
あせもへの民間治療には様々な説があり、いわゆるおばあちゃんの知恵のような内容なので、本当に効果があるのか、注意点は何か気になりますよね。
そこで、タイプ別に次の通りポイントをまとめてみました。
1) 塩水
塩は、アトピー性皮膚炎などにも有効な治療法とされていますが、どんな塩でも良いわけではなく、ヒマラヤの岩塩などミネラル分の豊富な天然塩が効果的とされています。
そして、塩の効果としては防腐作用があげられるため、あせもの炎症で蔓延した細菌の増殖を鎮める効果があります。
ただし、人によっては炎症が悪化し、刺激が強い場合もあるので、少量を肌に塗ってドライヤーを当て、炎症が起こるかのチェックを行ってから使用することをお勧めします。
もし問題がないようだったら、塩を手のひらに取り、水で薄めてから患部に塗ると良いでしょう。
2) 海水
あせもの治療法として、海水につけるという方法もよく聞きますが、実はあせもへの効果があるという科学的根拠はまだ見つかっていません。
反対に、あせもが悪化したケースもあるので、海水を用いた治療には注意が必要です。
そのため、あせもの治療に海水を使うときは、先に少量の塩水で炎症が起こるかチェックを行い、肌に痛みを感じないようであれば大丈夫です。
3) サウナ
あせもの原因は、大量に汗をかいて、皮膚にたまってしまった汗が炎症を起こしてできることにあります。
そのため、あせもができている所にさらに汗をかいてしまっては、さらにあせもの原因を上乗せするようなものなので、サウナは逆効果です。
また、ストレス性で、汗がかけないことによりできるあせもがありますが、自己判断でサウナに行き無理に発汗させたりなどせず、まずは病院で受診するようにしましょう。
4) ミョウバン
ミョウバンとは、染色剤・防水剤・消火剤・沈殿剤などの用途に使用される複塩の一種で、漬物の色素安定剤など食品添加物としても流通しています。
そして、このミョウバンを水に溶かすと弱酸性の水溶液になり、優れた殺菌と抗菌・制汗作用があり、肌を清潔に保ち細菌増殖を抑えてくれます。
そのため、あせもはもちろんのこと、ミョウバン水をスプレーにしてふりかければ、ニキビやアトピーへの対処法としても活躍してくれそうです。
それから、ミョウバン水はネットや大手スーパー、薬局でも安価に購入でき、次の通り自宅で簡単に作ることができます。
☆ミョウバン水スプレーの作り方
●材料
・ミョウバン(焼ミョウバンの方が水に溶けやすい)15~20g
・500mlペットボトル(予めキレイに洗っておく)
・スプレーボトル
●作り方
・500mlのペットボトルにミョウバンを15~20gほど入れて、水道水500mlを加え、良く振って混ぜる
・2~3日置いて、白濁した水が透明になったら完成です。
・完成した原液20mlをスプレーボトルに移し、水道水200mlを加えてから、患部にふきかけて使用します。
※注意点
・ミネラルウォーターや浄水処理した水道水は塩素が入っていないため腐りやすくなるので、水道水で作ることをオススメします。
・ミョウバン水は冷暗所で保管して1年以上持ちますが、見た目の異常や異臭がしたら使用はやめましょう。
5) その他の生薬
その他、天然の生薬として桃やヨモギ、ビワの葉っぱがあせもに効果的とされていて、これらは薬草として昔から薬用にお茶などで使用されてきました。
具体的には、炎症の鎮静作用やかゆみ止めといった効果があり、それぞれの葉っぱをよく洗って乾燥させてから、患部に優しく当てると効果的です。
それから、やかんに湯を沸かし、葉っぱを適量入れてお茶のように煮出した汁を、お湯に加えて入浴するのも簡単な方法なので、ぜひ試してみて下さいね。
ただ、首都圏では生薬の葉っぱを手に入れるのは難しいため、市販の商品で手に入る生薬を元にした入浴剤や、食材店で手に入るパウダーも良いでしょう。
また、食材店でヨモギパウダーや、ビワのお茶を購入し使用する場合は、効果が現れるまで期間を要するので、しばらくの間使うようにしましょう。
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この行動はあせも対策・予防にNG?夏に失敗しがちな5つの行動
一方で、夏の暑い季節にやってしまいがちな次の5つの行動は、あせもをかえって悪化させたり、予防にならないため、控えるようにしましょう。
1) 汗をかいた時、乾いたタオルで拭かない
汗をかいたらすぐに拭き取るのは、あせも予防の鉄則ですが、乾いたタオルでは水分だけをとり、汚れは肌に残ってしまいます。
そのため、濡らしたタオルやウェットティッシュの方が良く、中には制汗剤を含んだ商品も出ていて香りも爽やかなので、暑い季節は常備するようにしたいですね。
2) 熱いお風呂やシャワーはNG!ゴシゴシ洗いも刺激になるのでNG!
入浴で汗や汚れを落とすことも、あせも対策の鉄則ですが、熱すぎるお風呂はかえって炎症を悪化させるのでNGです。
そのため、お湯の温度は38℃程度のぬるま湯にし、汚れを落とすときは固形石けんを手で泡立てた泡で優しく包み込むように洗い流しましょう。
3) ベビーパウダーの使いすぎは逆効果!
入浴後の肌にベビーパウダーをつけるとあせも予防になると教わった方も多いかも知れませんが、実は使いすぎると汗腺をつまらせ、あせもの原因になることもあります。
そのため、あせもができやすい方はベビーパウダーの使用を控え、入浴後はベビーオイルやさっぱりタイプの化粧水の方が効果的なので注意しましょう。
4) 肉類や香辛料のとりすぎ、甘い物もの食べ過ぎはダメ!
夏は焼き肉やスパイシーな食べ物を食べたくなりますが、肉類や辛い食べ物は、体の中の血行を促進させる効果が強いため、炎症が悪化してしまいます。
また、甘い食べ物も痒みが増殖させ、無意識にかくことであせもが広がる可能性があるので、しばらく控えるようにしましょう。
5) 素肌やジーンズなどの服装は逆効果
あせもは、ジーンズなど通気性の悪い服装をしている時に汗をかくことで汗がたまりやすくなり、現れる症状です。
また、女性でスカートや水着に足は素肌というスタイルを好む方も多いかも知れませんが、特にふとももの肌がすれて刺激になり、あせもの原因になるので控えましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、あせもへの民間治療の効果と注意点や、サウナや塩水は効くのかといったことについて詳しくお伝えしました。
まず、あせもへの民間治療として挙げた5つのうち、塩水と海水は炎症が悪化する方もいるので必ず薄めた塩水で炎症が起こるかチェックを行ってからにすると安全ということでした。
それから、発汗して汗がたまることでできるあせもの対処法として、サウナは論理的に適切ではないので控えるべきとのことでしたね。
一方、ミョウバンを薄めた水や、ヨモギなどの生薬を使った対策は、炎症の鎮静・制汗・殺菌・抗菌効果があり、あせも以外でもニキビ対策などに良いとのことでした。
さらに、夏の行動であせも対策へ逆効果のものには、熱いお風呂やドライタオル、ベビーパウダーの使いすぎの他に、辛い食べ物など意外なNGポイントが多かったですね。
それから、おでかけで素肌にスカートを履く場合も、肌がすれてあせもを作る原因になるので、気をつけたいとのことでした。
民間治療の多くは、古くからの言い伝えで科学的な根拠が薄いものが多いため、必ず事前に炎症が起こるかチェックを行い、安全な範囲で試すようにしたいですね!
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あせもに対する根本的かつ効果的な対策とは?
肌の弱い人はどうしてもあせもになりやすいですが、あせもになってしまうと痒くてつらいですし、ビジュアル的にも露出を控えたくなりますよね。
また、大人であれば掻きたい衝動を何とか我慢できますが、子供の場合だと我慢できずに掻いてしまって「とびひ」になってしまったり、大人の場合でも寝ている時などに無意識に掻いてしまって悪化させてしまうことがあります。
なので、清潔な肌環境を保ったり、生活習慣の改善に努めて、あせもにならないように、そしてあせもになっても、早く良くなるように努力すると思います。
でも、やっぱり継続して行うのは大変ではないでしょうか。
そんなとき、あせもを早く治すために大事なことをもう一度よく考えてみると良いと思います。
あせもになってしまったときに一番困ること、それは痒みを抑えられず掻いてしまうことではないでしょうか。
これは大人でも子供でも変わらないと思います。
そして、掻いてしまうことによりそこから細菌が入り、「とびひ」などへと悪化してしまうのです。
したがって、あせもを早く治すためには痒みを抑えつつ、また、多少掻いてしまっても細菌の感染を防げれば良いのです。
そこで、続いてその2点のポイントをうまく解決する方法についてご紹介いたします。
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「あせもの掻きたい衝動を抑え治癒を早めるとともに予防する方法!」
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