日焼けで皮膚がむけるときの対処法!皮が硬いときや臭いときも!

画像1日差しが強くなると、うっかり日焼けをして皮膚がむけるといった肌のトラブルが増えてきます。

ひどい日焼けになると、皮膚が赤くなるだけでなく湿疹ができるなど不快な症状がいくつも出てきますが、中でも日焼けによって起こる皮膚のかゆみは非常に辛いものですよね。

また、日焼けの後に皮膚がゴワゴワと硬い状態になる、日焼けしたあたりの皮から臭いが出るといった症状もあるようです。

そこで、今回の記事ではこのような日焼けの肌トラブルに注目し、皮むけの原因やケアの方法、また日焼けで肌がごわついたり、皮が臭うときの対処法についてをご紹介します。

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なぜ日焼けをすると皮むけが起きるの?

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ひどい日焼けの後に起こる皮むけは、見た目があまり良くないので早く治したいという方も多いことでしょう。

だからといって、自分で皮をむいてしまったりすると、思わぬ肌トラブルの原因になってしまうことがあります。

そのため、日焼けによる皮むけを治すには、日焼けのメカニズムと皮むけの原因を知って、正しくケアをすることが大切です。

そこで、まずは日焼けの仕組みと、皮むけへの対処法についてをご紹介します。

日焼けの皮むけ=やけどのせい!?

日焼けによる皮むけは、紫外線を大量に浴びたことで皮膚がやけどを起こした結果として起こる症状です。

紫外線を大量に浴びると、紫外線の中のUVBによって毛細血管や皮膚の細胞が傷つけられることで炎症反応が起き、皮膚が赤く腫れるほか、湿疹や水疱、痛みやかゆみなどの症状が出てきます。

また、このとき紫外線によるダメージを修復することができなかった細胞は一週間ほどで体からはがれ落ち、これが皮むけとなるのです。

ちなみに、こういった症状は軽度のやけどにあたりますが、日焼けはダメージを受ける面積が多いぶん、症状が重くなるという傾向があります。

なので、もしも発熱や吐き気といった症状が出てきた場合には、皮膚科で正しい処置を受けるようにしましょう。

日焼けで皮むけが起きた時の対処法はこれ!

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日焼けで皮むけが起こってしまった時には、「できるだけ刺激を与えない」「保湿を心がける」というのが一番の対処法となります。

なぜならば、はがれた皮膚の下にある新しい皮膚はまだ未熟な細胞によってできているので、刺激に対して非常にデリケートだからです。

したがって、無理に自分で皮をはがしてしまうと、刺激になってしまうだけでなく、正常な皮膚まで傷つけてしまうことがあるため、皮は自然にはがれるのを待つようにしてください。

そして、お風呂で石鹸などを使う場合はよく泡立てて洗うようにし、その後にはワセリンや化粧水などで乾燥しないように保湿してあげるようにしましょう。

日焼けの後に肌が硬くなるのは「老化」だった!?

日焼けの後に肌がなんだか硬くなった気がする、ごわつく感じがするという時には、紫外線によるやけどではなく、紫外線による肌の老化を疑った方がいいでしょう。

ただ、これは年齢を重ねたことによる老化とは違い、正しい知識をもって対処すれば予防したり、回復できたりするものです。

そこで、次からは、日焼けの後に肌が固くなってしまう理由と、その対処法についてをご紹介します。

普通の老化とは違う「光老化」とは?

日焼けの後に肌が硬くなってしまうのは、肌が紫外線によるダメージで変化したために起こる症状で、これを光老化と呼びます。

紫外線の中のUVAは、日焼けを起こすUVBと違って皮膚のより深い部分へと届きますが、そのダメージは日焼けのようにすぐに体に現れることなく、皮膚の中に蓄積されていきます。

そして、その蓄積されたダメージが少しずつ皮膚のハリを保つための繊維を壊してしまい、肌のゴワゴワやシワ、たるみなどの症状が起こってくるのです。

なお、年齢を重ねたことによる老化は、皮膚の厚さや色は薄くなるように変化していきますが、光老化では皮膚は厚くゴワゴワになり、色も濃くなります。

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日焼けで硬くなった肌への対処法はこれ!

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日焼け、つまり光老化で肌が固くなってしまった時の対処法は、「紫外線対策を徹底する」ということです。

人間には体へのダメージを修復する機能が備わっていますので、紫外線対策をすることでそれ以上ダメージを蓄積させることなく、体の修復機能をフル活用することができるようになります。

そして、紫外線対策は光老化の予防としても非常に有効ですので、日焼け止めをはじめとした紫外線対策グッズを活用し、なるべく肌を守るようにしてみてください。

さらに、これらのことと合わせて、肌の新陳代謝が正常に行われるように、食事や生活習慣などを見直して、体の中からも肌を気遣ってあげたいものですね。

日焼けの後、肌が臭うのはどんな時?

日焼けをした後にその部分の肌が臭うのは、日焼けを治そうと体から浸出液が出てきていて、それが臭いを発している状況だと考えられます。

よく、擦り傷などを負った場合に、傷口からジクジクと黄色っぽい液体が染み出してくることがありますが、それと同じものが出てきている状態です。

はじめにご紹介したように、日焼けもやけどの一種ですので、このような傷を治すための反応が起こることがあります。

にもかかわらず、対処を間違えてしまうと日焼けを治すどころか、化膿などのさらなる肌トラブルを起こす場合があるので注意が必要です。

それでは、最後に日焼け後の肌のニオイへの対処法をご紹介しましょう。

日焼け後の肌のニオイにはこうやって対処しよう!

日焼け後の肌のニオイを治したいからといって、浸出液を拭きとってしまったり、消毒液などを使って乾燥させてしまうのは正しい対処法とは言えません。

なぜならば、浸出液には傷を治し、感染を予防するための物質が多く含まれていて、これを使い傷を乾燥させないようにして治す湿潤療法というのが現在のケガ・やけどの治療におけるスタンダードとなっているからです。

ですので、湿潤療法を行って日焼けを早く治し、浸出液が出てこないようにしてしまうというのが一番の対処法と言えそうです。

この湿潤療法には、食品用のラップで覆うなど家庭でもできる手軽な方法もありますが、日焼けの場合は範囲が広いことが予想されますので、湿潤療法に詳しい皮膚科の医師に処置してもらうことをおすすめします。

日焼け後の肌のニオイ対策の注意点はこれ!

まず、ニオイがあまりにもひどい、膿が出ているといった症状があるときは、雑菌による感染が疑われますので、病院へ行くことをおすすめします。

そして、湿潤療法を行ってニオイ対策をしていても、不自然なむくみや腫れが見られたり、痛みや熱などが出ていたりするときには感染症が起こっていることがありますので、医師の診察を受けるようにしましょう。

また、水ぶくれは天然の湿潤療法ともいうべき、皮膚が患部に張ったバリアのようなものですので、もしできているのなら潰さないように注意することも大切です。

なお、水ぶくれは1~2週間程度で自然に吸収されて取れ、新しい皮膚が出てきます。

まとめ

いかがでしたか。

日焼けとはやけどのような症状や、長い年月に渡って少しずつ肌の老化を起こすものですが、紫外線対策をはじめとした正しい対処をすることで予防や回復を早めることができます。

そして、臭いがひどいなどの気になる症状がある場合には、日焼け程度で病院へ行くなんて…とは考えずに、専門の医師に適切な処置をしてもらえばトラブルもなく、早く治すことが可能です。

紫外線は完全に避けるのが難しいですが、今回ご紹介した対処法を参考にしてアクティブに夏を楽しんでくださいね。

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日焼けを早く治すために一番大事なことを忘れていませんか?

日焼けによる様々なトラブルで困っていると、そのときの症状に合わせた処置をすることを考えると思います。

確かに、今起こっている症状に合わせた対症療法が最も効果的なのは事実です。

しかし、それは最も効果的な方法のうち、外側からの効果に目を向けたときです。

では、もう一つの最も効果的な方法が何かというと、それは内側からの効果に目を向けた方法です。

日焼けは皮膚がやけどした状態のことですが、やけどの症状がこれ以上進行しないように抑える処置が外側からの方法にあたり、一方で、やけどした肌の細胞を回復させてあげるのが内側、つまり身体の内側から回復を促す方法なのです。

それでは、内側からの回復を促進するために何が必要かというと、食習慣を含めた生活習慣の改善です。

つまり、肌の細胞の回復を活発にしてあげるためには、それがしやすい環境を作って上げる必要があるのです。

そして、そのために生活習慣を正してあげる必要があります。

しかし、これだけだと回復しやすい環境作りをしているにすぎません。

そこで、大事になるのが、回復しようとしている細胞に直接働きかけることなのです。

そうすることで、肌の細胞の回復を早めることができます。

では、肌の細胞に直接働きかけるためにどうしたら良いのでしょうか。

そこで、近年特に注目を集めているのがビタミンCの効果で、肌の細胞が再生するときに非常に重要な働きをしていることがわかってきています。

ただ、ビタミンCの摂取に効果があるといっても、摂り方を間違えるとかえって逆効果になってしまいます。

そこで、続いてビタミンCを上手に摂る方法についてご紹介いたします。

↓↓↓

「日焼けへのビタミンCの効果と上手な摂り方!副作用に注意!」

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