乳児や幼児の熱中症の症状への対処の仕方と注意点!予防や対策も
乳児や幼児は、体温調節の機能が未発達のため、熱中症にかかりやすく、大人に比べて初期症状を見逃しやすいと言われています。
そのため、気づかぬうちに重症化してしまうことが多いのですが、そうならないためにも、乳児や幼児の熱中症対策として、高熱が出た場合の水分の与え方などの対処の仕方や予防する方法を知っておきたいですよね。
そこで今回は、乳児や幼児の熱中症の症状への対処の仕方と注意点や、予防や対策について詳しくお伝えします。
目次
乳児や幼児の熱中症の症状への対処の仕方と注意点!予防や対策も
乳児は熱中症にかかりやすいだけでなく、自分で症状を伝えることもできないので、気づいたときには重症化している場合が多くなります。
そのため、乳児の熱中症の症状を把握しておきましょう。
乳児の熱中症の症状はコチラ!?
●初期~軽度の症状
・顔の皮膚が赤く、熱い
・元気がなく、機嫌が悪い
●中期~重度の症状
・顔色が悪い
・脈が弱い
・唇が乾いている
・汗をかかず、おしっこが出ない
・呼びかけても反応が弱く、ぐったりしている
さらに、乳児は熱けいれんや熱失神を起こす場合があるので、初期症状が現れたらすぐに対処するようにしましょう。
乳児の熱中症への対処法はコチラ!
1) 水分補給
母乳やミルク、乳児用の麦茶などを少量ずつ、こまめに飲ませてあげると良いですが、量が多いと嘔吐してしまうため、注意しましょう。
2) 楽な衣服に着替え、適温の涼しい場所へ移動
ガーゼなど通気性の良い衣服に着替えさせ、26~28℃の室内か、外であれば木陰など涼しい場所へ移動させましょう。
3) 保冷剤で体を冷やす
保冷剤をガーゼで包み、わきの下、股のつけ根、くび元を冷やしましょう。
ただ、直接保冷剤を体に当てると、冷やしすぎてしまい悪化するので注意しましょう。
幼児の熱中症の対策は?高熱が出た場合など
炎天下でも夢中になって遊ぶ幼児は、熱中症にかかりやすいですよね。
また、幼児の熱中症は、倦怠感、おしっこや汗が出なくなるなどの症状に加え、38℃以上の高熱が出て、なかなか下がらなくなります。
そのため、まずは応急処置を行い、飲み物は経口補水液か、無い場合はスポーツドリンクを薄めて飲ませてから、病院で受診するようにしましょう。
それから、乳幼児の熱中症の予防のため、こうしたミルクや経口補水液やスポーツドリンクを携帯し、外出の場合はそばで見守るか、涼しい時間になってから外に出すようにしましょう。
また、特にベビーカーに乗った乳児はコンクリートの地面と距離が近く、日光の照り返しを受けるので、こまめに様子をチェックしてあげましょう。
そして、睡眠時はエアコンの設定温度を26~28℃にし、外気との温度差を5~6℃に保つことで、乳幼児がぐっすり眠れる環境を作ってあげましょう。
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乳児に直接スポーツドリンクを与えることはNG?幼児が飲む時の注意点も
水分と電解質(イオン)のバランスに優れたスポーツドリンクは、大人の体に合わせて塩分や糖分も大量に含まれており、乳児には不向きです。
また、オレンジジュースなどの柑橘系のジュースも加糖されていたり、100%果汁のものも刺激が強く、乳児が下痢をしてしまいます。
ただ、乳児の体に最適なミルクや母乳で充分に脱水を防ぐことができますので、熱中症の対処や予防には、こうした飲料を飲ませるようにしましょう。
それから幼児も、スポーツドリンクを飲み過ぎたり、熱中症の対処として飲ませ過ぎると急性糖尿病にかかったり、肥満体質になる危険性があります。
そのため、幼児にとっても普段から飲ませすぎないようにし、熱中症への対処の際には、2~3倍に水で薄めて飲ませるか、すでに濃度が適切に調節されている経口補水液を飲ませてあげることをオススメします。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、乳児や幼児の熱中症の症状への対処の仕方と注意点や、予防や対策について詳しくお伝えしました。
まず、乳児の熱中症の症状には、顔の皮膚が熱く渇き、機嫌が悪くなり、おしっこや汗が出なくなったりし、幼児はそれに加えて38℃以上の高熱が出るとのことでしたね。
それから、こうした乳幼児の熱中症の症状への対処には、水分補給や涼しい場所への移動、保冷剤で体を冷やすことの3点をお伝えしました。
しかし、乳児にはミルクや母乳を与え、幼児にスポーツドリンクを与える場合も2~3倍に薄めるなど、それぞれ注意点がありましたね。
乳幼児はまだ体も小さく、体の中の機能が乱れやすいので熱中症にかかりやすく、命の危険にかかわる場合もあります。
暑くなってきたら、大切な子供をこまめに注意深く見守ることで、守ってあげましょうね!
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熱中症に繰り返しならないために本当に必要なこととは?
熱中症を軽く見ていると、重症化し、命を失う危険すらありますが、重症化しやすい人とそうでない人の違いは身体が弱っているかとうかです。
確かに、熱中症になりやすい夏は、暑さで食欲も落ち、生活習慣も乱れやすく、免疫力を含め身体の防御力が著しく低下していますよね。
そんなときに熱中症になってしまうと、身体の中のあらゆる調節機能が乱れ、重症化してしまうのです。
では、どうしたら熱中症になりにくくなるかというと、身体の防御力を高めておけば良いのです。
しかし、ここで何か特別な薬が必要というわけではありません。
要は、夏バテに負けない身体になるよう、きちんとした生活習慣、特に身体を弱らせない食生活を続けていれば良いのです。
でも、ここで最大の問題は「継続する」ということではないでしょうか。
正しい食生活を毎日続けるのは、思っているより大変です。
では、どうすれば簡単に栄養バランスの摂れた正しい食生活を送れるかというと、飲み物を有効に活用すると良いのです。
つまり、毎日の中で不足しがちな栄養をうまく飲み物から補ってあげれば良いのです。
それに、飲み物ならば、食事を用意するより手間がかからないので、継続しやすいですよね。
そこで、続いて夏バテに効くオススメの飲み物をご紹介いたします。
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「夏バテを解消し予防する飲み物のおすすめは?子供から大人まで!」