熱中症で汗が出ないときの対処の仕方と注意点!かかない理由も!
熱中症は、真夏にかかりやすく、体の中に熱がこもって起こる症状ですが、「汗をかかない」ときこそ危険信号が出ていると知っていましたか?
確かに、夏場はそれでなくても汗をかきやすいと思いますが、熱中症で汗が出なくなるのは体がどういう状態になっているときなのでしょうか。
また、そんな状態になってしまったら、どのように対処したら良いのでしょうか。
そこで今回は、熱中症で汗が出ないときの対処の仕方と注意点や、かかない理由について詳しくお伝えします。
目次
熱中症で汗が出ないときの対処の仕方と注意点!かかない理由も!
熱中症は、夏の暑いときや、運動をしても汗をかかないと熱が体内にこもり起こる症状で、次のような特徴のある人によく見られます。
汗が出なくなる人の特徴はコチラ!
・ 冷たい食べものや飲みものを摂りすぎ
暑いからといって、かき氷やビールなどを摂りすぎると、新陳代謝が低下します。
それにより、体がだるく、運動不足となり、汗をかかなくなります。
・ 外部と室内の温度差が7度以上
クーラーの使いすぎで外気との温度差が大きくなると、室内外の移動の際に体温の調節機能がついていかず、自律神経が麻痺し、汗をかかなくなります。
・ 甲状腺や糖尿病、高血圧、腎臓病などの持病がある
喫煙やホルモンバランスの変動により、甲状腺の機能が低下すると、汗が出にくくなります。
また、糖尿病などの持病でも汗腺機能が弱まり、汗をかかなくなることもあります。
つまり、普段の生活習慣や持病が原因となり、体の機能がうまく働かなくなると、汗をかかなくなるのですね。
この他、外の環境変化への反応が遅い高齢者や、乳幼児もかかりやすい傾向があります。
ただ、こうして汗をかかなくなると、放出されるべき熱が体内にこもってしまい、次のような症状が現れます。
・ めまいや顔のほてり
・ 筋肉痛や筋肉のけいれん
・ 体のだるさや吐き気
・ 体温が高く、皮膚が熱くなる
・ 呼びかけに反応しない、まっすぐ歩けない
さらに、中程度の重症度だと、水分補給ができず、脱水症状を起こす危険性が生じます。
そこで、対処法をご紹介します!
熱中症で汗が出ないときの対処の仕方!注意点も!
まずは、涼しい場所へ移動し、衣服を脱がして体を冷やし、体温を下げましょう。
屋外にいる場合は、風通りのよい日陰でも大丈夫です。
そして、衣服をゆるめて体の熱を放出したら、水分と塩分を両方補給できる、スポーツドリンクや経口補水液を飲ませましょう。
また、上記の応急処置を行いながら医療機関へ電話で相談するか、救急車を呼ぶようにしましょう。
ちなみに、冷えていてもアルコールを飲ませてはいけません。
また、涼しい室内に移動した場合、エアコンで体を冷やしすぎてはかえって重症化するため、室内外の温度差は5~6度に設定しましょう。
スポンサーリンク
熱中症から体を守る予防策はコチラ!?
熱中症を予防するためには、暑さに負けず、汗を上手にかける体づくりがポイントです。
熱中症を予防する生活習慣
・ 水分・塩分をこまめに摂り、冷却グッズを持ち歩く
スポーツドリンクをこまめに飲むようにし、さらに冷却グッズを携帯すればいざというとき安心です。
・ 冷たい食べもの・飲みものはほどほどにする
かき氷やビールはほどほどにし、温かいお茶なども飲みましょう。
・ 十分な睡眠と栄養を摂る
体の機能を再生させる夜22時以降の睡眠を心がけ、栄養バランスの良い食事を摂りましょう。
・ 適温で過ごし、多湿を避ける
室内外の温度差は5~6度が適温です。
また、扇風機を活用し、換気も行うことで湿度を上げないようにしましょう。
・ 帽子やサングラスで強い日差しをガード
つばの広い帽子やサングラスで、熱を浴びすぎないようにしましょう。
また、夏に海やキャンプなどのレジャーに出かける際には、休憩をこまめにとるようにし、WEBなどで「熱中症指数」をチェックすると、尚安心ですね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、熱中症で汗が出ないときの対処の仕方と注意点や、かかない理由について詳しくお伝えしました。
まず、熱中症で汗が出ないときは、熱がこもっている状態ということでしたね。
そして、普段の生活習慣が原因で新陳代謝や自律神経に異常が生じると汗をかかなくなり、熱中症になりやすいとのことでした。
次に、対処法としてすぐにできる応急処置法を紹介し、この際の注意点はアルコールの摂取はNGということと、適温の場所で安静にすることの2点でしたね。
最後に、熱中症は普段の生活習慣の見直しで予防できるということもお伝えしました。
暑さは、日々の生活の工夫でやわらげることができますので、真夏に限らず、梅雨が始まったら、熱中症対策を万全にするようにしたいですね!
スポンサーリンク
熱中症に繰り返しならないために本当に必要なこととは?
熱中症を軽く見ていると、重症化し、命を失う危険すらありますが、重症化しやすい人とそうでない人の違いは身体が弱っているかとうかです。
確かに、熱中症になりやすい夏は、暑さで食欲も落ち、生活習慣も乱れやすく、免疫力を含め身体の防御力が著しく低下していますよね。
そんなときに熱中症になってしまうと、身体の中のあらゆる調節機能が乱れ、重症化してしまうのです。
では、どうしたら熱中症になりにくくなるかというと、身体の防御力を高めておけば良いのです。
しかし、ここで何か特別な薬が必要というわけではありません。
要は、夏バテに負けない身体になるよう、きちんとした生活習慣、特に身体を弱らせない食生活を続けていれば良いのです。
でも、ここで最大の問題は「継続する」ということではないでしょうか。
正しい食生活を毎日続けるのは、思っているより大変です。
では、どうすれば簡単に栄養バランスの摂れた正しい食生活を送れるかというと、飲み物を有効に活用すると良いのです。
つまり、毎日の中で不足しがちな栄養をうまく飲み物から補ってあげれば良いのです。
それに、飲み物ならば、食事を用意するより手間がかからないので、継続しやすいですよね。
そこで、続いて夏バテに効くオススメの飲み物をご紹介いたします。
↓↓↓
「夏バテを解消し予防する飲み物のおすすめは?子供から大人まで!」
「兆候や初期症状」に関する他の記事はコチラ!?
・熱中症の症状で血圧低下や血圧上昇が起こる原因と対処法をチェック!
・熱中症で足がつる原因と対処法と注意点!予防するための対策も!
・熱中症の兆候と対処法!気絶や顔色や尿の色や脈拍もチェック!