脱水症状の初期症状と対処法や爪や筋肉痛や足がつるなどの兆候!
地球温暖化と共に年々、夏の最高気温記録が更新し、汗を大量にかくようになると気をつけないといけないのが脱水症状ですが、そもそも脱水症状はどういうもので、脱水症状が起こる前の兆候にはどのようなものがあるのでしょうか。
また、脱水症状にならないようにするためにはどのような対処法があるでしょう。
また、脱水症状になってしまった場合におこる、足がつってしまうことやしびれ、筋肉痛は体がどのような状態になっているから起こるのかということをご紹介したいと思います。
目次
脱水症状とはどのようなものなのか?
そもそも脱水症状とはどういったものをいうのかというと、単なる水の不足ではなく、体内から体液が失われた状態ですから「カラダから水分が失われるだけではなく、塩分などの電解質も同時に失われた状態」になります。
そして脱水症状には3つのタイプがあり、
1. 水分摂取が少なく体内に水分が足りていない高張性脱水
2. 下痢や嘔吐をしたときに水分のみを補給し体内に塩分が足りていない低張性脱水
3. 下痢や嘔吐や発汗などにより体内に水分と塩分の両方が足りていない等張性脱水
があります。
脱水症状の初期症状を示す兆候と対処法とは?
それでは、脱水症状の初期症状を示す兆候にはどういったものがあるのかというと、4つほどありますのでご紹介したいと思います。
1. 親指の爪を押してすぐに赤みが引かない
これは指先には毛細血管があり、水分が不足すると血流が悪くなることで、親指の爪を押して赤みが出ても、すぐに回復しないということが起こります。
2. 手を触ってみると手が冷たく感じる
これは脱水症状になると指先同様、血流が悪くなるため体温が下がり、手などの末端神経の体温が低くなって手足の先が冷たくなります。
3. 口の中が乾いたりつばが出ない
これは脱水症状になると、唾液などの水分もなくなってくることから起こります。
4. 腕の皮膚をつねってみて、皮膚のへこみが元に戻らない
脱水症状になると皮膚の水分もなくなるため、つねっても皮膚がつねった状態の形から元に戻りにくくなります。
もし、このような脱水症状の初期症状に見られる兆候が出た場合は、早めに経口補水液やスポーツドリンクなどで、水分や塩分を摂取するということが対処法になると思います。
脱水症状で足がつる場合や筋肉痛やしびれがあるときは、体がどうなっているのか?
脱水症状で足がつる場合や筋肉痛やしびれがあるときは、体がどうなっているのかというと2つの可能性が考えられます。
1. 大量の汗をかいたり高熱や下痢などで水分が体外へ排出され、血中の水分が減って濃度が高くなって、血液が血管の中を上手く流れなくなっている。
2. 大量の汗をかいたり高熱や下痢などで水分だけでなく、塩分などの電解質が体外に排出されることでバランスが狂い、神経の制御の誤作動が起こりやすくなります。
つまり、脱水症状が起きていると、体内がこういうような状態になっているので、血流が悪かったり、神経による筋肉の制御がうまくできなくなっており、足がつったり筋肉痛やしびれが現れてきます。
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脱水症状を起こさないための対策グッズは?
脱水症状を起こさないためのグッズで一番有名なものは、CMでおなじみの経口補水液で、これは基本的には水に食塩とブドウ糖を溶かしたものなので、似た効果のものであればご自宅でも簡単に作ることができますよ。
ほかに、水分と塩分を同時に摂れるものにスポーツドリンクがありますので、これも対策になると思いますし、塩分だけを手軽に摂るのであれば塩アメなども良いと思います。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
そもそも脱水症状とは、単なる水の不足ではなく、塩分などの電解質も同時に失われた状態で、高張性脱水、低張性脱水、等張性脱水という3つの症状があるということでした。
そして、脱水症状の初期症状の兆候としては4つあり、親指のつめでわかるもの、手の温度でわかるもの、口の中の渇きやつばでわかるもの、皮膚のへこみでわかるものという4つの兆候があったと思います。
また、脱水症状のときに足がつったり、筋肉痛やしびれが出るのは、体内の水分や、塩分などの電解質が不足したことで、神経による筋肉の制御がうまくできていないことが原因であるということをお伝えしました。
なので、以上のような兆候が現れたときは、経口補水液やスポーツドリンクなどで、水分や塩分を早めに摂取してくださいね。
最後に、脱水症状は、時として命が危険になる場合もありますので、初期症状の段階で兆候をしっかりと把握して対処するようにしましょう。
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脱水症状に繰り返しならないために本当に必要なこととは?
脱水症状を単なる水分不足と思って軽く見ていると、重症化し、命を失う危険すらありますが、重症化しやすい人とそうでない人の違いは身体が弱っているかとうかです。
確かに、脱水症状になりやすい夏は、暑さで食欲も落ち、生活習慣も乱れやすく、免疫力を含め身体の防御力が著しく低下していますよね。
そんなときに脱水症状になってしまうと、身体の中のあらゆる調節機能が乱れ、重症化してしまうのです。
では、どうしたら脱水症状になりにくくなるかというと、身体の防御力を高めておけば良いのです。
しかし、ここで何か特別な薬が必要というわけではありません。
要は、夏バテに負けない身体になるよう、きちんとした生活習慣、特に身体を弱らせない食生活を続けていれば良いのです。
でも、ここで最大の問題は「継続する」ということではないでしょうか。
正しい食生活を毎日続けるのは、思っているより大変です。
では、どうすれば簡単に栄養バランスの摂れた正しい食生活を送れるかというと、飲み物を有効に活用すると良いのです。
つまり、毎日の中で不足しがちな栄養をうまく飲み物から補ってあげれば良いのです。
それに、飲み物ならば、食事を用意するより手間がかからないので、継続しやすいですよね。
そこで、続いて夏バテに効くオススメの飲み物をご紹介いたします。
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