手足口病で咳や鼻水や痰がひどいときや熱が高いときに効く薬は?
手足口病は手や足や口に発疹ができる感染症で、9割が5歳以下の乳幼児に発症していると言われています。
また、その手足口病の原因は夏風邪のウイルスの一種で、症状として発疹と一緒に風邪のような咳や痰や熱が出ることがあると言われていますが、そのようなときはどのような薬を服用すれば良いのか困ってしまいますよね。
そこで、今回は手足口病で咳や鼻水や痰がひどいときや、熱が高いときに効く薬はどのような薬なのかを紹介します。
目次
手足口病で咳や鼻水や痰がひどいときに効く薬は?
手足口病に感染した場合、鼻水、咳、痰がひどくなる症状が全員に出るとは限りませんが、手足口病の原因が夏風邪のウイルスであるため、症状として鼻水や咳がひどくなる子供も中にはいると言われています。
そして、風邪のように咳や熱が出て食欲が落ち、病院へ行って診察を受けると、口内炎ができていたり手足にも発疹があり、手足口病だったと判明することもあるようです。
ただ、手足口病で咳や鼻水がひどい時には、風邪の対症療法と同じで、咳止めや鼻水止めが処方されます。
また、手足口病の場合は、抗菌剤のような薬はかえって症状を長引かせるとの報告があるので、それぞれの症状を抑えるような薬を服用して、安静に過ごし、水分と栄養をたっぷりと摂って、自然に自己治癒力で回復するのを待つようにしましょう。
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手足口病で熱が高いときに効く薬は?
手足口病では、発疹と発熱の症状があると知られていますが、高熱が出るのは3人に1人ぐらいだと言われています。
ただ、もし高い熱が出て元気がなくぐったりしている時には、手足口病には特効薬がないので、咳や鼻水と同じように、対症療法で解熱剤を処方してもらって服用しましょう。
ただ、小児の発熱は防御反応の一つなので、熱が出ることによって手足口病の原因ウイルスの体内での増殖を妨げていると言われています。
また、発熱により病原体に対する免疫力を高める効果もあるので、熱が高くても元気のいい場合には、むやみに解熱剤を使用すべきではないとも言われています。
さらに、解熱剤には、病気を治す力はなく、一時的に熱を下げることだけの働きしかありません。
しかし、熱が上がりすぎると体力を消耗するので、38.5℃を越える高熱で体がつらそうな場合には、解熱剤を使って熱を下げる必要があります。
そしてこのとき、熱のために水分が失われてしまいますので、発熱時には充分な水分補給を心掛けましょう。
ちなみに、小児の解熱剤として広く使用されているのは、アセトアミノフェン製剤と言われるもので非ピリン系の解熱剤なのですが、効き目はおだやかで、安全な解熱剤として知られています。
そして、この解熱剤を服用すると投薬後30分ほどで体温が下がり始め、約2~3時間後には効果がでて、その効果は4時間以上持続します。
ただ、解熱剤を使いすぎると、低体温や肝障害などの副作用がでることがあるので、1日2~3回を限度として、少なくとも6時間以上の間隔をあけて使用し、くれぐれも使い過ぎには注意しましょう。
まとめ
手足口病は手や足や口に発疹が出るほか、風邪のように咳や痰がひどくなったり、高熱が出ることもあるので、症状が悪化する前に病院で受診して、症状を緩和させる薬を処方してもらうようにしましょう。
また、手足口病は、潜伏期間が3日~1週間と長いので、潜伏期間のちょっとした咳や鼻水で、回りの人に感染を広げてしまうこともありますので、日頃から感染を広げないために、くしゃみや咳は口を手で押さえてする習慣をつけておきたいですね。
そして、感染を予防するために、手洗いうがいをこまめにして、栄養や睡眠をしっかりとり、タオルやハンカチの使いまわしはせずに自分のものを使うようにして、しっかりとウイルス感染の予防を習慣にしましょう。
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手足口病の感染や再感染をきちんと防ぐにはどうしたら?
手足口病に感染すると、子供は登園できなくなりますし、大人がかかると仕事に影響が出て大変なことになりますよね。
なので、感染や再感染はできれば避けたいところですが、実際は手洗いやうがいを徹底したところで、ウイルスが体に入ってくるのを100%防ぐことなど、無菌室に入らない限り不可能です。
それでは、どうしたら良いかというと、ウイルスが体に入ってきてもウイルスを退治できる体にしておけばよいのです。
つまり、人間が自然にもっている免疫力をしっかり高めておければ、たとえ手足口病の原因ウイルスに感染しても発症しないので怖くありません。
そこで、続いて免疫をつける上で最も良い方法についてご紹介いたします。
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「手足口病の再感染を防ぐために免疫力をつける最良の方法とは?」
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