手足口病で唇だけの場合はある?唇に水泡や腫れはできる?
「手足口病」を発症すると、 発熱、口や喉の痛み、口の周り、手のひら、足の裏などに発疹や水疱ができたり、口内炎等の症状が現れます。
ただ、手足口病に症状が似ている「ヘルパンギーナ」という病気もありますし、唇だけに水疱ができているのであれば「口唇ヘルペス」の可能性も考えられます。
その他にも感染症は数多くありますので、どの病気にかかっているかで治療の方法も変わってきますよね。
そこで今回は、手足口病で唇だけの場合があるのか、また唇に水泡や腫れはできるのかをご紹介いたします。
目次
手足口病で唇だけの場合はある?
手足口病は、その名の通り、手や足や口の周辺に発疹や水疱ができますが、どこにできるかは人それぞれで、唇だけに症状が出る人もいるそうです。
なぜなら、手足口病の原因となるウイルスは1つではなく、クサッキーウイルスA16(CA16)やエンテロウイルス71(EV71)、近年では、コクサッキーウイルスA6(CA6)等もあるのだとか。
どのウイルスが原因となっているかで現れる症状は変わってきますし、見た目だけでは判断できないのが現状のようです。
なので、「唇だけだから手足口病ではない」という自己判断はせず、手足口病の可能性を疑って、病院の診察を受けることをおすすめします。
手足口病で唇に水泡や腫れはできる?
手足口病で唇に水疱ができる可能性は高く、中心に水疱をもち、その周辺が赤い発疹になるのが典型的な症状なのだとか。
手足口病の水疱は米粒程度から大きくても小豆程度のサイズと言われていて、化膿はせずに痛みも殆ど無いそうなので、それ以上に腫れる場合は別の病気の可能性があります。
また、手足口病の場合、水疱はそこまで痛みがありませんが、口内炎はとても痛むそうで、大きさも2~3 mm程度と割と大きめのものができるそうです。
もし小さなお子さんが「唇が痛い」と泣いている場合は、水疱が痛いのか、口内炎が痛いのかで病気の種類が変わってくるようですので、丁寧に様子を見てあげてくださいね。
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手足口病の水疱は潰しても良い?
手足口病で、水疱ができてしまった場合、特に小さなお子さんは気になるので自分で潰してしまうかもしれませんよね。
また、いつまでも水が溜まっているのも気持ち悪いですし、潰して出してしまえばキレイに治るんじゃないかと思うかもしれません。
ただ、手足口病の水疱を潰してしまうと、水疱のなかにあるウイルスが出てきてしまい、更に症状が悪化したり、また他人に感染してしまう恐れがあるのだとか。
また、潰した水疱から細菌が入ってしまい、症状が悪化してしまうことも考えられますので、無理に潰したりせずにそっとしておくことが一番です。
手足口病には専用の薬は無いので、基本的には放置しておけば良いそうですが、かゆみがひどい場合は抗ヒスタミン剤と呼ばれるかゆみ止めを使う人もいるようです。
もしくは、保冷剤などで冷やして患部の熱を下げて、かゆみを和らげる方法もあり、数日中にあめ色になって自然に薄くなり、消えていくと言われています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、手足口病で唇だけの場合があるのか、また唇に水泡や腫れはできるのかをご紹介いたしました。
手足口病は珍しい病気ではなく、かかったことのある人も多いと思いますが、似たような症状だけれど別の感染症だったという事例もあるので、なるべく病院で診察を受けてくださいね。
また、手足口病によって唇に水疱や米粒程度の腫れができてしまった場合には、むやみに潰したりせずに、そっとしておくことが早く治る近道のようです。
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手足口病の感染や再感染をきちんと防ぐにはどうしたら?
手足口病に感染すると、子供は登園できなくなりますし、大人がかかると仕事に影響が出て大変なことになりますよね。
なので、感染や再感染はできれば避けたいところですが、実際は手洗いやうがいを徹底したところで、ウイルスが体に入ってくるのを100%防ぐことなど、無菌室に入らない限り不可能です。
それでは、どうしたら良いかというと、ウイルスが体に入ってきてもウイルスを退治できる体にしておけばよいのです。
つまり、人間が自然にもっている免疫力をしっかり高めておければ、たとえ手足口病の原因ウイルスに感染しても発症しないので怖くありません。
そこで、続いて免疫をつける上で最も良い方法についてご紹介いたします。
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「手足口病の再感染を防ぐために免疫力をつける最良の方法とは?」
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