足の爪の内出血や傷みが治らない時の処置の仕方!原因と病気も

ふとした瞬間にドアに足をはさんだり、物を落としてしまったり、ぶつけたり…そんな時、足の爪が内出血してしまうことがありますよね。

そのため、そんな足の爪の内出血の原因で病気や靴、痛みや黒い、痛くないといった症状への処置の仕方で放置や、治るまでの対策、また、病院での治療や何科といったことを知りたいのではないでしょうか。

それから、足の爪の内出血が治らないときの処置の仕方も気になりますよね。

そこで今回は、足の爪の内出血や痛みが治らない時の処置の仕方、また、原因と病気についても詳しくお伝えしていきます。

スポンサーリンク

足の爪の内出血はなぜ起こる?痛い時や痛くない場合など

内出血は、強い衝撃で足の爪の中にある細い血管が切れることで起こるとされていて、足に物を落としたり、強くぶつけたりすることで起こることが多いとされていますが、場合によっては怖い病気に起因している可能性もあるので、次の通りチェックしてみましょう。

1、 血豆(爪下血腫)ができている

足の爪の内出血で最も多いのが爪下血腫(そうかけっしゅ)によるもので、サイズの合わない靴を履いて長い間ランニングをしていたりすることで、足先に圧が加わってしまうことで発生しますし、足の指を角にぶつけたときにも衝撃により起こることがあります。

これによって爪の中で出血が起きてしまうために、皮膚の下の血液が酸化し黒くなってしまうのですが、あまり痛みは現れず、気づかないこともあります。

2、 ほくろ

ふと気づいた時に小さい斑点がある程度ならほくろの可能性もあり、爪が成長していくとともに黒い斑点が先の方に移動していくのであれば、ただのほくろなので、心配は必要ありません。

そして、ほくろは刺激が加わるとメラノサイトが活発になるため大きくなるので、そっとしておくことがベストです。

3、 メラノーマ

メラノーマは皮膚がんの原因になる悪性の腫瘍で、ほくろの細胞や色素を生産する細胞ががん化することで発生し、足の爪に現れることもあります。

見分け方のポイントとしては、ほくろや爪下血腫の場合は爪の成長に合わせて黒の斑点が移動するのに対して、メラノーマは移動することなく、同じ場所から少しずつ大きくなっていきます。

また、爪下血腫の場合は押すと痛みを感じたり、感覚の麻痺などの違和感がありますが、メラノーマはそれがないなど、分かりづらいので、足の爪に黒い斑点や筋を発見したら良く観察するようにしましょう。

それ以外にも、倦怠感や体重の減少、食欲不振など全身の症状が現れることがあるので、こうした症状が出ていたら気をつけるようにしましょう。

4、 薬剤や放射線治療による影響

病院で治療をしている間に、紫外線や放射線を足の爪に当てた場合は爪が黒くなることがありますが、治療が終われば自然と回復するので問題ありません。

5、 アジソン病

爪の中に黒い斑点ではなく黒い筋が出ている場合はアジソン病の可能性があり、副腎皮質機能不全という状態になっており、全身のけだるさ、胃腸障害、色素沈着といった症状が見られ、足の爪に黒い筋が現れることがあるそうです。

6、 便秘

慢性的に便秘にかかっている方は内臓に大きな負担がかかることで、爪全体の色が暗くなり、黒い斑点が現れることがあるそうです。

スポンサーリンク

足の爪の内出血の処置の仕方は?治らない場合も

それでは、症状別に処置の仕方をチェックしていきましょう。

1. 血豆の場合

足の爪の内出血はほとんどの場合が爪下血腫なので、靴のサイズが合わないのに履いていたな、など心あたりがある場合は、なるべく刺激を少なくし、つま先に圧迫感の少ない大きめの靴や、サンダルなどの履物を履いて、締め付けないようにして過ごしましょう。

そして、血腫の大きさが爪のサイズの1/3を占めるような大きいものや、激しい痛みを伴う場合は病院での適切な治療が必要になるので、皮膚科や形成外科などで血を抜くなどの処置を行なってもらいましょう。

それから、血腫が小さく、痛みもない場合は、放置していても自己治療が可能だそうです。

2. メラノーマ

メラノーマの場合は、早期発見できるかどうかが重要で、自分自身で判断がつかない場合は、やはり病院で皮膚科や形成外科を受診し、医師に診てもらうようにしましょう。

そして、メラノーマが発生した場合は、取り除くために手術を行ない、他の臓器や器官への転移を防ぐ必要があります。

それから、放射線治療や抗がん剤を用いて完全に取り除くように徹します。

いずれにしても、血豆以外の原因は専門の医師でないと分かりにくい部分なので、放置し靴のサイズを変えたりするなどしても治らない場合は、できるだけ早く病院を受診し、診てもらうようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、足の爪の内出血や痛みが治らない時の処置の仕方、また、原因と病気についても詳しくお伝えしました。

足の爪の内出血は、ぶつけたり物を落としたりなどといった外傷の衝撃以外にも、靴のサイズが合っていないまま長時間の運動などを行なうと起きることがあり、ほとんどがこのケースで、極稀にメラノーマなどの悪性腫瘍や薬剤による影響、アジソン病、便秘などがあるのでしたね。

そして、血豆のサイズが3cm以下であれば放置し、靴を変えたりするなどして安静に過ごしていれば自然治癒するのですが、それ以上であれば皮膚科や形成外科を受診し、血を抜いてもらうなどすると良いのでした。

それから、メラノーマが疑われる場合は医師に詳しい検査をしてもらい、手術による切除、抗がん剤治療などを行なう必要があるので、なかなか治らない場合は無理をせずに病院を受診するようにしてくださいね。

スポンサーリンク

このページの先頭へ