リンパが痛い時の原因の病気や薬などの対処法!脇の時は?何科?

リンパは、私たちの体の中で不要なものを排除し、免疫を維持するといった重要な役割を果たしています。

なので、リンパが痛い場合で脇の時などの原因の病気や対処法を知りたいのではないでしょうか。

それから、リンパが痛い時の対処法で病院は何科に行くべきかといったことや薬などの対処法も気になりますよね。

そこで今回は、リンパが痛い時の原因の病気や薬などの対処法、また、脇の時や何科に行くべきなのかなどについても詳しくお伝えしていきます。

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リンパが痛いのはなぜ?脇の時は?対処法や病院などについても

リンパとは、リンパ液、リンパ管、リンパ節の総称のことで、静脈のように全身をくまなくめぐり、体にとって不要な老廃物を排除し、細菌やウイルスを退治する免疫機能を果たすといったように、生きていく上で欠かせない重要な部分です。

そして、主に次のような部分にリンパが存在し、症状を引きおこします。

・ 耳介リンパ節

耳の周りのリンパ節で、耳の前と後ろにあり風邪を引くと腫れることが多く、滞ると耳鳴りなど耳の炎症が起きます。

・ 顎部リンパ節

あごの裏側の奥にあるリンパで、顔や首のリンパ液の通過点になるので、ここも風邪などで腫れて、顔のたるみやしわ、しみ、二重あごなどにつながってしまいます。

・ 鎖骨リンパ節

左側の鎖骨上のくぼみ部分にあるリンパ節で、全身をめぐったリンパ液が最後にここに流れて静脈へと流れ込む重要な部分です。

・ 脇窩リンパ節

脇にあるリンパ節で、滞ると肩や二の腕のたるみの原因になります。

・ 鼠径リンパ節

腿の付け根にあるリンパ節で、滞ると下半身にむくみや冷えが生じ、セルライトの原因にもなってしまいます。

・ 膝窩リンパ節

膝の裏側にあるリンパ節で、滞るとむくみや関節炎などが生じます。

このように、体の中には色々なリンパがあり、滞ると美容にも良くないことが分かりますよね。

そして、こうしたリンパが腫れて痛むのにはリンパ節の免疫機能が関係しており、ウイルスや細菌の感染によって、それ以上全身に広がらないようにリンパ節が食い止めようと働きかけることで炎症が起こり、痛みが引き起こされるのです。

それから、こうした痛みを伴うリンパ節炎には次のように、主に3種類のものがあります。

・ 急性化膿性リンパ節炎

咽頭炎や扁桃炎などの感染症が原因となり、リンパの流れに乗って感染が広がりリンパ節炎を起こしている状態で、他にも口内炎や歯周炎、中耳炎などが原因の病気となることもあるそうで、感染した部位の左右片側のリンパ節が腫れて痛むことが特徴です。

・ 急性ウイルス感染症

EBウイルスや風疹ウイルス、麻疹ウイルスに感染すると、細菌感染に比べれば小さく痛みは少ないものの、両側に症状が現れることが特徴だそうです。

・ 結核性リンパ節炎

結核菌に感染することによって起こるリンパ節炎で、顎部リンパ節部分が腫れて痛みが生じます。

脇の下の痛みに注意!

脇の下のリンパが痛む時は、風邪やストレス、運動不足や冷え(季節の変化やコーヒーなどの飲み過ぎによるもの)、肩こりが原因で生じることがあります。

そして、女性の場合は生理前になると女性ホルモンが作用することで胸が大きくなり、生理が終わると元の大きさに戻るため胸の近くの脇の下のリンパ節が痛むことがあるようです。

こうしてリンパが滞留している場合、全身の倦怠感や吐き気、便秘、頭痛なども併発するとつらいので、こうした時にはまずは体を温めることを意識して、背中を伸ばし肩回しのストレッチをしたり、首筋から鎖骨にいたるリンパマッサージをすることもオススメです。

一方で、上記のような症状ではなく、女性の場合は乳がんの可能性もあるので注意が必要で、乳がんは脇の下や胸骨の近く、鎖骨の上下などのリンパ節が腫れて、さらに腕がむくむ、しびれるなどの症状が現れます。

こうした乳がんの症状は早期の発見が治癒への何よりの近道のため、思い当たるふしがあれば早めに病院で婦人科を受診し、詳しく検査をしてもらいましょう。

対処法は?

リンパの痛みは、前述の通り細菌やウイルスを退治しようと働きかけることで起こる炎症なので、原因の病気に対する治療を行うか、体の元々の免疫で細菌やウイルスを退治しない限り症状は改善されません。

そして、リンパの痛みそのものへの治療薬はないので、市販薬などで安易に解熱鎮痛剤を選ぶと、かえって症状が長引くこともあるそうです。

なので、あまりに症状がひどい場合には病院で、風邪などであれば内科、歯の痛みなどがあれば口腔外科、脇の下のリンパの痛みで乳がんの疑いがあるなら婦人科といったようにそれぞれを受診し、医師に診てもらってください。

そして、我慢できる症状であれば自宅で安静にし、たっぷりとした睡眠と食事からの栄養補給で元気をチャージし、自然と細菌やウイルスを退治できるようにしたいですね。

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オススメのリンパマッサージ方法とは?

体内のリンパの中でも、首の周りには特に多くのリンパがあるので、気づいた時にマッサージをすることをオススメします。

例えば、耳の後ろから鎖骨側にかけて優しくマッサージをすると老廃物の代謝が促進され、肩こりの解消やむくみ解消にも良いようです。

それから、顎のリンパもマッサージすると、顔のむくみが取れて血行促進につながり、肌のハリにも効果的ですし、小顔エクササイズをしている方には特にオススメです。

ただし、リンパの周辺はデリケートなので、力任せにぐいぐい指を押し込むようにしてマッサージをするよりは、優しくさするようにマッサージをすると良く、入浴前や入浴中にマッサージ用のオイルを使って行うと滑りが良くなり、肌への負担も軽減されるのでオススメですよ!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、リンパが痛い時の原因と病気や薬などの対処法、また、脇の時と何科に行くべきなのかなどについても詳しくお伝えしました。

リンパが痛い時には、細菌やウイルスの侵入に対してリンパ節の免疫機能が働いている証拠なので、原因としては風邪などのウイルスが侵入し起こる急性化膿性リンパ節炎などが多いのでしたね。

そして、リンパは全身を走っているのですが、中でも脇の下が痛む時にはほとんどが肩こりや疲れ、女性の場合は生理前などが原因となっている一方で、乳がんの可能性もあるので、覚えのない脇の下の痛みが続くようであれば、婦人科を受診すると良いのでした。

また、こうしたリンパは体にとって欠かせない機能で、日々生きていくためにフルで活動してくれている部位なので、痛みが現れないように日頃からマッサージを行い、ねぎらってあげるようにしましょうね。

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