糖尿病の患者数の都道府県別のグラフ(厚生労働省)推移と予測も

Print糖尿病は一躍有名な現代病となりましたが、どの程度発症している人がいるのか正式に把握している人は少ないのではないでしょうか。

ただ、糖尿病患者数は厚生労働省が調査を行っていて、都道府県別のデータや、見やすくしたグラフなども取り扱っていて、日本人のうち何%が該当しているといった情報も予備軍のことも含めて揃っているのです。

しかし、それ以外にも、糖尿病患者数の将来予測がどうなっているかとか、世界ではどうなっているのかも気になりますよね。

そこで今回は、厚生労働省が公開している糖尿病患者数の都道府県別のグラフの推移と予測を2016年における最新データをもとにしてお伝えします。

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糖尿病の患者数は今どうなっているの?

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糖尿病の患者数は厚生労働省が3年ごとに公開していて、2014年度の調査結果では糖尿病の患者数は316万6,000人となり、前回の2011年度の調査結果の270万人よりも約46万人も増加していることが見て取れますが、さらに過去の2008年度は237万人だったことから、確実に増えてきていることが分かりますよね。

また、多いのか少ないのかわからないと思った方は癌の患者が162万6,000人、高脂血症の患者が206万2,000人、高血圧性の疾患が1,010万8,000人などの他の病気の数と比べてみるといいでしょう。

それ以外にも、厚生労働省における「2014年国民健康・栄養調査」において糖尿病が強く疑われるいわゆる予備軍の割合が算出されており、男性で15.5%、女性で9.8%となっていて非常に多いことも分かっています。

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(厚生労働省調査より:https://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/024529.php)

また、このグラフを見る限り、糖尿病が疑われる糖尿病有病者は男性が女性よりも多く、2006年と比べるとかなり増加していることが分かってきますが、もう一つ興味深いグラフがあるのでこちらもご覧ください。

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(厚生労働省調査より:https://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/024529.php)

そして、このグラフは糖尿病有病者の年代別の割合がどうなっているのかを示しているもので高齢者が圧倒的に多いことが分かります。

ちなみに、いくらか古いデータの「2012年国民健康・栄養調査」においては、「糖尿病が強く疑われる人」以外に「糖尿病の可能性を否定できない人」も算出されていて、合わせて男性の27.3%、女性の21.8%が糖尿病予備軍であると示しているので、恐ろしい結果だと再確認できますね。

つまり、ここまでのまとめとして、日本人は糖尿病の患者数が増加傾向にあり、高齢者になればなるほど患者数が多くなっていて、予備軍の人数は比較的変わらないで推移しているということになります。

また、予備軍のことを含めた人数についてのデータも厚生労働省で取り扱っていて、1997年より間違いなく増加していることが分かるグラフもありますので、参照してくださいね。

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(厚生労働省調査より:https://www.dm-net.co.jp/calendar/2013/021148.php)

◇都道府県別データはないの?

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(厚生労働省調査より:https://www.dm-net.co.jp/calendar/2016/025533.php)

糖尿病患者数の都道府県別データとして、厚生労働省が扱っている最新のものは「糖尿病死亡率」となっています。

そして、このデータによると人口10万人当たりで見た時に、糖尿病で死亡した人の割合が一番少ないのは神奈川県の7.2人で、最下位は青森県の18.2人となっています。

また、そうなった理由としては、青森県では「医療費が支払えない」といった経済的理由で治療を断念する患者が県内で約40%に上ることと症状が悪化してから治療を開始する人が多いことが挙げられていました。

逆に、神奈川県は「糖尿病連携手帳」の普及や「糖尿病地域医療連携クリティカルパス」による地域連携を速やかに行っていたようで、早い段階での食生活指導を行うなどの対策をとれる体制が整っているようですね。

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(厚生労働省調査より:https://todo-ran.com/t/kiji/14753)

ちなみに、患者数に関しては少し古いデータとなってしまいますが、2008年度版の患者数を日本地図で色分けして表しているものがあるので、そちらを見ていただけるとわかりやすいと思います。

◇糖尿病における他の参考になるデータはあるの?

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(厚生労働省調査より:https://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/024529.php)

このデータは所得と食生活における栄養バランスがどうなっているかを示すものとなっています。

一見すると、これだけ見ても糖尿病とは関係ないと思われるかも知れませんが、低所得者のほうが食事のバランスが欠けて不健康であることを意味しているので、一概に無関係とは言えません。

むしろ、栄養が足りていないのに穀物の摂取量のみが多い場合は、肥満になりやすく免疫力が低下しやすい体になっていると言えるので、糖尿病になりやすい人が多いと予測できるのです。

確かに、本当に困窮している人は食事もろくにとれないでガリガリに痩せてしまっているかもしれませんが、ある程度食事がとれるレベルの所得が少ない人は、とりあえず穀物でお腹を満たしてしまう傾向にあると言えるのではないでしょうか。

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糖尿病の将来予想と世界の患者数について

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(国際糖尿病連合より:https://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/024448.php)

2015年の国際糖尿病連合(IDF)の調査結果によると、糖尿病有病者数は4億1,500万人に上ると発表されていて、これは爆発的に増え続けていると警告を発しています。

これは2014年よりも2,830万人増えたものとなっていて、このまま有効策を講じないと2040年までに6億4,200万人に増加すると予測しているようですね。

また、日本を含む西太平洋地域の糖尿病の有病率は 8.8%で11人に1人が発症していることが分かってくると思います。

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(国際糖尿病連合より:https://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/024448.php)

そして、これは世界的に見た糖尿病人口のトップ10で、中国が1億人を突破しているダントツの1位で、日本は720万人の9位となっています。

確かに、日本を含む西太平洋地域の糖尿病の有病率を引き上げているのは中国となっていますが、世界的な調査においても日本の発症者数が人口の5%を上回っていることは驚異的だと言えるのではないでしょうか。

◇日本における糖尿病患者数の予測はどうなっているの?

世界的に考えた場合、糖尿病患者数は増え続けると言われていますが、日本にのみ限定した場合はどうなっているのでしょうか。

確かに、日本では一昔前からたくさんの医療機関が「糖尿病に気を付けましょう」とか「生活習慣病にならないようにしましょう」と訴え続けるようになったので、糖尿病に対する認知度は非常に上がり、なんとなくではあったとしても防ぎ方を理解している人も間違いなく増えました。

そのため、増え続けているとはいっても将来的には減る傾向にあるのではないでしょうか。

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(国際糖尿病連合より:https://www.dm-net.co.jp/calendar/2012/016536.php)

というのも、その予測を裏付けるようなデータがあって、2011年ごろのものでは日本人が1070万人もいたのに、2015年では720万人と350万人も減少していることが見て取れますよね。

また、厚生労働省が発表したデータでは患者数が増えていると出ていましたが、世界的な報告によると減少傾向にあると出ているので、次の厚生労働省の調査結果では減ることが予測できるのです

まとめ

以上、いかがだったでしょうか?

今回は、厚生労働省が公開している糖尿病患者数の都道府県別のグラフの推移と予測を2016年における最新データをもとにしてお伝えしました。

まず、糖尿病の患者は厚生労働省発表のものでは増え続けていて、さらにはその傾向がお年寄りになればなるほど強く、男性のほうが多くなっていることが分かりました。

また、都道府県別データにおいても青森・秋田・香川・鹿児島・徳島などが糖尿病による死者が多く、神奈川や愛知などでは糖尿病による死者が少ないということも分かりましたね。

そして、世界的に見ても糖尿病患者数は増加傾向にあって、このまま対策を講じないと増え続ける一方であることも分かっているということでした。

ただし、これからの患者数予想は世界的には増加の一途をたどりそうですが、日本においては増加しない可能性もあり、世界的に見たら減少すると予測されているのですが、厚生労働省の判断としては、増えると予測されているのでしたね。

最後に、糖尿病患者数は確かに非常に多いことが分かりましたが、周りの人がなっているなら自分がなっても問題ないというわけではないので、日ごろからならない努力をするようにしてくださいね。

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