インフルエンザで点滴の値段や副作用!効き目や時間についても!
インフルエンザでは、ウイルスに罹患すると突発的に高熱や筋肉痛などの全身症状が現れ、食欲が低下するなどといった状態になることが多いです。
そのため、インフルエンザの治療として点滴を行なうことがあるので、ラピアクタなどの値段や効き目、副作用についても知りたいのではないでしょうか?
また、インフルエンザの点滴は小児にも使えるのか気になりますよね。
そこで今回は、インフルエンザで点滴の値段や副作用、効き目や値段についても詳しくお伝えしていきます。
目次
インフルエンザで点滴の値段や副作用は?効き目や時間も
インフルエンザは秋口から2月末くらいまで流行することの多いウイルス性感染症で、治療薬として有名なのは内服薬のタミフルですよね。
そして、近年ではインフルエンザに罹患すると「タミフルを5日間服用する」というのが定番になりつつあり、吸入薬のリレンザやイナビルなども処方されるようになってきています。
一方で、2010年からインフルエンザの治療に点滴薬が登場し、タミフルのように5日間忘れずに飲む必要もなく、吸入が難しい場合もあるリレンザなどに比べて病院で一回受けるだけで良いので手軽で、今注目を浴びている治療法だそうです。
インフルエンザの治療で点滴について
インフルエンザの点滴薬はラピアクタといって、A型またはB型インフルエンザウイルス感染症への治療薬として使用することができるとされていて、日本では2010年10月より小児に対する使用許可も出て、徐々に認識が広まっています。
そして、ラピアクタの点滴治療は、インフルエンザで全身に重い症状が現れており口からタミフルを服用できない場合や、乳幼児や高齢者でリレンザの吸入がうまくできない場合、またはタミフルを内服できない場合などに使用することが多いです。
それから、ラピアクタはインフルエンザウイルスが増殖する際に重要なノイラミニダーゼという酵素の働きを長時間にわたって阻害することで撃退させる効果があります。
また、タミフルに対して耐性を持ってしまったウイルスにも効果があることが確認されているので、様々な有効性があるんですね。
そして、ラピアクタは抗インフルエンザウイルス薬の中で唯一「新生児や低体重出生児を除き、0歳児から使用可能とされているので、小児、特に乳幼児のインフルエンザ治療においてまず最初に投与される薬なので、安心ですね。
ラピアクタの投与方法や時間、費用や副作用など
ラピアクタは、成人の場合通常300mgを15分以上かけて静脈に点滴し、合併症などにより重症化する恐れのある患者には、1日1回600mgを15分以上かけて投与し、その後の症状に応じて翌日も点滴するそうです。
一方で、小児の場合は通常1日1回、体重1kgにつき10mgの量を15分以上かけて静脈に点滴し、症状に応じて翌日も点滴します。
このように、大人も子供も「15分以上かけて」とありますが、だいたい平均的に点滴にかかる時間は20分から30分で費用は3割負担で2000円弱かかるので、タミフルに比べるとおよそ2倍くらいの値段はします。
ただ、ラピアクタは点滴登用後24時間以内に解熱などの症状改善が見られ、タミフルやリレンザなどよりも早く効き目が現れるので、早く治したい方には嬉しいメリットもありますね。
それから、副作用は、投与した人の4分の1の確率で、下痢や蛋白尿などが出ることがありますが、その大半は下痢とのことで、大人も子供も副作用の内容は同じです。
しかし、稀に血圧低下や顔面蒼白、冷や汗などのショック症状、白血球や好中球が減少することがあり、肝機能障害や黄疸などが現れることもあるので、十分に経過を観察し、これらの異常が認められたら医師の方で投与を注意するなどの適切な処置を行なうそうです。
そして、投与してから2日の間で特に子供の患者は大人がそばで見ておいてあげて、一人にならないようにし、保護のもと自宅療養を行ない、何かあればすぐに病院へ行くようにしましょう。
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ラピアクタは妊娠中や授乳中の場合投与できる?
ラピアクタについて、妊娠中の投与の安全性は確立されていませんが、妊婦または妊娠の可能性がある女性は、インフルエンザが普段よりも重症化する恐れがあり、お腹の赤ちゃんにも良くないので、医師の判断によって投与することができます。
尚、ラピアクタを使用した場合、出生した赤ちゃんに良くない影響が現れたという報告は今のところないそうです。
また、授乳中の女性に投与する場合は、薬が母乳に移行してしまうので、授乳を停止すると良く、授乳再開は投与から2~3日後が望ましいとされています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、インフルエンザで点滴の値段や副作用、効き目や値段についても詳しくお伝えしました。
まず、インフルエンザではラピアクタという点滴を投与する場合があり、15分ほどの投与を1回するだけで1日以内に解熱などの症状改善といった効き目があるのでしたね。
また、値段はタミフルなどの約2倍ですが、症状改善までの期間の短さを考えたらリーズナブルで、小児や高齢者にも投与でき、副作用はほとんどが下痢や嘔吐ですが、稀に血圧低下やショック症状が起きるので投与後は保護者の付き添いが必須なのでした。
そして、妊婦や授乳中の方への使用の安全性は確立されてないものの妊婦へは使用することがあり、胎児への悪影響の事例はなく、授乳中の方も投与後数日あけて授乳を再開すれば良いとのことでしたね。
インフルエンザに点滴は有効ですが、そもそも感染しない予防法も次の記事でチェックしましょう!
↓↓↓
「インフルエンザに二回かかる人に共通している特徴と予防法!」についての記事はコチラ!?
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