ノロウイルスの検査料金と時間!方法や病院に行くタイミングも!
ノロウイルスは、ウイルス性胃腸炎の中でも症状が重く、感染力が非常に強くて集団感染を起こすことがあるので、原因ウイルスを検査する方が多いです。
そのため、ノロウイルスの検査の方法や、当日結果分かるのかといったことや、病院に行くべきタイミングなどが気になるのではないでしょうか?
また、ノロウイルスの検査でかかる時間や料金、保険は適用になるのかといったことも知りたいですよね。
そこで今回は、ノロウイルスの検査料金と時間、また、方法や病院に行くタイミングについて詳しくお伝えしていきます。
目次
ノロウイルスの検査は?料金や保険も!
ノロウイルスは、冬から春にかけて流行しやすいウイルス性胃腸炎で、牡蠣などの二枚貝が原因食材になることが多いですが、それを直接食べる経口感染よりも、感染した人からの接触感染や飛沫感染によって、人から人への感染例が多いとされています。
そのため、家庭内や学校、オフィスなど集団で行動する場での集団感染が多いので、突発的な胃腸炎にかかったら、原因ウイルスを検査する方法を知っておきたいですよね。
ノロウイルスの検査は?かかる時間や料金、保険も
ノロウイルスで病院へ行くと、次の2つの方法で検査を行うことが一般的です。
1) ノロウイルス抗原検査
ふん便中のノロウイルスを、専門の検査キットで検出する方法で、被験者が3歳未満か、もしくは65歳以上の場合には健康保険が適用され、検査は医師が医学的に必要と認めた場合にのみ行われているそうです。
そして、この検査を行うと15~20分程で結果が出るので当日中には診断できるのですが、ウイルスに感染していても潜伏期間中でまだ症状が出ていないと、結果が陰性になることがあり、不確定要素の高い検査方法と言われています。
また、費用は4,000円~5,000円程度かかり、保険適用の場合は3割負担なので1,500円以下で抑えることができますね。
2) ウイルス的診断
患者のふん便や吐瀉物を用いて、電子顕微鏡法やRT-RCR法などを行う検査で、ふん便や吐瀉物の中に含まれるノロウイルスの遺伝子産物を確認したり、目で直接見てウイルスの存在を確認する方法になります。
そして、この検査は通常の医療機関では実施できず、食中毒や集団感染の原因究明と言った特殊なケースにのみ実施されるそうです。
さらに、結果が出るまでは3日から5日程度かかるとされているため、患者の症状が回復してから原因ウイルスを特定することになることが多いです。
ただし、食品従事者の場合はこの検査が必須となりますが、保険が適用にならず、8,000円から15,000円程度の費用が必要となります。
そのため、ノロウイルスの検査では、一般的にノロウイルス抗原検査を行うことになりますが、病院にはどのタイミングで行くのが良いのでしょうか?
ノロウイルスで病院へ行くタイミングは?
ノロウイルスでは、感染すると24~48時間以内には症状が現れるとされているので、比較的早く進行するのですが、症状が現れる前に感染を疑って病院へ行っても、ノロウイルス抗原検査で間違った結果が現れることが多いです。
そのため、
1, 数回連続して吐く
2, 自力で水分が摂れない
3, お腹を押さえて痛がる
4, 手の甲をつまんで放してもすぐには戻らない
といった症状が現れたら、病院へ行くようにしましょう。
そしてこの状態になると、ノロウイルス抗原検査でもハッキリとした陽性反応が出ることが多く、また、脱水症状にかかっている可能性が高いので、病院で点滴治療による対処をしてもらうことができます。
それから、3や4の状態だとかなり脱水症状が進行している可能性が高いので、1か2の時点ですぐに診察を受けることをオススメします。
また、ノロウイルスにはウイルスを退治する抗生剤などはないため、検査でノロウイルス感染が分かったところで、病院では処方してもらえる薬はなく、基本的には自宅で安静にしながら、体の中のウイルスを便などを通じて排出するしかありません。
そのため、仕事上必要な方でない限り、症状がつらい中無理をして病院へ行って検査をするよりも、自宅で安静にしながら様子を見て、脱水症状の危険がでない限りは病院へ行く必要はないと言えるのではないでしょうか。
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自宅でできるノロウイルス診断方法は?
ノロウイルス感染症では、他のロタウイルスや食中毒と似たような症状が現れ、下痢や嘔吐、発熱などといった具合に見分けがつきづらいので、検査が必要と考える方が多いようです。
ただし、お伝えした通り、病院での検査では不確定要素もあり、保険が適用にならない場合もあるので、自宅で見分ける方法を覚えておいて、適切に対処できるようにしておきましょう。
そして、最も間違えやすいのがロタウイルスですが、ロタウイルスの場合は下痢で出る便が白色の水様性の便で酸性のすっぱいにおいがすることが多いそうです。
それに対し、ノロウイルスの場合も水様性の下痢が出ますが、貝類が腐ったような生臭い臭いがすることが特徴的なので、便の色や臭いで見分けると良いでしょう。
また、高熱や腹痛が現れることから、インフルエンザなどと間違える方も多いですが、ノロウイルスの場合は発熱しても38度台までで、インフルエンザでは基本的に下痢の症状が現れることは少ないため、これをポイントに見分けるようにしましょう。
いずれにしても、ウイルスが体内に入って下痢や嘔吐の症状が出ているときは、下痢止めなどでその働きを止めずに、頑張って排出を促しながら水分を補給することを意識して、自己治療していくのが最も良い方法なので、症状が現れたらすぐに対処しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ノロウイルスの検査料金と時間、また、方法や病院に行くタイミングについて詳しくお伝えしました。
まず、簡易的なノロウイルス抗原検査と本格的な機械を用いた検査の2通りがあり、前者では当日結果が出ますが確実な検査ではなく、後者では結果が出るまで期間を要する上に特定の人しか受けられないのでした。
そして抗原検査は、一般的には保険適用外で5,000円程度、自己負担しなければならなく、機械を用いた検査は10,000円前後かかり保険適用外なのでしたね。
そのため、ノロウイルスでは症状が出てから病院へ行った方が良く、陽性が出ても抗生物質などは処方されないため、基本的には自宅で安静にした方が良いのでした。
また、ノロウイルスは一度かかっても再度感染することがあるので、次の記事をチェックして予防に努めましょう!
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「ノロウイルスへの免疫をつける効果的な方法!」についての記事はコチラ!?
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