虫刺されにデルモベート軟膏を使う時の注意点!強さと効能も!
夏の暑い時期は虫に刺される「虫刺され」というものがありますが、今までなったことのない人はいないほど、誰もがなりうるものですよね。
また、デルモベート軟膏という薬がありますが、この薬は虫刺されに効くのか、その強さはどのくらいなのか、市販されているのかなど気になることも多いのがこの薬です。
そこで今回は、虫刺されにデルモベート軟膏を使う時の注意点や、デルモベート軟膏の強さや効能、副作用についてもご紹介いたします。
目次
デルモベート軟膏の効能と副作用、強さについてはコチラ!?
デルモベート軟膏には、湿疹や皮膚の炎症などを抑えたり、また、かゆみなどを抑えて皮膚を回復してくれる効能があります。
そして、そんなデルモベート軟膏はステロイドなのですが、気になるのはそのステロイドの強さですよね。
そもそもステロイドは強さが以下の5段階に分けられます。
・もっとも強い
・非常に強い
・強い
・おだやか
・弱い
と、このように分けられるのですが、デルモベート軟膏は「もっとも強い」に分類される、一番強いステロイド薬なんですね。
つまり、最強のステロイド薬であり、使用には十分注意しなければならないということになります。
さらにデルモベート軟膏の副作用として、以下のような副作用が現れる可能性があります。
・ 皮膚の萎縮
皮膚が薄くなり、シワができたり血管が浮き出てくるようになる状態のことを皮膚萎縮といい、これが肉眼で確認できるようになっていると、すでに皮膚萎縮がかなり進行してしまっている状態なので、すぐ病院へ行きましょう。
また、皮膚が薄くなるということは皮膚のバリア機能が低下してしまうということなので、皮膚から様々なアレルギー物質が侵入しやすくなり、感染リスクが高まってしまいます。
・ 湿疹やかゆみ
デルモベート軟膏は湿疹やかゆみを抑える効果があるにも関わらず、逆に副作用で湿疹やかゆみが出ることもありますので、もしもこうなってしまったらすぐに使用を中止しましょう。
・ 発熱や頭痛
ステロイドが体に大量に吸収されてしまうと、まれに発熱や頭痛が起こることもありますので、心当たりのない発熱や頭痛がある場合には、医師に相談の上、一度使用を中止するようにしましょう。
と、このように様々な副作用があるのがデルモベート軟膏ですので、使用には十分に注意が必要ですね。
虫刺されにデルモベート軟膏を使う時の注意点はコチラ!?
まず、デルモベート軟膏はステロイド薬でも最も強い薬であるため、その分副作用が出る可能性も高まってしまいます。
そのため、軽度の虫刺されであれば使うのはやめておき、デルモベート軟膏よりも弱い薬であるリンデロンvg軟膏や、フルコートf軟膏を使うよう注意が必要です。
とはいえ、あまりにもかゆみがひどい場合で、医師に相談した結果デルモベート軟膏を処方されたという時であれば、使用しても良さそうです。
ただ、顔や陰部を虫に刺された場合、デルモベート軟膏はその部位には使うことができません。
それは、顔や陰部は皮膚が薄く、皮膚が薄いということはそれだけ皮膚に薬の成分が浸透しやすいということであり、副作用を引き起こしやすくなってしまうからです。
ですので、顔などを虫に刺されてしまい、かゆみがひどい場合にはデルモベート軟膏は使わないよう注意し、顔用のステロイド薬であるロコイド軟膏を使うようにしましょう。
さらに、ステロイド薬全般で注意することなのですが、まず、塗る時は虫に刺された部位を冷水で洗って、水をよく拭き取ってから塗るようにした方が効果が出やすいですよ。
そして、回数は1日2回まで塗るようにし、塗る期間は大体1週間は塗り続けるようにします。
これは、ステロイド薬は即効性があるため3~4日くらいで症状は改善されて来るように見えるのですが、ここで回数を減らしたり、塗るのをやめてしまった場合にはまた症状がぶり返してしまうからです。
ということで、デルモベート軟膏を虫刺されに使う機会はあまりないかもしれませんが、もし使用するような時は、用法容量を必ず守り、慎重に使うようにしましょう。
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デルモベート軟膏は市販されてるの?
さて、そんなデルモベート軟膏ですが、市販されているのか気になりますよね。
しかし、残念ながら、デルモベート軟膏は市販されていませんし、しかも、デルモベート軟膏と同じステロイドの強さの市販薬もないのが現状です。
ただ、これには理由があり、デルモベート軟膏はステロイドの中で最も強い薬であり、その使用には充分な注意が必要なため、医師の判断のもとでしか使うことができないものだからです。
よって、デルモベート軟膏を使いたい場合には、まずは病院にいって処方してもらう必要があります。
ただ、かゆみが強くて今すぐに欲しいという場合もあるとは思いますから、そんな時はそれなりの強さのものがドラッグストアで第二類医薬品として販売されていますから、それらを購入するようにしましょう。
その場合、強さが上から3番目のステロイドであるリンデロンvgと同じ強さであるベトネベートやフルコートがありますから、試してみてくださいね。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
まず、デルモベート軟膏は一番強いステロイドであり、その効能はかゆみや湿疹をおさえてくれるということでした。
ただ、その副作用には皮膚の萎縮や、逆にかゆみや湿疹を引き起こしたり、頭痛や発熱があるということで、注意が必要ということでしたね。
また、虫刺されに使用する場合においては、皮膚が薄く多量に吸収されてしまうため、顔や陰部の虫刺されには使わず、弱いステロイド薬を使うようにした方がいいということでした。
そして、デルモベート軟膏は市販されていないため、ベトネベートやフルコートといった市販されているステロイド薬を試してみるのがいいということでしたね。
最後に、デルモベート軟膏は一番強いステロイド薬である分、その効果も絶大ですから、医師の相談のもと使用できるのであれば、辛い症状を治すためにも是非使ってみるようにしてください。
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