とびひで痛みがあるときの対処法と注意点!痛い原因もチェック!

あせもや虫刺されで肌に炎症ができ、かゆみに耐えきれずに掻くと、あっという間に全身に炎症が広がってしまいます。

しかし、とびひにも種類があり、それぞれ症状によって対処法も異なるため、原因が何かも含めて詳しく知っておきたいですよね。

また、とびひで痛いと感じる場合がありますが、痛みを感じるときは重度の可能性があるので注意しなくてはいけません。

そこで今回は、とびひで痛みがあるときの対処法と注意点や痛い原因についてもチェックしていきましょう。

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とびひで痛みがあるときの対処法と注意点!痛い原因もチェック!

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とびひは、正式には伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)といって、皮膚が細菌に感染し、水ぶくれができ、次第に膿を持つようになる状態のことを指します。

そして、感染した皮膚はかゆみを伴うため、さらに掻きむしってしまい、掻きむしった手で他の部分を触ると、他の皮膚へ感染してしまいます。

ちなみに、このように、あっという間に全身に広がる様が、火事の飛び火のように広がっていくのに似ているので「とびひ」と一般名称で呼ばれているのですね。

それから、とびひには2種類があり、それぞれ原因菌や症状も異なるのでチェックしましょう。

とびひには2種類ある!?

1) 水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)

とびひの多くのタイプはこのタイプで、黄色ブドウ球菌が原因となり、0~6歳の乳幼児に多く、特に夏に発生すると言われています。

そして、皮膚の一部に水ぶくれができ、かゆみを伴うので掻きむしることによって原因菌の黄色ブドウ球菌が入り込み、菌が増殖してとびひの原因となります。

それから、水ぶくれは始めのうちは透明ですが、だんだんと膿がたまっていき、これが破れることによって周囲へと広がっていきます。

2)痂皮性膿痂疹(かひせいかのうかしん)

化膿レンサ球菌という溶連菌が原因となって、赤く腫れた部位に膿の入った水ぶくれができ、すぐに厚いかさぶたができます。

そして、炎症が強く、リンパ節が腫れたり発熱やのどの痛みを伴うこともあり、重症になると菌が作る毒素が全身に広がって、稀に腎障害の併発も見られることがあります。

それから、季節や年齢に関係なく発症し、成人にも多く、特にアトピー性皮膚炎をもつ方は皮膚が力が弱まっているため、とびひ状態になりやすい傾向にあります。

とびひで痛みが現れたら要注意!治療法はコチラ!

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とびひの症状が現れたら、できるだけ早く皮膚科を受診し、破れていない水疱や膿疱の中にある液体を培養したり、血液検査、尿検査をおこなって、詳しく診断します。

これにより原因菌をつきとめ、とびひのタイプを診断しますが、発熱や痛みを伴う場合はほとんどが痂皮性膿痂疹なので、症状に合わせた治療が必要になります。

そして、痂皮性膿痂疹の治療法は次の通りです。

・抗菌薬の内服薬を処方

ペニシリン系の抗生物質を含んだ内服薬で体の中から殺菌していきますが、なかなか治らない時は内服薬である抗菌薬に耐性がついている可能性があるので、細菌を培養して原因菌に対する感受性検査を行います。

また、痂皮性膿痂疹の場合、強い痛みや発熱を訴えていれば重度の可能性があるので、内服薬ではなく点滴を投与されることもあります。

・エリスロマイシン軟膏の処方

感染症の治療に用いるマクロライド系の抗生物質を含んだ塗り薬で、細菌などの増殖を阻害することで抗菌作用を働かせ、かさぶたの治りを早くするよう促します。

使用の際は、適量を1日に1~数回、患部に塗るか、ガーゼに伸ばして使い、多く塗りすぎないよう気をつけましょう。

また、副作用はほとんどないとされていますが、ピリピリとした刺激感を感じたり、肌が赤みを帯びたり、熱や発疹を感じたら使用を止めて医師に相談しましょう。

さらに、痂皮性膿痂疹の場合は、かさぶたが取れても腎障害の併発の可能性があります。

そのため、さらに10日間ほど治療を続けてから、再度の尿検査を行うことがあるので、必ず医師の指示に従いましょう。

一方で、水疱性膿痂疹に関しては、黄色ブドウ球菌によく効く抗菌薬を3~4日間内服し、さらに水ぶくれの中身を抜いた状態で抗生剤を塗り、ガーゼに亜鉛華軟膏を貼って対処します。

そして、乾いてくれば抗生剤の軟膏だけにし、かさぶたが取れたら治療は終了となります。

このように、症状によって治療方法も異なり、皮膚の炎症といっても薬局で購入できる塗り薬だけでは対処することができません。

そのため、皮膚科を受診してもかゆみが軽いからといってステロイド軟膏薬だけを処方される場合がありますが、なかなか治らない場合は早めに再度受診し、医師に相談すると良いでしょう。

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とびひができた時の入浴は?シャンプーなどはどうしたら良い?

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とびひ状態になっている時に、入浴で熱いお風呂に入ったり、普段通りのシャンプーを使うと刺激が強く、さらに炎症を悪化させる可能性があります。

そのため、とびひができたらシャワーだけにし、シャンプーやボディソープなど、肌を洗うものは低刺激の赤ちゃんでも使えるタイプに切り替えると良いでしょう。

・赤ちゃんにつかいたいやさしい石けん

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そして、とびひ状態になると刺激が怖くて洗うのをためらってしまいそうですが、汚れや汗を毎日洗い流して清潔な状態を保つことも治療の一つですので、症状に合った商品を選んで毎日体を優しく洗ってあげましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、とびひで痛みがあるときの対処法と注意点や痛い原因についてもチェックしました。

まずとびひは、水疱ができ膿を持つ水疱性膿痂疹と、赤く腫れ、水疱からすぐに厚いかさぶたとなる痂皮性膿痂疹の2種類があるのでしたね。

そして、痂皮性膿痂疹は発熱やのどの痛みを伴うこともあるので、重度であれば点滴を投与し、中度であれば抗生剤を含む内服薬を飲み、エリスロマイシン軟膏を塗って対処するとのことでした。

ただ、痂皮性膿痂疹はかさぶたが取れても合併症への危険性があるため10日間ほど治療を続けるとのことでしたね。

一方、水疱性膿痂疹は内服薬を3~4日飲み、ステロイド軟膏を塗ってかさぶたが取れれば治療を終えられるとのことでした。

また、とびひ状態の肌への刺激を避ける肌に優しい全身洗い用石けんも紹介しました。

とびひは軽く見ると悪化し症状も辛いので、日頃から衛生環境に充分に気をつけましょうね!

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