水いぼが手のひらや指にできた時の対処法!馬油で保湿は必要?

画像1水いぼは、3歳から15歳までの子供が感染しやすいウイルス性の感染症ですが、大人でもアトピー性皮膚炎の方や肌の免疫力が低下しているとうつりやすいです。

そして、大人の場合は水いぼが手のひらや指にできたりするのですが、体の中でもよく使うところなので、早く治せる対処法を知りたいのではないでしょうか?

それから、水いぼができた場合、馬油で保湿は必要かといったことも気になりますよね。

そこで今回は、水いぼが手のひらや指にできた時の対処法や、馬油で保湿は必要かといったことについて詳しくお伝えしていきます。

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水いぼの症状!手のひらや指にできる?

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水いぼは、伝染性軟属腫ウイルスへの感染で生じる皮膚の病気で、表面がツルツルとしていて光沢があり、大きさは直径5mm以下のことが多く、中心が少し凹んでいるいぼができます。

そして、中にウイルスの入った水溶性の内容液が含まれているので「水いぼ」と言うのですが、このウイルスへの直接的な接触や、ウイルスの付着したタオルの共用などが原因で、子供から大人にうつることもあります。

特に、アトピー性皮膚炎にかかっている方が多いのですが、普段は健康な人でも、日焼けや疲れで肌がダメージを受け、免疫力が低下している時や、乾燥している時にうつりやすいとされています。

それから、水いぼは手足だけでなく、胸やお腹、背中や脇の下、ひざの裏などにもでき、稀にかゆみや痛みを伴う場合があるので、やっかいですよね。

また、大人の水いぼは、手のひらや指にできることが多いようですが、体の中でもよく使う部位であり、かゆくてついかいてしまいがちなところでもあります。

すると、内容液が体の他の部位へ付着し、いぼが全身に拡大する原因となってしまいますし、かゆくなくても、ふとした時に他の部位や他の人へ接触しやすいので、注意が必要です。

水いぼが手のひらや指にできた時の対処法は?

手のひらや指にできた時は、全身へとびひしたり、他の人へうつす危険性が高いので、早めの対処が必要です。

そのため、比較的早く治るとされている水いぼの対処法を3つ、ご紹介しますね。

1) ピンセットで除去する

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水いぼで皮膚科を受診して行う対処法の中で最もポピュラーな手法です。

まず、水いぼの芯をつまみやすいように、中に穴があいている水いぼ用のピンセットを用いて処置すると良いでしょう。

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そして、患部をアルコールで消毒してから、水いぼの白い芯ごと、ピンセットでひとつひとつ摘み取ると、血が出るので消毒を行います。

それから、イソジンきず薬(明治きず薬)を塗り、またかゆみが生じた時に触れないように、絆創膏やガーゼなどを貼って保護します。

ちなみに、この手法はつらい痛みが伴うので、できれば皮膚科で受診して行うと良く、皮膚科ではペンレステープという局所麻酔のシールを貼ってから行うので、自宅で自己治療をするよりは、痛みを抑えながら除去することができます。

また、この手法で潰していけば、1週間以内にはかさぶたができ、水いぼが治るとされていますが、数が多い場合は1度に処置することができず、痛みに耐えかねて途中でやめてしまう場合もあるので、無理をしない程度に試してみましょう。

2) イソジンで対処する

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痛みを伴わない方法が良い場合は、ピンセットで除去はせず、消毒を行って清潔にした患部に、イソジンを塗るだけでも効果が期待できます。

そして、使用するのはイソジンきず薬と、イソジン軟膏(明治きず軟膏)の2種類で、先にコットンボールにきず薬をふくませて塗ってから、軟膏を覆い被せるようにして塗ります。

それから、絆創膏やガーゼをかぶせて固定すると良く、この手法が効くようであれば3~4日で治る方もいますが、全く効かない方もいるようです。

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3) かゆみ止めを使用する

手のひらや指にできた水いぼがかゆくてかいてしまいそうな時は、応急処置として市販のかゆみ止め用の塗り薬を使うこともできます。

そして、皮膚科で水いぼの塗り薬を処方される場合、リンデロンというステロイド薬であることが多いのですが、こちらのベトネべートN軟膏ASはそのリンデロンと類似の作用がある市販薬です。

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ベトネべートは、かゆみの炎症をとるステロイドの「ベタメタゾン」と、細菌の繁殖をおさえる抗生物質の「ゲンタマイシン」が配合されているので、水いぼ治療に即効性があるとされています。

そして、使い方は簡単で、お風呂上がりなど皮膚を清潔な状態の時に、綿棒に薬をとってから塗り、綿棒は使い捨てにすると感染を防ぐことができます。

ただ、ステロイドの作用で皮膚の免疫力が低下するため、いぼが小さくなってきたと思って使用を中止したとたん、再発する危険性もあります。

また、ステロイドの強さも中程度の強さなので、副作用には十分な注意が必要で、顔や陰部などデリケートな部位には使用することができないことを覚えておきましょう。

そのため、患部がほんの少し光る程度の少量を塗り、様子を見ながら使うと良く、1週間以上治らない場合は使用をやめて、皮膚科を受診するようにしましょう。

また、皮膚が薄くなったり、毛が濃くなるといったステロイド特有の副作用が現れた場合も同様で、使用はすぐに中止するようにしましょうね。

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馬油での保湿の効果は?

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前述の通り、水いぼは肌が乾燥している時にできやすいとされているので、保湿することでも対処を行うことができます。

そのため、水いぼとその周辺に、1日に1度馬油を塗ると、1週間ほどでなくなる方もいるようです。

ちなみに、馬油とは、馬の脂肪から採取した油のことですが、人間の体にも使える軟膏やクリームとして様々な商品がでており、天然由来の成分のため、赤ちゃんでも使えるところが安心ですね。

なので、大人に限らず、小さな子供や、赤ちゃんに水いぼがうつってしまった時にも馬油で対処してみることができます。

ただ、稀に馬油に含まれるタンパク質が赤ちゃんの肌に合わず、アレルギー性反応で発疹が出るときがあるので、その際は使用を中止しましょうね。

そして、もしも水いぼが潰れてしまって、内容液が出ている場合は、その上から馬油を塗ると、塗っている最中にウイルスを含んだ内容液を他の皮膚へ広げてしまうため、潰れている場合にはこの対処法はオススメでいません。

それから、馬油を使った水いぼの対処法は、効果がある方とない方がいるようなのですが、肌に合わないということがない限り、馬油を塗って皮膚にマイナスの影響が現れることは少ないので、まずは塗ってみると良いでしょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、水いぼが手のひらや指にできた時の対処法や、馬油で保湿は必要かといったことについて詳しくお伝えしました。

まず、水いぼはウイルス性の感染症で、子供だけでなく、大人でも皮膚のバリア機能が低下している場合は感染しやすく、大人の場合は手のひらや指など、日常的に使うところにもできやすいのでやっかいなのでしたね。

また、水いぼはウイルスへの接触感染でうつるので、手の場合は早めの対処をした方が良く、比較的早く治る対処法として、ピンセットで除去する方法やイソジン、かゆみ止めの塗り薬などを紹介しました。

さらに、乾燥していると水いぼができるため、馬油で保湿すると1週間ほどで治る場合があるので、予防も兼ねてやってみると良いのでしたね。

水いぼになると子供でも大人でもツライので、水いぼのウイルスなどに負けない肌を保てるよう、ぜひ親子で一緒に予防に努めましょう

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