あせものかゆみを抑える方法や薬と注意点!かゆくない時もある?

画像1暑くなってくると、子供から大人まで悩まされるのが「あせも」ですが、治りにくい場合はかゆみを抑えるのが大変ですので、薬など良い対策や注意点があれば知っておきたいですよね。

また、あせもでかゆくない場合など、あせもの詳しい種類やあせもの原因についてもよく知っておくと良いのではないでしょうか。

そこで今回は、あせものかゆみを抑える方法や薬と注意点、そしてかゆくない時などについて詳しくお伝えしていきます。

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あせものかゆみを抑える方法や薬と注意点!かゆくない時もある?

あせもができる原因や種類はコチラ!

まず、あせもができる原因には、次の3種類があることを知っていましたか?

1) 汗が肌の表面や汗線にたまると、肌の表面に常にある菌(常在菌)である表皮ブドウ球菌が肌の表面で増え、それに対する炎症反応が現れる

2) ニッケル(蕎麦など)・クロム(玉ねぎなど)・コバルト(ナッツ類など)などの金属類を含む食べ物の食べ過ぎで、汗に金属類が増えてしまい、肌の表面に炎症が出る

3) ストレスがたまり汗をかけなくなることで、汗腺がつまり、肌の表面下でたまった汗が水ぶくれを作り、肌の表面に炎症が起きる

そして、1)は赤ちゃんから大人までかかりますが、2)や3)は特に大人に現れやすいあせもの原因となり、対処方法も異なるので注意しましょう。

また、赤ちゃんと大人では、現れるあせもの種類も異なる場合があります。

水様性汗疹(すいようせいかんしん)…透明で米粒ほどのサイズの水ぶくれができ、かゆみや痛みを伴いません。

そして、このタイプは赤ちゃんにできやすく、汗も出口である表面をふさぐためにできるあせもです。

紅色汗疹(こうしょくかんしん)…赤くブツブツとしたタイプで、かゆみが痛みを伴い、幼児から大人にできやすいあせもです。

そして、このタイプは角層よりさらに深いところで汗腺がふさがれ、管が拡張するために水ぶくれができ、炎症が起こすことが原因となっています。

つまり、赤ちゃんと大人では詳しい原因やあせもの現れ方も異なり、水様性汗疹は清潔にしていれば2~3日で治りますが、紅色汗疹は2週間ほどかかる場合もあるそうです。

ただ、赤ちゃんは自分で汗をふくことができないので、重症化しやすく、幼児以降も汗を無意識にかいてしまうことでさらに悪化し、ひどい時は全身に飛び火してしまいます。

そこで、特にかゆみを伴うあせもの場合は、かゆみを抑える方法や薬のオススメを知っておいて、いざという時には早めに対処できるようにしましょう。

かゆみを抑える方法や薬のオススメはコチラ!

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あせもが現れている肌の表面は、汗がたまり汚れがたまっているために不衛生な状態ですので、対処は次の順番で行うことが大切です。

1) 汗をよく拭き取るか、洗い流す

汗をかきやすい季節やスポーツをした後には、必ず毎日のシャワーで汗を良く流すようにしましょう。

この時、あせもができている場合は、ゴシゴシとボディソープを使ってこすると、かえって炎症が悪化するので、固形石けんを手で泡立てた泡で優しく洗い流しましょう。

また、入浴する際は、熱いお湯もあせもの炎症を悪化させるので、38℃程度のぬるま湯が適切です。

そして、ぬるま湯にゆっくり浸かることで副交感神経が活発になり安眠を得ることができると、肌の再生能力も高めることができるのでオススメですよ。

2) 保湿を行い、通気性の良い衣服に着替える

肌が乾燥していると、かゆみが悪化するため、入浴後には肌をワセリンや化粧水でたっぷりと保湿しましょう。

また、化粧水はさっぱりタイプの敏感肌用があせも予防に適していますし、赤ちゃん用にベビーワセリンなどが出ているためこれもオススメです。

そして、タオル地やガーゼなどの通気性の良い衣服に着替え、汗をためこまないように対処しましょう。

ちなみに、平均体温が大人より高く、代謝が良い赤ちゃんや幼児の体は、次の画像のように1枚着るだけで体温が全く異なります。

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なので、子供に汗を吸い取るインナーなどをTシャツの下に着させる方もいますが、コットンなどの涼しい服を一枚着させる方があせも予防になります。

それから、睡眠時もこうした通気性の良い素材を使ったパジャマを着ることで、寝汗を防ぎ、熱帯夜で寝ている最中に起きるあせもの増殖を防ぐことができます。

3) かゆみを抑える薬を塗る

ほとんどのあせもが、1)と2)の対処法をしっかり行っていれば治りますが、それでも治らない場合はかゆみを抑える薬を使いましょう。

そして、薬の使用前には必ず肌を清潔な状態にしないと、かえって薬が細菌を飛び火させ、炎症の悪化につながることになるので、注意しましょう。

それから、かゆみを抑える薬には、次の通り「ステロイド系」「非ステロイド系」「その他軟膏」の3種類に分かれるので、それぞれのタイプのオススメを紹介します。

☆ステロイド系

・エンクロン軟膏EX

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エンクロン軟膏EXは、薬が皮膚表面で効果を発揮した後に皮膚に吸収されると低活性になる「アンテドラッグ」が含まれています。

つまり、炎症を抑える力は強いですが、体の中に入った後の副作用は弱めになるということなので、ステロイドへ抵抗を感じている方にもオススメですね。

また、エンクロン軟膏EXは、かゆみ止めに多い少し白くなるタイプや、独特の香りがなく、透明でスッと爽やかな香りであるところもポイントです。

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そして、ステロイドを使うときは次の注意事項を必ず守りましょう。

・皮膚の薄い所には塗らない

目の周りなど皮膚の薄い所に塗ると、目に入り視界がかすんだりし悪影響が起こる可能性があります。

そのため、目の周りも含めて首もとやおでこ、耳や陰部など、皮膚の薄い所へのステロイドの使用はやめておきましょう。

・長期間使わない

長期間使うと、免疫ができ効果が薄れますので、短期的に適量のみ使うようにしましょう。

・炎症が悪化したらすぐに病院へ

肌に合わず、炎症が悪化する場合があるので、その場合はすぐに使用を止めて病院で受診するようにしましょう。

☆非ステロイド系

・レスタミンコーワパウダークリーム

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レスタミンコーワパウダークリームは、かゆみを抑える成分のジフェンヒドラミンと、炎症を抑えるグリチルレチン酸が配合されているため、あせもにも効果的です。

また、香りはなく、のびやすいクリームタイプで、乾きが早いところも嬉しいですね。

もしステロイドを使用するのが不安な方や、赤ちゃんにも使えるものを探している場合は、こちらの商品がオススメです。

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☆その他軟膏

・馬油

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馬油にも殺菌効果や炎症を抑える作用があり、人間の皮膚に塗っても良いとされているので、あせも対策にオススメです。

ただし、馬油はべたべたするので衣服や寝具についてしまい、患部への効果が薄れる場合があるので、塗りすぎには気をつけましょう。

また、まれに馬油が体質に合わず炎症が悪化する場合があるので、その場合はすぐに使用を止めるようにしましょう。

それから、同じようにワセリンにも殺菌効果や炎症を抑える効果があるので、白色ワセリンなどをあせも対処用に使うこともオススメします。

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子供は大人の3倍汗をかく!?乳幼児のあせも予防は徹底しよう!

子供は大人に比べて代謝が良く、平均体温も高めなので、その汗の量は大人の3倍とも言われています。

また、汗が出る汗腺の数は、子供も大人も同じ数だけありますが、体が小さい子供と大人では、汗腺の密集度が異なり、子供の方が大人より汗をためやすい体をしています。

ただ、汗をかくこと自体は体の熱を放出させて体温を下げる大事な役割を果たしているので、外での遊びを控えて部屋に閉じこもればいいわけではありません。

なので、汗との上手な付き合い方を覚えて、子供が元気に夏を乗り越えられるようにしたいですね。

そこで、子供のあせも予防として次の3つをオススメします。

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1) 通気性の良い服装を心がける

対処法のところでも紹介したように、夏場はジーンズや素足など肌への接触で汗をためやすくする服装は避け、コットンやガーゼなど通気性の良い服装にしましょう。

また、子供は睡眠時に大量の寝汗をかくので、汗を吸収し乾かしやすい気持ちの良いパジャマを選んであげてくださいね。

2) 汗をかいたら、すぐに拭き取る

汗を肌にためないことが何よりのあせも予防になりますが、特に赤ちゃんは、自分では汗を拭き取ることができないので、大人がタオルなどを常備しすぐに拭き取りましょう。

そして、タオル以外にもウェットティッシュなど濡れタイプのものも効果的ですし、制汗剤が含まれているものもありますので、爽やかに乾かしてあげましょう。

3) エアコンを上手に使って適温を保つ

最近は節電のためエアコンの使用を控える方もいますが、熱中症予防のためにもエアコンは上手に使いましょう。

そして、体温調節のバランスを保つために適切と言われているのは、外気との差を5~6℃に保つことなので、夏場は26~28℃程度が良いでしょう。

それから、睡眠時もタイマーを上手に使い、入眠後1~2時間はエアコンの効いた適温の部屋で眠かすことで、寝汗もかかず、良質な睡眠をとることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、あせものかゆみを抑える方法や薬と注意点、そしてかゆくない時などについて詳しくお伝えしました。

まず、あせもの原因は、汗がたまり汗腺がつまることで炎症が起きる以外にも、食べ物やストレスもあり、その種類も赤色や白色、かゆみや痛みのあるなしがありましたね。

それから、あせもの対処法には、汗を流して清潔にし、保湿して通気性の良い服装にした上で、かゆみを抑える塗り薬としてオススメ商品をご紹介しました。

そして、かゆみを抑える塗り薬には、使用上の注意はありますが、即効性があるステロイド系と効き目は弱いが安心して使える非ステロイド系や他の塗り薬がありましたね。

さらに、子供は大人より汗をかきやすく、そのためにあせもができやすいので、予防法として、日頃から通気性の良い服装や、汗をかいたらすぐに拭いてあげること、エアコンを上手に使い適温を保つことの3点を紹介しました。

あせもは基本的な対処法を行えば比較的すぐに治りますが、子供は汗をためこみやすく無意識にかいて悪化することもあるので、大人がきちんと見守り適切に対処してあげましょう!

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(関連記事)赤ちゃんなどの敏感肌に使える虫除け日焼け止めを選ぶ際の注意点!

あせもに対する根本的かつ効果的な対策とは?

肌の弱い人はどうしてもあせもになりやすいですが、あせもになってしまうと痒くてつらいですし、ビジュアル的にも露出を控えたくなりますよね。

また、大人であれば掻きたい衝動を何とか我慢できますが、子供の場合だと我慢できずに掻いてしまって「とびひ」になってしまったり、大人の場合でも寝ている時などに無意識に掻いてしまって悪化させてしまうことがあります。

なので、清潔な肌環境を保ったり、生活習慣の改善に努めて、あせもにならないように、そしてあせもになっても、早く良くなるように努力すると思います。

でも、やっぱり継続して行うのは大変ではないでしょうか。

そんなとき、あせもを早く治すために大事なことをもう一度よく考えてみると良いと思います。

あせもになってしまったときに一番困ること、それは痒みを抑えられず掻いてしまうことではないでしょうか。

これは大人でも子供でも変わらないと思います。

そして、掻いてしまうことによりそこから細菌が入り、「とびひ」などへと悪化してしまうのです。

したがって、あせもを早く治すためには痒みを抑えつつ、また、多少掻いてしまっても細菌の感染を防げれば良いのです。

そこで、続いてその2点のポイントをうまく解決する方法についてご紹介いたします。
↓↓↓
「あせもの掻きたい衝動を抑え治癒を早めるとともに予防する方法!」

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