あせもがふとももに出る原因と対処法!またずれとの関係も!

画像1乳幼児だけでなく、大人の体にもあせもはできるので、特にふとももなどにできるとなかなか治りづらく困ってしまいますよね。

なので、あせもがふとももにできる原因は何なのか、その対処法のオススメなど知りたいですよね。

それから、あせもと、ジーンズや水着を着ているとできるまたずれとの関係についても知っておきましょう。

そこで今回は、あせもがふとももに出る原因と対処法や、またずれとの関係についてお伝えしていきます。

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あせもがふとももに出る原因と対処法!またずれとの関係も!

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あせもは、大量に汗をかいた時に、汗が皮膚の中にたまってしまっていることが原因で現れる症状です。

そして、たまった汗が皮膚の下にある汗管(かんかん)という管状の線からその周りの組織に漏れ出し、水ぶくれを作り、炎症を起こしてあせもとなります。

それから、この汗管の数は大人も子供も同じですが、子供の方が体が小さく、表面積に対する汗管の数が多く密集しているため、子供の方があせもができやすいのです。

そして、あせもには次の3種類があることを知っていましたか?

あせもの種類

1) 紅色汗疹(こうしょくかんしん)…大人の肌にできやすいあせもで、赤くて小さいぶつぶつができて、かゆみや痛みを伴います。

2) 水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)…こちらは赤みやかゆみを伴わず、透明で米粒ほどの大きさの水ぶくれができます。

乳幼児の肌にできることが多いので、大人の肌に表れたら珍しいですが、自覚症状を伴わないうちに悪化することもあるので注意しましょう。

3) 深在性汗疹(しんざいせいかんしん)…皮膚の深い部分で起こる白っぽく扁平な形の汗疹ですが、亜熱帯地域でかかる症状なので、日本ではほとんど見られません。

ふとももにあせもができるのは何故?またずれとの関係も

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それから、あせもは、頭、おでこ、首、肘の内側、足の付け根やお尻、膝の裏側など汗がたまりやすく渇きにくい部分にできますが、ふとももにも出ることがあります。

これは、例えばデスクワークで長時間座っている間に太ももの間かいた汗や、洋服でしめつけた結果かいた汗がたまって、乾きにくいことが原因です。

また、またずれも太ももにあせもができる原因となりますが、特に筋肉質や肥満気味の方の場合、足の付け根に隙間がなく、またずれの症状が現れやすいので要注意です。

そして、ジーンズなどの通気性の悪い服装はもちろんのこと、「スカート+生足」や、「水着+生足」といった時も、股に刺激を与えて太ももにあせもができる原因になります。

あせもがふとももにできた時の対処法と注意点!

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あせもがふとももにできると、陰部に近いために掻きづらく、また汗もたまりやすいのでなかなか治らなくて辛いですよね。

しかし、軽度のあせもであれば、清潔にし、保湿することを心がけていれば治るので次のように症状別に対処しましょう。

●軽度のあせもへの対策

1)汚れを毎日のシャワーと固形石けんの泡で優しく落とし、ゴシゴシこすらない

あせも対策で「清潔」は最も大事ですので、毎日のシャワーでよく汚れを落とすようにしましょう。

この時、ボディソープを使ってタオルでゴシゴシこすると、炎症を悪化させるため、固形石けんを手で泡立てた泡でたっぷりと優しく洗い流すようにしましょう。

2) 湯船への入浴はぬるま湯にし、ゆっくりと温まる

熱いお湯は炎症を悪化させますので、38℃程度のぬるめのお湯にゆっくり浸かるとあせもに良く、また、副交感神経が優位になるのでぐっすりと眠れます。

3) 入浴後はよく水気を拭き取り、患部はワセリンなどでたっぷり保湿する

入浴後、水気を拭き取った体の患部にはワセリンを優しくたっぷりと塗り込むと、保湿効果だけでなく抗炎症効果もあるので、かゆみも抑えてくれます。

ただ、オススメの白色ワセリンは、塗った後に紫外線に当たるとメラニンを集め、日焼けしやすくし色素沈着の原因になるので、外出前の使用は控えましょう。

それから、患部でない部分に塗りすぎると、汗の排出を妨げて蒸れてしまうことがあるので、あくまで患部のみに適量を塗るようにしましょう。

●それでも治らない場合の対策…

あせもの市販薬には、ステロイド配合、ステロイド非配合、その他軟膏など様々なものが出ているので、用途に応じて選びましょう。

☆早く治したい場合

・オイラックスPZ軟膏

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アンテドラックステロイド配合のため、体の中に吸収されると低活性になり、ステロイドに抵抗がある方にも安心して使うことができます。

また、あせもが乾いている場合も、ジュクジュクと膿んでいる場合も両方使うことができます。

ただ、ステロイドを使う場合は次の点に注意しましょう。

◎皮膚の薄い部分には使わない

目の周りにステロイドを塗ると、目がかすんだり痛みが出たりといった症状が現れます。

このように、首や唇、陰部に近いふとももも皮膚が薄いのでステロイド剤の使用は控えた方が良く、副作用が出たらすぐに病院で受診するようにしましょう。

そして、オイラックスPZ軟膏は市販薬ですが、病院で処方されるステロイド剤についても、医師の指示に従って注意して使用するようにしましょう。

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☆ステロイド非配合剤でゆっくり治す場合

・佐藤製薬 ポリベビー

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ポリベビーは、抗ヒスタミン剤のジフェンヒドラミンを始め、植物由来のもののみが配合されたステロイド非配合薬です。

また、赤ちゃんのおむつかぶれ対策に推奨されているので、大人のふとももなどデリケートな部分にも安心して使うことができますね。

ただ、治るまで期間を要するので、短期的にステロイドを使用するか、ポリベビーなどを使って時間がかかるようなら皮膚科で受診することもオススメします。

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・ユースキン あせもローション

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ステロイド非配合剤の皮膚のかゆみ止めで、ローションなので肌にもしっかり浸透しますし、のびの良いクリームタイプもあります。

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☆自然由来の成分でできるだけ体に負担をかけず治すなら…その他軟膏

・馬油

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馬油は、馬の脂肪から作られた天然の保湿剤で、人間の皮脂に限りなく近い成分で構成されているため、赤ちゃんの肌でも問題が起きないとされています。

そして、角質層に浸透するので保湿効果が高く、抗炎症作用や血行促進作用もあるので、あせも以外にも乾燥肌の時などにオススメで、入浴後の使用がより効果的です。

ただし、馬油に含まれるタンパク質が体質に合わない場合があるので、塗った後にさらに発疹が悪化するようであれば使用を中止し、病院で受診しましょう。

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大人のあせもの予防策はコチラ!

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あせもというと、赤ちゃんや幼児ができるイメージの方も多そうですが、最近は猛暑の夏が増え、大人でもあせもに悩む方が多いようです。

そこで、夏が始まる前から予防策を徹底し、あせもに備えましょう。

1) 通気性の良い衣服を身につける

ジーンズや素肌は、汗をためこんでしまい、ふともものあせもの原因になるため、男性であればボクサーパンツや、女性もリラックスパンツがオススメです。

また、睡眠時にはタオル地など汗を吸いやすい素材を使った機能性インナーをパジャマ代わりにすると、眠っている間に汗をためこみません。

それから、サラリーマンでネクタイをつけなければならない場合は首もとにもあせもができてしまうため、移動中など可能な時はゆるめて通気するようにしましょう。

2) 汗をかいたらすぐに拭き取る

外出時もウェットティッシュやタオルを持ち歩き、汗をかいたらすぐに拭き取るようにし、汗を肌に残さないようにしましょう。

3) 肌荒れ防止の入浴剤を使用する

アトピタは、肌荒れ防止成分の天然生薬有効成分「ヨモギエキス」を配合しているので、入浴しながらあせもを鎮め、やさしく効いてきます。

そして、ヨモギエキスは女性特有の生理不順などのトラブルにも効果的な生薬なので、赤ちゃんと一緒にお母さんが入浴しても、両方に嬉しい効果がありそうですね。

また、入浴後は洗い流さない方がより効果的で、シャンプーやボディソープ、ボディクリームも出ているのでシリーズで揃えて使いたいですね。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、あせもがふとももに出る原因と対処法や、またずれとの関係についてお伝えしました。

まず、あせもがふとももに出る原因は、大量にかいた汗が股の間にたまりやすく、皮膚の中にたまった汗が水ぶくれを作り、炎症を起こしあせもができるということでしたね。

そして、通気性の悪いジーンズや、水着やスカートに生足という夏に多い服装もまたずれを起こし、皮膚に刺激を与えてあせもを作る原因になるとのことでした。

そのため、あせもができたらまずは汚れを優しく落とし、お風呂はぬるま湯でゆっくりと温め、入浴後はワセリンなどで保湿することの3点をオススメしました。

ですが、それでも治らない場合は様々なタイプの炎症薬が出ているので、ステロイドからステロイド非配合、自然由来のものまで、状況に応じて使うと良いとのことでした。

また、猛暑が続いてあせもにかかる人も増えているため、予防として通気性の良い服を着て、汗を残さず拭き取り、肌荒れ防止の入浴剤を使うこともオススメしましたね。

あせもができていると見た目にも悪いので、早めにしっかり予防して、夏に露出度の高い服を着てもキレイな肌を見せられるようにしたいですね!

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あせもに対する根本的かつ効果的な対策とは?

肌の弱い人はどうしてもあせもになりやすいですが、あせもになってしまうと痒くてつらいですし、ビジュアル的にも露出を控えたくなりますよね。

また、大人であれば掻きたい衝動を何とか我慢できますが、子供の場合だと我慢できずに掻いてしまって「とびひ」になってしまったり、大人の場合でも寝ている時などに無意識に掻いてしまって悪化させてしまうことがあります。

なので、清潔な肌環境を保ったり、生活習慣の改善に努めて、あせもにならないように、そしてあせもになっても、早く良くなるように努力すると思います。

でも、やっぱり継続して行うのは大変ではないでしょうか。

そんなとき、あせもを早く治すために大事なことをもう一度よく考えてみると良いと思います。

あせもになってしまったときに一番困ること、それは痒みを抑えられず掻いてしまうことではないでしょうか。

これは大人でも子供でも変わらないと思います。

そして、掻いてしまうことによりそこから細菌が入り、「とびひ」などへと悪化してしまうのです。

したがって、あせもを早く治すためには痒みを抑えつつ、また、多少掻いてしまっても細菌の感染を防げれば良いのです。

そこで、続いてその2点のポイントをうまく解決する方法についてご紹介いたします。
↓↓↓
「あせもの掻きたい衝動を抑え治癒を早めるとともに予防する方法!」

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