手足口病に塗り薬のリンデロンは効く?子供にオススメな種類は?
手足口病に感染すると、名前の通りに手や足、口まわりに発疹ができますが、最近では原因となるウイルスが多様化しているため、背中やお尻、お腹などに広がることもあるのだとか。
手足口病の発疹による全身のかゆみを我慢し続けるのは、大人でも子どもでもツライことですよね。
そのため、市販の塗り薬を使ってかゆみを抑える人もいますし、病院で塗り薬を処方してもらう人も多く、その際に時々目にするのが「リンデロン」という薬です。
そこで今回は、手足口病に塗り薬のリンデロンは効くのかどうか、また子供にオススメの種類についてご紹介いたします。
目次
手足口病に塗り薬のリンデロンは効く?
手足口病に塗り薬のリンデロンが効くかどうかですが、ステロイドが配合されているため、症状を悪化させるという説もあります。
ステロイドには「抗炎症作用」と「免疫抑制作用」の効果があると言われていて、炎症を抑えてくれる分には良いのですが、免疫も抑えてしまうところに問題があるのだとか。
なぜなら、免疫を抑制してしまうとウイルスの増加を止めることができないので、手足口病の症状を悪化させることがあるようです。
さらに、手足口病はウイルスによる感染症なので、国立感染症研究所の情報を調べてみたところ、「通常は外用薬として副腎皮質ステロイド剤は用いない」と明記されています。
また、「ステイロイドの多用が症状を悪化させることが示唆されている」とも明記されており、この情報に基づくと手足口病の塗り薬にリンデロンを使うことはあまり推奨できないと言えます。
ただ、実際に手足口病として皮膚科を受診して、リンデロンを処方されている人がいるのも事実なので、手足口病にステロイド剤を使用することには様々な説があると考えられます。
そして、リンデロンはステロイドが含まれている塗り薬の中でも、その量は中くらいと言われていて、もっとステロイドを多く含んでいる塗り薬もあるそうです。
なので、医師の判断によってはリンデロンに含まれる程度のステロイド量であれば、一時的に使っても良いという判断をしているのかもしれません。
しかし、素人判断で手足口病の塗り薬としてリンデロンを使うことは、症状を悪化させる原因になるかもしれませんので、病院で一度相談することをおすすめします。
手足口病の塗り薬で子どもにオススメの種類はコチラ!?
手足口病で発疹が出てしまった際の塗り薬には、なるべくステロイドが含まれていない「非ステロイド性抗炎症剤」である「アズノール軟膏」が良いそうです。
また効果は若干弱まりますが「抗ヒスタミン剤」も適していて、「ムヒ」などのかゆみ止めもこれに該当します。
ただ、子どもが使用しても安心という面で考えると、おすすめと言われているのが「オイラックス」や「カチリ」なのだとか。
いずれも市販されているものではなく、病院での処方箋が必要になりますので、医師と相談しながら、手足口病の塗り薬を子どもに処方してもらいましょう。
また、どうしても抗ヒスタミン剤で症状が治まらず、何日たっても悪化してしまう場合に、ステロイドを含むリンデロンが処方されることがあるかもしれません。
その場合、皮膚が薄い子どもには特に刺激が強いので、なるべく薄く伸ばして使う方が良いのだとか。
またリンデロンにも「リンデロンDP」「リンデロンV」「リンデロンVG」と種類があり、効き目の強さや使用する部位も違うそうなので、自己判断で塗るのは避けてくださいね。
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手足口病の塗り薬でリンデロンを使った時に心配される副作用はコチラ!?
手足口病の場合に限ったことではないですが、ステロイドには副作用があり、塗り薬のリンデロンの場合でも幾つか事例がありましたので、ご紹介します。
まず、長期間使用すると塗っていた部分の皮膚が白く薄くなってしまうことがあり、街中でも時おりその症状が出ている人を見かけることがあります。
これは「皮膚萎縮」という症状で、皮膚が少しへこんで見えたり皺ができたりもするそうで、特に肌が敏感な顔や首に症状が出やすいと言われています。
また、子どもの場合は抜け毛が急にひどくなり、髪の毛が薄くなったという事例もあるようですので、心配ですよね。
その他、皮膚に現れる症状以外では、発熱や吐き気、頭痛、腹痛、口の渇きなどがあるそうで、これは手足口病の症状と似ているので、副作用なのか判断が難しいかもしれません。
したがって、手足口病の塗り薬としてステロイドが含まれているリンデロンを使用する場合には、素人判断で決めずに、医師に相談してからの方が安全と言えますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、手足口病に塗り薬のリンデロンは効くのかどうか、また子供にオススメの種類をご紹介いたしました。
手足口病の塗り薬としてリンデロンを使用している人がいないわけではないのですが、必ずしも安心とは言えないようなので、きちんと専門家の判断を仰いでくださいね。
特に、子どもの場合はまだ皮膚もデリケートですし、副作用による後遺症が残ってツライ思いをさせたくないですよね。
何か他の理由で処方してもらい、そのまま残っている場合もあるかもしれませんが、手足口病の塗り薬として安易にリンデロンを使うのは危険な場合もあることを意識しておきましょう。
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手足口病の感染や再感染をきちんと防ぐにはどうしたら?
手足口病に感染すると、子供は登園できなくなりますし、大人がかかると仕事に影響が出て大変なことになりますよね。
なので、感染や再感染はできれば避けたいところですが、実際は手洗いやうがいを徹底したところで、ウイルスが体に入ってくるのを100%防ぐことなど、無菌室に入らない限り不可能です。
それでは、どうしたら良いかというと、ウイルスが体に入ってきてもウイルスを退治できる体にしておけばよいのです。
つまり、人間が自然にもっている免疫力をしっかり高めておければ、たとえ手足口病の原因ウイルスに感染しても発症しないので怖くありません。
そこで、続いて免疫をつける上で最も良い方法についてご紹介いたします。
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