とびひに飲み薬は必要?市販のオススメや飲む際の注意点も!

画像1とびひはあせもや虫さされをきっかけに炎症が広がり現れる症状なので、塗り薬だけで治せそうですが、実は飲み薬も必要です。

そして、とびひで飲み薬の場合、病院では抗生物質の入ったものを処方されますが、市販で選んで飲む時のオススメのものや注意点はどのようなものがあるでしょうか?

それから、とびひに飲み薬がなぜ必要なのか、その理由も知っておきたいですよね。

そこで今回は、とびひに飲み薬は必要かといったことや、市販のオススメや飲む際の注意点についても詳しくお伝えしていきます。

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とびひに飲み薬は必要?市販のオススメや飲む際の注意点も!

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とびひは、あせもや虫さされでできた炎症の起こってかゆい部位を手で?いた時、細菌が皮膚内に入り込んで生じる病気です。

また、その細菌は黄色ブドウ球菌や溶連菌といって、健康な人の肌に普段から存在している常在菌のため、指を鼻の穴などに入れると細菌が手についてしまいます。

そして、その手で傷口を触ることで皮膚の中に細菌が入るため、体の中から菌を駆除する必要があり、外用薬を皮膚に塗るだけでは治療ができないとされています。

ただ、稀に自然治癒する場合もあるようですが、とびひで重度の場合、体の中の細菌は長くて3週間近く残ることもあり、個人の判断では完治の判断が難しいです。

こうした理由から、とびひの飲み薬は原因菌や症状によって抗菌薬を選び、医師の指示に従いながら使用する必要性があるため、市販の抗菌薬はオススメできません。

そこで、病院で受診すると処方されるとびひの飲み薬や、その注意点についてご紹介していきます。

病院で処方されるとびひの飲み薬や注意点はコチラ!

まず、とびひには、黄色ブドウ球菌が原因となり生じる水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)と、溶連菌が原因となり現れる痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)の2種類があるため、飲み薬の種類も異なります。

そして、水疱性膿痂疹の場合は黄色ブドウ球菌によく効く抗菌薬を3?4日飲み、炎症部位に抗生剤入り軟膏薬を塗ると、7?10日ほどで治ると言われています。

一方で、痂皮性膿痂疹の場合は、ペニシリン系の内服薬が効果的ですが、黄色ブドウ球菌の併発も考慮して混合された内服薬を処方される場合もあります。

そして、かさぶたが取れていても、菌が残っている場合があるので、さらに10日ほど服用を続け、最終的に尿検査などを行ってから完治の診断を行うこともあります。

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応急処置で市販の塗り薬を使うなら?オススメはコチラ!

このように、飲み薬は症状に応じて病院で処方してもらった方が良いですが、土日の突発的なとびひの時などは、次の4つの塗り薬で応急処置をすることをオススメします。

1) とびひの予防や初期の治療に…ドルマイシン軟膏

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ゼリア製薬のドルマイシン軟膏はとびひの薬として有名ですが、他の多くの菌に対しても有効で、子供でも安心して使うことができるので家庭に一つあると良いでしょう。

そして、本来は傷口からの細菌侵入による化膿を予防したり、それを治療するための傷薬なので、患部に塗ればとびひの予防や初期の治療薬として使うことができます。

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2) 大人でヨードアレルギーがない方の症状の殺菌に…イソジン軟膏

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イソジン軟膏は、ヨードという低刺激な殺菌消毒効果を持った軟膏なので、ヨードにアレルギーがある方以外なら使用できる薬です。

そのため、先に少量を肌に塗って炎症が起こるかチェックを行ってから使用を開始すると安全です。

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3) じゅくじゅくと化膿したタイプのとびひに!赤ちゃんにも…クロマイ-P軟膏

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殺菌作用がある軟膏で、炎症を起こしている肌に塗ると赤みを抑える働きがあり、赤ちゃんにも塗ることができるので家族全員で使用が可能です。

そして特に、じゅくじゅくと化膿しているタイプのとびひに効果があるとされていて、患部をしっかりと保護するので塗ったあとはガーゼで保護するだけで良いです。

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4) 皮膚のただれ状態や水ぶくれの炎症悪化予防に…フルコートf

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フルコートfは化膿を防ぐことができる軟膏薬で、皮膚のただれや水ぶくれなどの炎症に効果を発揮してくれます。

そして、水ぶくれを掻き壊してしまった部位に塗ることで、それ以上悪化するのを防いでくれるため、我慢できずに掻いてしまったら使うと良いでしょう。

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このように、症状のタイプや、子供か大人かといったことを条件として、薬剤師と相談して適切なものを購入し、次の注意点に気をつけてホームケアを行いましょう。

Baby boy having a bath

・体をシャワーで洗い、肌を清潔にしてから薬を塗る

肌が不衛生の状態で薬を塗ると、さらに炎症が悪化する場合もあるので、必ず事前にシャワーを浴びて肌を清潔にしてからにしましょう。

そして、普段のボディシャンプーだと刺激が強すぎることがあるので、低刺激の固形石けんをよく泡立てて、泡で患部を包み込むようにして優しく洗い流すと良いでしょう。

それから、タオルで優しく水気を拭き取り、乾かしてから薬を塗ります。

・綿棒などを使い、直接患部に触らない

指で直接患部に触れると、化膿部分の細菌に触れ、その手で触った他の体の部位に炎症を広げたり、看病をしている大人にも感染する危険性があります。

そのため、直接指で塗らず、綿棒などを使って部位ごとに使い捨てで行うとより安全です。

・ガーゼで保護し、テープで固定する

薬を塗った上から、清潔なガーゼで保護し、テープを使って保護することで、手で掻いてさらに炎症が悪化することを防ぎます。

ただし、固定テープにも水気に強いタイプや敏感肌用など様々なものがあるので、タイプ別に選んで使い、化膿部分に当たらないよう周りを囲んで貼ると良いでしょう。

・手の爪は丸く短く切り揃え、細菌のさらなる増加を防ぐ

手の爪が伸びて中に汚れがたまりやすい状態だと、細菌が増えてしまい、薬で治している最中の患部に触れるとさらに悪化してしまうこともあります。

そのため、子供だけでなく家族内のホームケアとして、爪は丸く短く切り揃えて、手洗いを徹底して衛生習慣を心がけるようにしましょう。

このように、市販薬でも注意点を守りながら使用すれば炎症を抑えることができ、中には体の中の細菌を自然治癒できることもあるそうです。

ただ、皮膚の表面のかさぶたが治っても菌が体の中に残っていることがあり、それに気づかずにいると重症化して入院が必要になることもあるので、注意しましょう。

そのため、市販薬での処置はあくまで一時的な応急処置用とし、追って病院で受診して医師に診断してもらうようにすると安全です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、とびひに飲み薬は必要かといったことや、市販のオススメや飲む際の注意点についても詳しくお伝えしました。

まず、とびひはあせもなどの皮膚炎のかゆみを手で?くと、傷口に細菌が入りこんで現れる病気のため、体の中の菌を駆除するため飲み薬は必要ですが、原因菌によって抗菌薬が異なったりするため、市販薬はオススメしないのでしたね。

そこで、とびひで病院を受診すると処方される薬のタイプや注意点、また、それでも土日に急ぐ場合などには市販の塗り薬を使う事をオススメしましたね。

そして、年齢や症状別に4つの市販薬と、清潔にしてから綿棒を使って塗ることや、ガーゼで保護し固定する点や日頃からの衛生習慣についてお伝えしました。

ただ、とびひは重症化すると合併症などの恐れもあり、結果的に病院での処置が必要になるため、市販薬での個人のケアは応急処置までにし、早く病院で受診するようにしましょうね!

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