レシカルボン座薬の効果と副作用や使い方と使用禁忌!妊婦は?
レシカルボン座薬は便秘の方に対して直接肛門から挿入することで排便を促す薬になります。
なので、レシカルボン座薬の効果と血圧低下などの副作用、作用時間や使い方のポイントで我慢した方が良いときなどについて知りたいのではないでしょうか。
それから、レシカルボン座薬の禁忌で妊婦などや、市販されているのかも気になりますよね。
そこで今回は、レシカルボン座薬の効果と副作用や使い方と使用禁忌、また、妊婦は使えるのか、といったことなどについても詳しくお伝えしていきます。
目次
レシカルボン座薬の効果は?使い方のポイントなど
レシカルボン座薬は下剤の中でも刺激性下痢の一種です。
そして、便秘の方の排便を改善させる方法としては、便に水分を含ませることで便をやわらかくするか、大腸の働きを活発にすることのいずれかで、下剤のほとんどはこのどちらかの作用を持っているのですが、レシカルボン座薬はというと、直腸で炭酸ガスを発生させることで大腸を刺激し、大腸の働きを活発にして便秘を改善するそうです。
それから、レシカルボン座薬のメリットとしては、もともと腸に存在する炭酸ガスを有効活用しており、生理的な物質を使っているため、レシカルボン座薬は安全に排便を促すことができるとしています。
そのため、刺激性下剤に多い副作用である耐性も生じにくい薬で、非常に安全性も高い薬なのだそうです。
レシカルボン座薬の使い方のポイントは?
レシカルボン座薬は通常1~2個をできるだけ肛門内深くに挿入し、重症の場合には1日2~3個を数日間続けて挿入することとされています。
そして、レシカルボン座薬は肛門に挿入してから15~30分ほどの作用時間で効果を発揮するので、即効性に非常に優れる薬と言えます。
それから、レシカルボン座薬は挿入してから約5分ほどで溶け始めるので、便意を感じ始める方もいますが、挿入してから15分ほどかけて炭酸ガスを発生させるので、この15分間は最低でも我慢するようにしましょう。
その後、トイレに行くと便秘が改善され、お通じが出るとのことです。
こうしたレシカルボン座薬は、飲み薬の下剤がなんらかの理由で飲めない方にも利用できますし、特に下部大腸にまで便が下りて来ていて、後一歩という便秘に向いているのですが、反対に便が下部大腸まで下りて来ていない場合には向いていません。
また、レシカルボン座薬をすぐに使用しない場合は、冷蔵庫などの冷所で保存する必要があり、常温だと1週間ほどしか薬効が確認されていないということなので、病院で処方されたらまずは冷蔵庫で保管し、必要な時に使用するようにしてください。
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レシカルボン座薬の副作用は?
レシカルボン座薬は一般的な便秘薬などのような下痢の症状はほとんどないといってもよく、安全性の高い座薬ですが、直腸に直接薬を入れることで血圧低下が起こる可能性があるので、注意しましょう。
その場合は、自宅で安静に過ごし、ゆっくりと過ごすことによって回復するようにしてくださいね。
また極稀な例ですが、薬の周りのコーティング剤が合わず、かゆみが生じてしまったり、発赤が生じることもあるので、異変に気づいたら使用を中止し、医師に相談するようにしてください。
レシカルボン座薬の禁忌は?市販薬も
レシカルボン座薬はその成分に過敏症の方や重篤な副作用の経験がある方に対しては禁忌とされており、妊娠中や授乳中に関しては注意書きはないそうですが、安全性も確立されていません。
なので、もし自宅にあまっているレシカルボン座薬を使用したい場合は、産婦人科の担当医師に使用の有無を相談し、その上で使ってください。
レシカルボン座薬は市販されている?
レシカルボン座薬は、同じ成分を配合している医薬品「新レシカルボン坐材S」がゼリア新薬から780円(10個入り)で販売されています。
このほかにも、コーラック座薬なども成分や作用機序が同じなので、万が一新レシカルボン坐材Sがなければコーラックの方を使っても良いでしょう。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、レシカルボン座薬の効果と副作用や使い方と使用禁忌、また、妊婦は使えるのか、といったことなどについても詳しくお伝えしました。
レシカルボン座薬は便秘症の方に効果的な座薬で、下部大腸まで便が下りて来ている場合に有効なので、肛門のできるだけ奥深くまで挿入すると、15分以内に炭酸ガスが発生し大腸が刺激されて便秘が改善されるので、その間は我慢する必要があるとのことでした。
そして、副作用としては一般的な下剤に比べて下痢などはないものの、血圧低下などの可能性はあり、妊婦も安全性は確立されていないため、使用の可否は担当医師に相談してから使用するようにしてくださいね。
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