ボルタレン座薬の効果時間と副作用や使用する間隔!禁忌や期限も

高熱が出ている時には、飲み薬よりも早く効果が表れる座薬が便利なので、子供に限らず大人も使う場合がありますよね。

なので、ボルタレン座薬の効果時間と作用時間、使い方のポイントや副作用、使用する間隔や生理痛や腰痛への影響、使用期限や併用禁忌についても知りたいのではないでしょうか。

それから、ボルタレン座薬は市販されているのかも気になりますよね。

そこで今回は、ボルタレン座薬の効果時間と副作用や使用する間隔、また、禁忌や期限などについても詳しくお伝えしていきます。

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ボルタレン座薬とは?効果や副作用も

ボルタレン座薬は、解熱鎮痛作用のあるジクロフェナクナトリウムを主成分にした座薬で、非ステロイド抗炎症薬なのですが、発熱の他にも炎症や傷みの因子とされるプロスタグランジンの合成を阻害し、傷みや発熱などを鎮めるとされています。

なので、風邪などの高熱はもちろん、その他にも次のような症状に使われることがあります。

・ 変形性関節症

・ 関節リウマチ

・ 手術後の腰痛や炎症

・ 急性上気道炎の緊張解熱

・ 不妊治療の排卵制限

・ 生理痛

そして、使用すると30分ほどで効き目が現れ始め、4~6時間の間、効果が持続するので、最低でも6時間の間隔をあけて、1日1~2回使用するようにしましょう。

それから、ボルタレン座薬には、使用することで体内を循環する血液量が減り、心拍出量が減少するため血圧が低下すると考えられており、重篤な血液の異常のある患者や肝障害のある方は控えた方が良いそうです。

また、その作用の強さから、市販はされておらず、医師の処方が必要な薬で、妊娠中や授乳中の女性も禁忌とされています。

そのほか、下痢、便秘、腹部不快感、悪心などの消化器系症状、低体温、むくみ、発疹などの副作用が報告されているため、気になる症状が現れたら使用を中止し、医師に相談するようにしてください。

それから、痔を患っている方は肛門に直接薬を入れることで症状を悪化させるのではと心配する方が多いようですが、肛門にクリームやワセリンなどを塗ってなめらかにしてから使えば問題はないそうです。

ちなみに、ボルタレン座薬は処方されたらすぐに使わなければならないわけではなく、熱や傷みがあまりにひどい場合に使用すれば良いので、必要がないと感じたら冷蔵庫で保管しておけますが、使用期限は1~2年とのことなので、いつ処方されたものか分かるようにしておきましょう。

そして、医師から処方されるとき、ロキソニンと一緒に処方されることがあり、併用しても問題はないのですが、使用量は医師から処方された量を守って使うようにしてくださいね。

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ボルタレン座薬の使い方は?

ボルタレン座薬は、事前に手をきれいに洗って清潔にしてから、座薬を1個切り離して包装から取り出し、中腰の姿勢で先のとがった方から肛門内に挿入し、挿入したあとしばらく押さえてから立ち上がってください。

そして、座薬をティッシュペーパーやガーゼでつまんで使っても大丈夫なのですが、挿入が困難な場合は座薬の先を指で温めたり、肛門にクリームを塗ったりすると入りやすくなりますよ。

また、子供や乳児に使う場合は横に寝かせて両足を上げて、肛門内に深く入れて4~5秒押さえ、中にしっかり挿入されたのを確認してから離してあげるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、ボルタレン座薬の効果時間と副作用や使用する間隔、また、禁忌や期限などについても詳しくお伝えしました。

ボルタレン座薬は、解熱作用や鎮痛作用の高い即効性のある座薬で、高熱や腰痛などのほかにも変形リウマチや不妊治療中の排卵抑制、生理痛でも処方されることがあり、市販薬はなく、その作用の強さと血圧低下の副作用から肝障害や血液障害のある患者、妊婦、授乳中の方は禁忌とされているのでした。

そして、副作用はそのほかにも消化器系の症状が現れることがあるので気をつけた方が良いですが、無事に使えれば30分程で効果が現れ、6時間は持続するのでその分間隔をあけて使い、ロキソニンとの併用は使用量を気をつけると良いのでした。

それから、使い方のポイントをお伝えしたので、痔の方や子供はクリームやワセリンを使ってなめらかにし、スムーズに使用するようにしてくださいね。

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