糖尿病で眠気が食後キツイ時の対策!原因やだるいなど他の症状も
糖尿病の症状の中に食後の眠気がキツイとかだるいといったものがあります。
しかし、糖尿病において眠気が強くなると説明されたとしてもあまりピンとこないのではないでしょうか?
確かに、食後に眠くなるのは生理現象なので、当たり前のことと考えている方がほとんどでしょうが、実は気を付けないといけない症状なのです。
そこで今回は、糖尿病で眠気が食後キツイ時の対策について、また原因やだるいなど他の症状もご説明いたします。
糖尿病で食後の眠気がキツイのはなぜ?
食後に眠気がきつくなる方がいますが、これは二通りの考え方をすることができ、一つは食べ過ぎによって胃に負担がかかりすぎているために発生するといったものと、もう一つは血糖値が高くなりすぎたため糖が排尿されることによって、眠気を感じるようになるといったものです。
まず、糖尿病ではない方々によくある現象は、食べ過ぎたことによって血液が消化器官へ集中してしまうことで脳全体の活動がゆっくりになり、眠気が促進されるようになるもので、これは健康に気を使われている皆さんも一度は経験したことがあると思います。
しかし、問題は血糖値が高くなっているために眠気を誘発するようになっている状態で、だいたい食事から2時間後の血糖値が140(mg/dl)以上の場合は尿の中に糖が排出されるようになります。
つまり、この状態になると糖がエネルギーとしてうまく使えていないので、脳にも糖質がうまく供給されなくなり、活動が制限されるようになってしまい眠気が誘発されるということですね。
また、糖尿病患者の中には食後に急激に血糖値が下がって低血糖を引き起こす人もいて、こちらもブドウ糖をうまく供給できなくなるので、脳の働きが鈍くなってしまいうまく働けなくなり眠気が多発するようになります。
要するに、血糖値が上がりっぱなしの人も血糖値が急激に下がる人も脳のエネルギー供給がうまくいかなくなり、食後の眠気はひどくなるということですね。
◇あのだるさはどこからきているの?
糖尿病における症状の中に眠気以外にも何となくだるい、倦怠感を感じる、疲れやすくなってしまう、といったものがあります。
ただし、このだるいといったものは局所的にだるいというわけではなく、全身がだるいといったもので、疲れやすさにしても今まででは考えられないほどに体力が低下していると感じるのではないでしょうか。
これは、糖尿病になってしまうとインスリンが不足してしまったりうまく機能しなくなってしまうので、ブドウ糖が取り込まれなくなってしまうことと関係があります。
先ほど、食後に眠くなる項目においても説明しましたが、高血糖状態でも低血糖状態でもブドウ糖をうまく取り入れることができない状態になって、脳がエネルギー不足となり働きが鈍くなるといったことが、全身にも発生すると考えてください。
つまり、全身がエネルギー不足の状態になるということです。
こうなると、エネルギーが補給されない状態になるので、倦怠感が発生するようになり疲れやすい体になってしまうということですね。
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糖尿病の眠気を改善する方法は?
糖尿病における食後の眠気を改善する方法は非常にシンプルなもので、お腹が満腹になるほど食べないように腹八分目を意識するようにして、消化のよい糖分や脂肪分が少なめのものを食べるようにすればよいのです。
また、消化効率を上げるためにもよく噛んで食べることも重要になりますね。
つまり、食事の内容に気を付ければある程度は防げるということになるので、よくあるラーメン+ライスとかコロッケ定食、またはカレーライスなどは見事に炭水化物だらけなので、必ず食物繊維の多い野菜などをプラスするようにしてください。
それ以外にも、甘いデザートや缶コーヒー、そして清涼飲料水を控えるようにしたり、米を食べる際にも玄米に変えるといった糖質を減らす努力もするようにしましょう。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか?
今回は、糖尿病で眠気が食後キツイ時の対策について、また原因やだるいなど他の症状もご説明いたしました。
糖尿病で食後の眠気がキツイのは血糖値が上がりすぎて戻らない時や、血糖値が下がりすぎてしまった場合で、脳にエネルギーが行かない状態になってしまうことが原因ということでしたね。
また、エネルギーが行かなくなるのは脳以外にも体全体なので、全身のエネルギーが足りない状態になり倦怠感を感じるようになるということでした。
すなわち、食後の眠気を減らす方法は糖分や脂肪分が少なめのものを食べるようにして、腹八分目で我慢をするといったことでしたね。
最後に、糖尿病における食後の異常な眠気は糖尿病のサインとも言われているので、あまりにも眠気がひどいなら一度病院で診てもらうといいかもしれませんよ!
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