糖尿病で甘いものを食べたくなる時の対処法!食べ過ぎは危険?

%e7%94%bb%e5%83%8f1糖尿病などの生活習慣病になった場合、甘いものは自重する必要がでてきますが、食べ過ぎるくらい食べていた人はそう簡単に自重できるものではありませんよね。

そのため、

・糖尿病患者は甘いものを食べるのはNGなのか

・食べたくなる時や食べたいと思った場合はどうするのか

・どのくらいの量を食べるのはOKなのか

・タイミングはいつがいいのか

・糖尿病と甘いものの関係はどうなっているのか

・甘いものを食べるとめまいがするのはなぜか

・やめられない場合はどうしたらいいのか

など、いろいろと気になるのではないでしょうか。

そこで今回は、糖尿病で甘いものを食べたくなる時の対処法について、また、食べ過ぎは危険なのかどうかなどについてご紹介いたします。

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糖尿病で甘いものを食べたくなる時の対処法!

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糖尿病患者でも、よく甘いものを少しなら食べてもいいというアドバイスがありますが、糖分が多いものを摂取すると血糖値が安定しなくなるので食べてはいけないと言われています。

さらには、間食そのものがNGであると断言している医師や病院も非常に多く、糖尿病患者の場合、間食は原則禁止されていることが多いのです。

しかし、この禁止されている人はだいたい6割程度だったそうですが、糖尿病患者へのアンケートでは間食している人が6割を超えていたようで、禁止されていたとしても無視して食べている人が結構いることが判明しています。

そして、この事態には医師や看護師の方も非常に悩まされていて、「間食は条件付きならありにしてもいいのではないか」という意見や「それでも間食はしてはいけない」という意見で分かれており、統一見解は存在していません。

そのため、まず食べていいかどうかをはっきりと断言することはできませんが、辞められる人はできるだけ食べるのを止めて、もしもう我慢できなくてストレスが溜まりすぎていろいろとおかしくなりそうというくらい追い詰められているなら、血糖値の上昇を抑えつつ甘いものを食べるといった工夫をするようにしてください。

◇血糖値の上昇を抑えながら甘いものを食べる方法

これはある意味苦肉の策ともいえる方法なので、甘いものを我慢できる人は我慢する道を選び、どうしても我慢できないなら、こちらの血糖値の上昇を抑える方法を実行しつつ甘いものを食べるようにしましょう。

それでは、実際の方法ですが、それはコーヒーをある程度飲んでから甘いものを食べるという方法で、コーヒーにはクロロゲン酸という糖の吸収を緩やかにする成分が含まれているのでお勧めされています。

そして、他にも血糖値の上昇を緩やかにするものはいくつかあり、もずく酢やわかめなどに含まれるヌルヌル成分の水溶性食物繊維、玉ねぎ・トクホ茶・ギムネマ茶・サラシア茶などがあります。

ただ、1つ注意点として、必ずこれらの血糖値の上昇を抑える食べ物や飲み物を先に食べてから甘いものを食べるようにしましょう。

つまり、人間の体は先に摂取したものから多く吸収しようとするので、糖分は後から摂取する形にすればよいということです。

ちなみに、基本の3食以外に間食を入れると血糖値パターンが乱れるという報告も挙がっているので、甘いものが食べたいなら間食はしないようにして、食事の後、時間を空けないで食べるようにしたほうがいいでしょう。

それ以外にも、甘いものを選定するときは油で揚げたスナック菓子は控えたり、人工甘味料を使ったもの選ぶようにしたり、決められた1日のカロリーは必ず守ることを意識するようにしてください。

つまり、どうしても甘いものを我慢できない人は糖の吸収を抑えるものを先に摂取して、1日のカロリー等を気にしつつ、間食ではなく食後に直ぐ食べるようにすればよいということになります。

そのため、上記のような時間帯以外に急に食べたいと感じてしまった場合は、とにかく我慢することを推奨します。

◇我慢しないで甘いものを食べたほうがいい人とは?

我慢できる人で特に甘いものを食べないことでストレスやイライラを感じない人は、普通に我慢することを推奨しますが、それ以外の人たちは我慢しすぎるのは危険かもしれません。

例えば、「止めろと言われているけれど、止められない、そんな自分がなさけない」とか「気を付けているのだがどうしようもならない、気持ちが弱すぎる」といったように、悪いとはわかっているけれどもどうしても続けてしまう人が対象となります。

確かに、人によっては意志力が低いだけ、とばっさり切り捨ててしまいますが、このような人たちは非常に罪悪感を感じているので、そのことに対して強いストレスを感じているのです。

そして、この強いストレスは感情を抑えにくくなってしまい、極端な行動にはしりやすくなって、甘いものを再び食べてしまう確率を上げてしまうという悪循環に陥りやすいと言われています。

そのため、このような、悪循環に陥りそうな人は、甘いものを糖の吸収を抑える形でカロリーコントロールをしつつ食べるようにするといいでしょう。

◇好きな時に好きな量を食べてしまうのは危険?

糖尿病患者が甘いものを食べ過ぎてしまうのははっきり言って危険なことなので、医師も絶対に勧めませんし、間違いなくNGと言われる行動と言えるでしょう。

なぜなら、甘いものはたくさんの糖分が含まれているので血糖値を急激に上昇させて、血糖値をコントロールできなくなってしまい糖尿病が悪化してしまうからです。

確かに、糖尿病患者でも甘いものを好き勝手食べている人がいるのは事実ですが、その人は「甘いものが大好きだから正直それで死んでもいい!」と割り切っている人の場合が多いので、そのような人のことを見習うのは正直お勧めできません。

糖尿病患者はめまいをしやすいの?

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糖尿病になってしまった人は基本的に、血液がドロドロしている状態なので血液の循環が悪くなっています。

そして、身体の平衡感覚をコントロールしている内耳付近には細かい血管が大量にあり、ドロドロの血液ではその細い血管が通り抜けるのが困難なために障害が発生してしまい、内耳付近にある内リンパ液の循環が狂ってしまうのでめまいが起きやすくなってしまうようです。

また、食後低血糖の方が甘いものを食べることでインスリンが過剰に分泌されてしまい、血糖値が下がりすぎてしまうといった症状があらわれて、めまいが起きやすくなるといったものがありますが、この食後低血糖は糖尿病の初期症状とも言われているので、糖尿病かもと思う方は検査してもらうようにしましょう。

ただし、この食後低血糖はただの血液検査では異常なしと言われてしまうので、ちゃんと事情を説明して糖負荷検査をしてもらい、症状があるのかを診てもらうようにしてださい。

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そもそも甘いものを食べ過ぎると糖尿病になるの?

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甘い食べ物やお菓子は非常においしいものが豊富に存在して、大好きな人はたくさんいますし、何か嫌なことがあった場合や自分へのご褒美などで甘いものを買って食べるという人も良く見かけます。

このように、多くの日本人に愛されている甘いものですが、食べ過ぎると糖尿病になりやすくなるのは事実です。

まず、糖尿病とは血糖値の上昇を抑える作用のあるインスリンの作用が低下してしまうために、血糖値が高くなってしまう病気です。

そして、このインスリンの作用が低下してしまうのは先天的にインスリンを作る膵臓に異常があってインスリンが足りないか、後天的にインスリンの分泌が少なくなるか働きが悪くなってしまうかのどちらかになります。

このように、2パターンありますが日本人のほとんどが後者で、運動不足・肥満・ストレス・過食といった生活習慣がある人は後天的にインスリンの分泌異常が発症しやすくなっているのです。

つまり、インスリンの分泌異常になりやすい人は甘く高カロリーが大好きだと発症しやすくなると言えるので、甘いものを食べ過ぎる人は糖尿病になりやすいのです。

確かに、甘いものが大好きでたくさん食べる=糖尿病になるというわけではありませんが、間違いなくなりやすくなるということだけは覚えておきましょう。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか?

今回は、糖尿病で甘いものを食べたくなる時の対処法について、また、食べ過ぎは危険なのかどうかなどについてご紹介いたしました。

糖尿病患者が甘いものを食べることや間食することはNGであることは事実ですが、どうしても我慢できずにストレスが溜まってしまう人は、糖質を吸収しにくくするなどの工夫を行った後に食べるようにすると良いということでした。

また、駄目と言われてもつい食べてしまっている人は罪悪感を感じている人が多く、ストレスが溜まりやすくなっていて下手に抑圧するとさらに食べたくなってしまうということでしたね。

そして、糖尿病患者はめまいを起こしやすく、初期症状として食後低血糖になっている人は甘いものを食べるとめまいが発生しやすくなるということでした。

また、甘いものを食べ過ぎたからと言って糖尿病に必ずなるとは限りませんが、なりやすくなるのは事実ということでしたね。

最後に、甘いものを何カロリーまでなら食べられるというコントロールについては医師や栄養士の人と相談して、どの程度食べていいのかを定めてきっちりとその制限を守るようにしてください。

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