便秘でガスが臭い理由と薬等の対処法!激痛や出ない時についても
便秘が長く続くと、お腹が張って下腹がポッコリするので、スタイルも悪くなるし困ってしまいますよね。
ただ、この便秘の時には臭いおならがたくさんでるので、どうしてガスが臭くなるのか理由や薬の対処法を知っておきたいのではないでしょうか?
また、便秘でガスが出ない時や激痛が現れる時もあるそうなので、気になりますよね。
そこで今回は、便秘でガスが臭い理由と薬等の対処法や、激痛や出ない時についても詳しくお伝えしていきます。
目次
便秘でガスが臭くなるのはなぜ?激痛や出ない時についても
便秘には様々な種類があって、一過性のものから繰り返し起きる慢性便秘などがあり、気づいていなくても便秘になっている方はとても多いそうです。
そして、便秘状態が続くと、とにかくお腹が張ってつらく、しかもガスが溜まっておならの回数が増えるし、おならは臭いし…といったように、誰かに相談できないナイーブな問題を抱えてしまいがちですよね。
便秘になると、なぜおならが臭くなるの?
そもそもおならとは、腸内に発生したガスが肛門から出る自然な現象なんですが、主な成分は窒素、水素、二酸化炭素から構成され、臭いは食べ物によっても変わってくるとされています。
そして、健康で便秘症状がない人でも、肉やニンニクなどの臭いのきつい食べ物をたくさん食べると、おならは臭くなるのです。
しかし、便秘のおならの臭いは食べ物の影響というよりも、原因は長く腸内に停滞したガスがより発酵した状態になることにあるようです。
とはいえ、もともと腸内にあった食べ物が臭いの根源になっていることに違いはなく、便秘になることによって腸内には悪玉菌が発生します。
ただ、健康な場合には、食物繊維や炭水化物などが善玉菌によって分解されるため、臭いの少ないおならとなるんです。
反対に、便秘の場合は、タンパク質や脂肪分が悪玉菌によって分解され、アンモニア、インドール、スカトール、硫化水素、アミンなどといった有害物質が増えるので、腐敗臭を放つことになるのだそうです。
この中でも、アンモニアはご存知の通り、尿に含まれる物質なのでだいたい想像がつく臭いですが、インドールは大便臭といって、低濃度であれば花のような香りなのに、濃度が濃くなると我慢できないくらいの異臭を放ちます。
そして、スカトールは糞尿臭といって、インドールと同様、濃度が低い間は花のような香りがするのに、濃度が濃くなると異臭を放つことが特徴です。
最後に、硫化水素は卵の腐ったような臭いが特徴で、アミンは魚の生臭い臭いだそうです。
便秘でお腹が張るのにガスが出ない場合や激痛の時は?
便秘が続いてお腹がすごく張る上に、かなりの激痛が現れているのにトイレにいっても便は出ず、ガスも出ない場合があります。
こうした時には、大腸がんの可能性があるので注意が必要です。
そして、がんにはならずに大腸ポリープの場合もありますが、こうした症状は便通の変化でしか気づくことができず、発見が遅れて悪化することの多い病気なので、気をつけましょう。
なので、たかが便秘と軽く見ることなく、毎日の便通の変化は適度に気にするようにして、観察するようにしましょう。
便秘でガスがたまっているときの対処法は?薬など
さて、こうしたとんでもない異臭を放つ恐れのある便秘によるガスには、どのように対処したら良いのでしょうか?
・善玉菌を増やす
ガスが臭くならないようにするには悪玉菌を抑制し、善玉菌を増やすのがポイントなので、善玉菌が豊富に入っているヨーグルトなどの乳製品や、ぬか漬けなどの発酵食品を積極的に摂るようにしてみましょう。
・ガスを出す
我慢してガスを溜め込むことによって、ますますガスが臭くなるので、適度な運動や体を横にして休む時間をとることで、ガスを出しやすい状態にしましょう。
例えば、座ったままでもできるウエストのツイスト運動や、仰向けになって膝を抱えて首を上げ、小さくうずくまるような状態で深呼吸をするガス抜き体操などがオススメです。
それから、横になってお腹に両手を添えて、おへそを中心に時計回りにマッサージをするのもお腹の張りの解消に効果的だそうですよ。
・ガスを抜く薬を使う
お腹のガスに対応する薬は、市販のものでも「ガスピタン」など有名なものがあり、便利なチュアブル錠なので、苦しい時にはすぐに飲めるので助かりますよね。
そして、ガスピタンには消泡剤、消化酵素、乳酸菌の3つの有効成分が含まれているため、胃腸に発生して溜まったガスの泡を割って排出しやすくし、善玉菌が少ない腸内でも食物繊維を積極的に分解してくれるとされています。
また、乳酸菌によって腸内の善玉菌を増やし、有害ガスを発生させる悪玉菌を減らすので、お腹の張りやガスにはかなり嬉しい効果のある薬ですよね。
ただし、過剰に使いすぎると、下痢を引き起こすことがあるので、こうした場合はすぐに薬を飲むのをやめて病院へ行くようにしましょう。
それから、こうしたガスピタンのような薬は、一時的な症状改善には効果があっても、根本的な治療にはなり得ないので、薬に頼り切りにならないようにしましょうね。
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おうちでできる簡単便秘解消エクササイズ!便秘解消のツボも
仕事の休憩中や自宅でふと気づいた時に、次の通りエクササイズをやってみてくださいね。
・背もたれのある椅子に肩幅ほど軽く足を開いて座ります。
・鼻からお腹を膨らませるように息を吸って、体を反らせ10秒キープし、口から息を吐きながら体を前に倒し、10秒キープし、鼻から息を吸って体を戻します。
・ウエストのツイスト運動をし、左右にひねりきったところでそれぞれ10秒キープする。
こういった手順で5回ほど繰り返すと腸へのほど良い刺激になりますし、鼻から息を吸い口から吐く腹式呼吸には、自律神経を整える効果があり、体のリズムを整える働きもあるとされているそうですよ。
また、手の親指と人差し指の骨が交わっているところの内側に「合谷(ごうこく)」というツボがあり、逆の手の親指と人差し指ではさんでしばらく揉むだけでも効果があるそうなので、エクササイズが面倒な人はツボ押しだけでもやってみましょうね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、便秘でガスが臭い理由と薬等の対処法や、激痛や出ない時についても詳しくお伝えしました。
便秘の時にガスが臭くなるのは、便秘によって悪化した腸内で悪玉菌が増えることによってタンパク質や脂肪分が分解され、アンモニアやインドールなどの腐敗臭が出てしまうからなのでしたね。
そして、こうした場合は善玉菌を増やす栄養を摂ったり、軽い運動をしてみたり、ガスピタンなどの薬も効果的ですが、薬は使いすぎると便秘になることもあるので慢性的に使わないようにとのことでした。
さらに、自宅でできるエクササイズや、ツボもお伝えしましたが、それでも張りが治らず、ガスも出ないのに激痛がある場合は大腸がんなどの怖い病気の可能性もあるので、すぐに病院へ行くと良いとのことでした。
このように、便は健康のバロメーターなので、毎日健康な便でスッキリできるように、さらに便通改善について詳しく次の記事でチェックしましょう!
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