インフルエンザで胸が痛い時は要注意!原因と対処法をチェック!

画像1インフルエンザにかかった場合にどうなるのかと問われたら、高熱や関節痛というのは一般的な認識になっていますよね。

しかし、これらの一般的なインフルエンザの症状以外にも胸が苦しいや胸が痛いという症状が出る時があります。

そうなったときに、インフルエンザだから苦しくなるのは当たり前と思うのは危険かもしれませんよ。

そこで今回は、インフルエンザで胸が痛いときの原因はなんなのか、対処法はどのようなものがあるのかをお伝えしていきたいと思います。

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インフルエンザで胸は痛くなるの?

インフルエンザの代表的な症状である関節痛や高熱以外に、胸の痛みが生じる人もたくさんではないですがいます。

しかし、ここで生じる胸の痛みの多くはインフルエンザでよくある筋肉の痛みの症状と同じで、大胸筋や肋間筋などの胸の筋肉が痛んでいるケースがほとんどです。

そのため、インフルエンザによる筋肉痛であった場合はインフルエンザが治まれば自然と治るものであるため、特別な対処方法はとくに必要ないと言えます。

ただし、注意点としてその胸の痛みが極端にひどかったり、呼吸ができないほどにつらいものであるならば、インフルエンザが重症化していたり、合併症を引き起こしている可能性があるので、一刻も早くお医者さんのもとへ行って診てもらうようにしてくださいね。

インフルエンザの胸の痛みがひどいのは合併症?

基本的にインフルエンザで胸の筋肉が痛むといった症状であるならば、特に心配いらないことが分かりました。

しかし、その胸の痛みがひどくて「息苦しい」ものであったり「呼吸が困難になる」ものであった場合は合併症の可能性があります。

そして、この時疑われる合併症は気管支炎や肺炎になりますので、それらの症状について説明いたします。

◇インフルエンザによる気管支炎とは?

気管支炎はインフルエンザの合併症で最も併発することが多い病気です。

この病気に感染すると、喉と肺の途中にある気管や気管支に炎症が発生し、乾いた咳や胸の痛み、胸の苦しさが発生するようになります。

また、この時の炎症の原因は2パターンあって、一つはインフルエンザウイルスによるもの、もう一つは免疫力低下による細菌感染によるものとなっています。

ただし、この2つのどちらが原因かは痰の色で判別することができ、痰の色が透明である場合はインフルエンザウイルスによる炎症を、痰の色が黄色の場合は細菌感染による炎症を疑ってください。

というのも、どちらも気管支炎ではありますが原因が異なると治療方法も異なってくるため原因の特定は重要なことになるのです。

そして、基本的に気管支炎は治らない病気ではないので、胸の苦しみがひどいといった症状がでているならば必ずお医者さんのもとに行きましょう。

ただし、完治するまで期間が長くかかることが多いので、しっかりと病院通いをつづけて治療するようにしてくださいね。

◇インフルエンザによる肺炎とは?

インフルエンザによる気管支炎の症状が悪化した時に、肺炎になるケースがあります。

この時の状態は気管よりも奥の肺の部分で炎症が起こっているため、基本的に気管支炎よりも症状が重くなり、はっきりと顔色が悪くなって唇が紫色になって肩で息をするようになり、かなり息苦しくなるでしょう。

また、この時の肺炎の原因は気管支炎と同じく2パターンあって、1つはインフルエンザウイルスによるものと、もう1つは二次性細菌性肺炎と呼ばれる免疫力低下による細菌感染によるものになります。

ここでどちらの感染パターンが多いかというと、後者の二次性細菌性肺炎のほうが多く、発症するタイミングはインフルエンザの治りかけの時期が多くなっています。

そして、この二次性細菌性肺炎は重症化する危険性も高く、特に注意が必要なのは免疫力が低い子供や50歳以上の高齢者、心臓や呼吸器に慢性的な疾患がある人、糖尿病や腎臓病持ちの人です。

なので、これらの重症化の可能性が高い人は、重症化しないようにあらかじめ予防接種を受けるようにしてくださいね。

また、ここでの肺炎に対する対処方法はとにかく重症化する前の段階で、医療機関で診てもらうことしかありません。

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インフルエンザによる胸の痛みは肺炎や気管支炎以外にもあるの?

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インフルエンザによる合併症で多いのは気管支炎や肺炎なのですが、それ以外にも胸の痛みが生じる合併症はあります。

それはインフルエンザウイルスによる感染によって引き起こされるウイルス性心筋炎です。

この病気の症状は、インフルエンザウイルスによって過剰な免疫反応が心臓の筋肉に発生し炎症が発生して起こるもので、それが原因で心臓の働きが低下してしまいます。

そして、心臓の働きが低下すると、酸素を運ぶ血液が全身に行きわたらなくなってしまい酸素不足が発生して、呼吸が苦しくなったり胸が痛くなったり、最悪の場合は呼吸困難になってしまいます。

ちなみに、発症しているかどうかの見極め方法は、熱は治まったけど胸の痛みが治まらない、または息苦しいといった症状が続いているかどうかで、続いているなら合併症の可能性があるため病院に行って診てもらいましょう。

まとめ

以上、いかがだったでしょうか?

今回は、インフルエンザによって胸が痛くなった場合の原因と対処法について詳しくお伝えしました。

お伝えしたように、インフルエンザによる胸の痛みの原因は症状がそこまでひどくないなら筋肉痛によるもので、症状が重いなら気管支炎や肺炎などの合併症によるものということでした。

そして、インフルエンザによる筋肉痛が原因なら自然治癒するため危険性は少ないけれど、合併症を引き起こしているなら早めに医療機関に診てもらうことが大切であるということでしたね。

また、合併症を引き起こしているかの判断基準は症状の重さと熱がひいたのに胸の痛みが治まらないといった症状が続いているかどうかでした。

最後に、症状が重症化した時の対処法を知ることも大切ですが、最も大切なことはそもそもインフルエンザにならないことなので、感染しないようしっかりと予防をしてくださいね。
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「インフルエンザに二回かかる人に共通している人の特徴と予防法」についての記事はコチラ!?

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