息を吸うと左胸や右胸が痛い時の原因と病気と対処法!子供の時も

息を吸うと左胸や右胸が痛いという経験があり、どきっとしたことはあると思います

なので、息を吸うと左胸や右胸が痛い時の原因で、タバコや病気など、チクチク痛む、たまに痛む、背中も痛むといった症状や、中学生や高校生など子供の時についても知りたいのではないでしょうか。

それから、息を吸うと左胸や右胸が痛い時の対処法や治し方と、病院では何科を受診すれば良いのかも気になりますよね。

そこで今回は、息を吸うと左胸や右胸が痛い時の原因と病気と対処法、また、子供の時などについても詳しくお伝えしていきます。

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息を吸うと左胸や右胸が痛い時の原因や病気は?子供の時も

息を吸い込むとなんだか左胸や右胸が痛いんだけど、一時的に痛む場合や長く続く場合、何度も繰り返す場合など何が原因で起きているか気になってしまいますよね。

そして、こうした症状は日常の習慣から考えられる胸の痛みと、そうではなく重大な病気によって胸が痛む場合とに分かれます。

日常生活から考えられる胸の痛みの原因とは?

1、 食生活や運動不足などの生活習慣

心臓が休みなく働くためには、栄養を運ぶ血液が不可欠ですが、この血液は心臓を取り囲む冠動脈から心臓へと送られていきます。

しかし、脂肪分や糖分・塩分の過剰摂取など食生活が乱れたり、運動不足になったり精神的なストレスが溜まると、冠動脈が硬く狭くなる動脈硬化が起こって血液が心臓に流れにくくなり、心臓が酸欠状態になり心臓が痛みます。

それから、日々の偏食や過労で肺の抵抗力が低下すると、細菌などに感染しやすくなるので、肺の疾患が起きている可能性もあります。

2、 喫煙の習慣

タバコの煙に含まれるタールは、肺や気管支に悪影響を与えて炎症を引き起こし慢性的な咳が出て、それによって胸の痛みが起こることもあるそうです。

そして、タバコに含まれるニコチンには血圧や脈拍を上昇させる作用があるので、これが心臓への負担になり血管にも強い圧力をかけ、血管壁を傷つけるために動脈硬化を促し心臓病の誘因となるのです。

3、 肥満による内臓脂肪の増加

メタボリックシンドロームの方は特に内臓に脂肪がつく傾向にあり、内臓脂肪による血圧の上昇や体内で増えすぎたコレステロールが血管の壁に沈着するので、動脈硬化が起きるきっかけとなり心臓病のリスクが高まるとされています。

4、 過度の運動などによる筋肉痛や疲労骨折

日頃、運動不足にもかかわらず急に激しい運動をしたり、肉体疲労が過剰にたまった翌日に胸の痛みを感じたという方は少なくないのではないでしょうか。

これは、単純な筋肉痛の一種なので問題ないのですが、長く続く場合や息切れや呼吸困難を伴う場合は、肋骨の疲労骨折を疑った方が良いかもしれません。

そして、特に中学生や高校生などの思春期の子供が「胸が痛い」という時は、運動のしすぎによる筋肉痛や成長痛で胸のあたりが痛くなることもあるので、一時的なものであればそれほど心配しなくてもよさそうですが、様子をみて医師に診てもらうなどの対処をしましょう。

胸の痛みがある部位別に考えられる病気は?

前述のような生活習慣に関連した痛みではないことが考えられ、突発的に刺すような痛みが走ったりする場合、次のように様々な病気が考えられるので、慎重に対処する必要があります。

1、左胸の痛み

・ 狭心症

血管が動脈硬化で狭くなり、心臓に血液が不足しやすい状態になると、心臓に負担がかかって胸が締め付けられるような痛みや苦しさを引き起こすそうです。

・ 肋間神経痛

息を吸った際に肋骨に沿って片側の胸が痛くなり、息を吸った際に深呼吸や咳など肋骨に激しい痛みが出るのが特徴で、胸痛を伴う症状もあります。

・ 心筋梗塞

冠動脈が動脈硬化を起こして内腔が狭くなると、血液が固まってしまい血栓ができて血流が止まる病気で、突発的に胸に激痛が走るので、こうした症状が起きたら要注意です。

・ 心膜炎

心臓を包んでいる心膜に主にウイルスや細菌が感染して起こると考えられており、感染によって炎症を起こし、多くの場合は左胸に裂けるような鋭い痛みを感じ、深呼吸や咳をすると、さらに激しい痛みに襲われるそうです。

・ 逆流性食道炎

暴飲暴食の習慣や加齢、肥満などが原因となって胃酸が逆流し、食道に炎症が起こる病気です。

・ 肺炎

ウイルスや細菌が肺に侵入し、炎症を起こす病気です。

・ 帯状疱疹

体の中に潜伏していた水疱瘡のウイルスが再び活性化して起こり、激しい痛みを伴う小さな水ぶくれが体の左側の胸の下(肋骨神経)あたりに現れます。

・ 自然気胸

肺胞の間に溜まった空気の袋(気腫)が破裂することが原因となって、タイヤがパンクした時のように肺が急速に縮む病気です。

・ 心臓神経症

検査をしても心臓には異常が見当たらないのに、胸の痛みが現れるのがこの症状で、過労気味の状態で精神的なストレスを感じたり、心臓病に対して極度の不安を抱えているなど、心の悩みが原因になるそうです。

そして、安静時に心臓部のチクチク、ズキズキとした痛みが起こり、胸を手で押すとさらに痛みが増すそうです。

2、右胸の痛み

・ 胆嚢炎

胆嚢は肝臓で作られた脂肪を分解するための胆汁を貯蓄するための臓器で、胆嚢炎はこの胆汁が胆石によってせき止められることによって起こるのですが、急性胆嚢炎が起きた時には右側の胸に激しい痛みを感じることが特徴だそうです。

・ 気胸

気胸とは肺に穴があく病気のことで、右胸を含む胸の痛みの他に、息苦しさや咳があげられるそうです。

・腎結石

腎臓に大きな固まりである結石ができる病気で、通常は腰や背中などに激しい痛みを感じるのですが、右胸にも痛みが現れるそうです。

これら以外にも、右胸とも左胸ともつかない、真ん中あたりの胸が息を吸うたびに痛いのであれば、次の症状が考えられます。

・ 胸膜炎

深呼吸や咳をすると痛みが現れて、胸膜に水が増えると呼吸困難になる場合もあるので注意が必要です。

・ 肺血栓塞栓症

血の固まりである血栓が肺動脈に流れ込んで詰まってしまう状態で、足の静脈にできた血栓がはがれ、肺動脈に流れ込むことで起こる病気です。

・ 解離性大動脈りゅう

心臓から全身に血液を送るための太い血管である大動脈の壁に亀裂ができ、血管の壁の内側と外側の間に血液が流れ込み、血管の壁が避けてしまう病気です。

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息を吸うと左胸や右胸が痛い時の対処法や治し方は?病院は何科?

息を吸うと胸が痛い原因や病気には様々なものがありましたが、呼吸器系の症状が多かったですよね。

こうした息を吸うと胸が痛いといった症状は、突発的に強烈な胸の痛みが刺すように感じたり、ズキズキしたりと色々ありますが、それにともなってめまいや冷や汗、息苦しさが起きる場合は、命に関わる危険な発作の疑いがあります。

そのため、こうした症状が現れたら一刻を争うので迷わず家族や近くにいる人に頼んで救急車を手配してもらってください。

そして、そこまでではないけれど気になる症状があるようなら、できるだけ早いタイミングで病院へ行き、子供の場合は小児科へ、大人の場合は内科か呼吸器科を受診し、レントゲンを撮ったりするなどして医師に診断してもらって、原因に応じて適切な治療を行ってもらいましょう。

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胸の痛みケアには日頃の生活習慣も大切!

胸の痛みは、動脈硬化から起きているかもしれないので、普段の食生活で塩分や脂肪、糖分を控え早食いはやめるなどし、栄養バランスの良い食事をよく噛んで食べ、腹八分を心がけるようにしましょう。

そして、適度な運動を行いタバコはやめられるようだったらやめて、急速な寒暖差に気をつけるなどして、心臓に負担をかけないようにすることが大切です。

それから、もちろんゆとりのある生活を送りストレスを溜めないようにして、香辛料やアルコールなどもほどほどにすることが良いということで、何事も適量を心がけると良いのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、息を吸うと左胸や右胸が痛い時の原因と病気と対処法、また、子供の時などについても詳しくお伝えしました。

息を吸うと胸が痛い時には、食生活や運動習慣の乱れ、ストレス、内臓脂肪による心臓への負担などもある中で、子供の場合は筋肉痛や成長痛による胸の痛みであることが多いのでそれほど心配なさそうですが、様子をみて医師に診てもらうなどの対処をしたほうが良いとのことでした。

一方で、息を吸い込むと左胸が刺すように痛い、右胸の下あたりが痛いなど、部位別に原因として考えられる病気をお伝えしたのですが、中には命に関わる深刻な病気であることも多いのでしたね。

そのため、刺すような胸の痛みやめまいなどが伴う場合は一刻も早く救急車を呼び、普段から気になっていたという方はこれを機に病院の小児科か内科、呼吸器科を受診し、できるだけ早く対処するようにして心臓を大切にしてあげましょうね!

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