インフルエンザの薬代まとめ!効果や副作用についても!
インフルエンザは、罹患すると38度以上の高熱が現れ、筋肉痛や関節痛など全身の症状が現れるので、早く薬で治したくなりますよね。
そして、インフルエンザの治療薬には色々あるので、イナビルやカロナール、ロキソニンなどの市販薬、点滴など、薬ごとの薬代について知りたいのではないでしょうか?
また、それぞれの効果や副作用についても気になりますよね。
そこで今回は、インフルエンザの薬代まとめで、効果や副作用について詳しくお伝えしていきます。
目次
インフルエンザの薬ごとの薬代や効果、副作用のまとめ!
インフルエンザは、38度以上の高熱に伴って筋肉痛などの痛み、食欲低下、悪寒など全身に症状が現れることが多いですよね。
そして、インフルエンザに感染するとほとんどの方が「治療薬はタミフル」という強いイメージを持っていると思いますが、実はウイルスのタイプや患者の年齢、症状などに応じて適切な薬があるので、その効果や副作用、薬代をチェックしましょう。
1、 タミフル
抗インフルエンザ薬といえば、言わずと知れた「タミフル」ですが、実は今のように浸透したのはそれほど昔ではないことをご存知でしたでしょうか?
そして、インフルエンザにかかったら5日間タミフルを服用すれば治ると思い込んでいる方は多そうですが、タミフルで確実に効果があるのはインフルエンザA型の場合で、さらに子供や高齢者への処方については医学会の中でも意見が割れるそうです。
それには、強い副作用が原因となっており、子供などの場合幻覚症状を見たりするなどの実例があり、まだ安全性が確立されていないんですね。
ただ、インフルエンザA型で大人の場合は、服用すると24時間後、インフルエンザB型でも発症してから間もなく服用すれば2日以内には解熱し、解熱後2~3日でウイルスのほとんどが排除され、熱以外の症状も改善するとされています。
そして、薬代は1カプセル317円で、通常5日間~10日間服用するように処方されるので、317円×服用期間(あるいは回数)の代金が薬代になります。
2、 イナビル
イナビルは吸入薬で、タミフルの次に処方されることの多い抗インフルエンザウイルス薬だそうです。
そして、長時間効果が作用するタイプの薬なので、最初1回だけ吸入すれば服用は完了で、解熱する作用が高く2~4日で平熱に戻る効果があり、特にインフルエンザA型の高熱に効果が高いそうですが、B型への効果も立証されています。
それから、副作用も少ないと言われている薬で、稀に下痢や吐き気、腸炎などの副作用が出ることがありますが、出たとしても軽度な症状で、時間の経過とともに治まるそうです。
このようなイナビルですが、1本の値段は2,140円で、10歳以上の場合は2本使用するため、4,280円が薬代としてかかります。
3、 点滴
インフルエンザの点滴では、ラピアクタという薬を使って投与する治療があり、タミフルのように長期間の服用や、イナビルのように吸入が難しい、分かりづらいということがなく、1回15分程度の投与で治療が済む所が特徴です。
そして、24時間程度で解熱し、タミフルやイナビルよりも早めに効き目が現れますが、4分の1の確率で下痢や蛋白尿などの副作用が現れることがあるそうです。
それから、薬価は6,000円程度かかります。
4、 カロナール
カロナールは、タミフルなどが処方できず、イナビルなどを吸入するのが難しい子供や高齢者に処方することの多い解熱鎮痛剤で、インフルエンザのウイルスそのものを撃退する効果はないのですが、解熱し、筋肉痛や頭痛などの痛みを和らげる効果があります。
そして、副作用が少ない薬として有名ですが、稀に発疹、嘔吐や食欲不振などが現れるそうなので、こうした症状が現れたら服用を中止しましょう。
それから、カロナールの薬価は1錠9円~10円で、1日3回4日分で、120円ほどなので他の薬に比べて安価ですが、根本的なインフルエンザ特効薬ではないそうです。
5、 市販薬
カロナールと似たような解熱鎮痛剤として、ロキソニンがありますが、実はインフルエンザの場合ロキソニンの服用は危険で、解熱や鎮痛効果を求めても、かえって症状が悪化したり、子供の場合は脳症などを起こす危険性が高いので使用しないでください。
そのため、もし市販薬でカロナールのような解熱鎮痛効果を求めるのであれば、アセトアミノフェン系かイブプロフェン系の薬であれば子供への使用も認められているため、身近な薬だとイブか、バファリンルナなどがおすすめです。
そして、それぞれの料金は下記の通りです。
・イブ…909円程度
・バファリンルナ…1,490円程度
それから、イブやバファリンルナも、副作用が全くないわけではなく、人によっては吐き気や食欲不振などが現れるケースもあるので、症状の変化によっては服用を中止するようにしましょう。
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インフルエンザの予防投与って?
インフルエンザでは、次のような特に感染のリスクが高い人に対しては、予防的に抗インフルエンザウイルス薬の投与が認められているそうです。
1、65歳以上の高齢者
2、慢性呼吸器疾患または慢性疾患患者
3、代謝性疾患患者(糖尿病など)
4、腎機能障害患者
これらの方のうち、インフルエンザを発症している患者と一緒に生活している人たちが対象になり、インフルエンザA型またはB型の感染予防として、タミフル、リレンザ、イナビルの3種類が承認されているそうです。
そして、予防投与では、治療の時の約2倍の期間服用することになっており、タミフルでは1日1回を10日間、リレンザでは1日1回を10日間、イナビルは1日1キットを2日間と決まっているそうです。
こうした予防投与では、実際にインフルエンザウイルスの増殖を抑制し、発症を予防するのですが、予防投与はワクチンによる予防とは目的も効果も異なるものです。
そして、ワクチンはウイルスに対する免疫力を高めることで1シーズンの間、発症を予防し、症状の重篤化を抑制するものですが、予防投与では、服用している間のみ効果があるので、完全な予防とは捉えないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、インフルエンザの薬代まとめで、効果や副作用について詳しくお伝えしました。
まず、インフルエンザの薬では、最も有名なタミフルを服用すると1日以降に解熱し5日程度で症状を改善させ、薬価は1カプセル300円程度ですが、子供だと幻覚症状などの副作用の恐れがあるのでしたね。
そして、吸入薬のイナビルは解熱効果が高く副作用は下痢で、薬価は2,000円程度で、点滴は即効性があり副作用も少ないですが薬価は6,000円程度でしたね。
また、カロナールは抗ウイルス薬ではないですが、解熱と鎮痛作用があり副作用も少ないので子供も安心して使えて薬価も1錠9円と安価で、同じような解熱鎮痛剤で市販薬のロキソニンは合併症の恐れがあるので危険ですがイブなら大丈夫とのことでした。
薬によって値段もピンキリで予防投与なども一部の方に行なうことがありますが、そもそも治療費が発生しないよう次の記事もチェックして感染を予防しましょう!
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「インフルエンザに二回かかる人に共通している特徴と予防法!」についての記事はコチラ!?
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