足のアトピーの跡の治し方と注意点!色素沈着の原因についても!
アトピー性皮膚炎は、食べ物など様々なアレルゲンが原因となって現れる皮膚の炎症で、足など肌を露出する部分にもできることがあります。
そして、足のアトピーは跡になりやすいので、色素沈着を起こしてしまう原因などを知っておく必要がありますが、治し方について、どのような点に注意しなければいけないのでしょうか。
そこで今回は、足のアトピーの跡の治し方と注意点、また、色素沈着の原因についても詳しくお伝えしていきます。
足のアトピーの跡について!色素沈着の原因は?
アトピーは人によって体の様々な部位にできますが、特に汗のたまりやすいところや、無意識のうちに痒みが我慢できなくて掻いてしまうところに炎症が起きやすいです。
そのため、アトピーが足にできてしまい、跡になってしまうと人目が気になってスカートやショートパンツができなかったりと、精神的なストレスにもつながりやすいですよね。
特に、足のアトピーは膝裏の汗がたまりやすい部位に最初に炎症を起こし、色素沈着を起こして黒ずんでしまいがちですが、この原因はアトピーの炎症を繰り返すことにより、肌がメラニン色素を排出することにあるとされています。
そして、メラニン色素自体は肌にとって悪い物ではなく、炎症によるダメージから皮膚を守るために現れるのですが、このメラニンが発生している状態で、紫外線を浴びることによって色素沈着が起こり、黒ずみができるのです。
足のアトピーの跡の治し方や注意点は?
足のアトピーでメラニン色素が発生し、色素沈着を起こして跡ができてしまっている場合には、
・紫外線を避ける
・肌にとって優しい成分を与え、ターンオーバーを促す
など2点の対策が必要になります。
まず、真夏の日焼けも、アトピーのダメージのように、紫外線を浴びたことによるダメージでメラニンが発生し、肌が黒くなりますが、30日~40日ほど経つといつの間にか元通りの白い肌に戻っていますよね。
これは、肌がターンオーバー(20代で28日。30代で40日)を無事に行えた証拠で、ダメージを受けた皮膚が十分な栄養をとり、新しい肌に生まれ変わったことを指しています。
そのため、足のアトピーで跡ができた場合でも、日焼けと同じように考え、紫外線を浴びて黒ずむきっかけを避けることから始める必要があるので、特に紫外線の強い季節であれば、跡を治している期間中は肌の露出を控えるようにしましょう。
そして、洋服はできるだけ長袖、長ズボンにした方が良いですが、汗をかくことによって炎症が悪化するので、皮膚に密着しすぎず適度にゆとりのあるものがオススメで、通気性の良い素材を選ぶことをオススメします。
それから、無理して長時間外出したりせず、入浴や適度な運動を行って、ビタミンやミネラルを含んだ栄養バランスのとれた食事をとりましょう。
そして、夜22時~3時は肌の再生を行う時間とされているので、できるだけこの時間は睡眠をとることをオススメします。
また、足の膝裏のアトピーに対しては、特に汗がたまりやすく炎症が悪化して痒みを起こしがちなので、L-システインという成分を含んだハイチオールなどのサプリとシナールなどのビタミンCを組み合わせて服用する方も多いようです。
そして、抗炎症作用のあるステロイド薬は、痒みに即効性があり掻いて悪化させることは防ぐのですが、肌の免疫力自体を下げる作用も含まれているので、肌の再生を促し、根本からアトピーを治したい方にはステロイドの使用を止める方も多いです。
ただし、足のアトピーで色素沈着ができている時期というのはアトピーの炎症が非常に再燃しやすいので、ステロイドはいきなりやめるのではなく、皮膚が正常になっても週に2回は塗るなどのプロアクティブ療法を選択することもオススメします。
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足のアトピーの色素沈着を改善する食べ物は?
足のアトピーの色素沈着を改善するには、肌のターンオーバーを促すビタミンCが最も有効で、サツマイモやレンコン、キャベツやいちご、柑橘類などがオススメとされています。
そして、ビタミンCは水溶性ビタミンなので、数時間で排泄されるため、朝食は果物で昼食はサラダと言ったように、毎食に分けて少しずつ摂るようにするのが良いでしょう。
それから、赤身の肉やマグロ、大豆、アボカド、かぼちゃ、にらなどに含まれるビタミンB群とマグネシウムは皮膚のみずみずしさや潤いを保ち、食べ物からエネルギーを作り出すためのさまざまな代謝をコントロールしてくれるそうですよ。
これらによって、肌の脂質の代謝を正常に働かせ、アトピーでダメージを受け、乾燥した肌の潤いを取り戻し、間接的に炎症を抑える効果があると言えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、足のアトピーの跡の治し方と注意点、また、色素沈着の原因についても詳しくお伝えしました。
まず、足にアトピーの跡ができ、色素沈着を起こす原因は、アトピーによるダメージでメラニン色素が発生し、黒ずんでしまうことですが、特に足の膝裏は汗がたまりやすく跡ができやすいのでしたね。
そのため、肌のターンオーバーを促すため紫外線を避け、肌にとって優しい成分を与え、睡眠や栄養を十分に摂ると良いとのことでした。
また、ステロイドは抗炎症作用があり、掻いてさらにダメージを与えないよう予防できますが、皮膚の免疫力も下げるため、徐々に回数を減らすなどし、効果的な食べ物はビタミンCやビタミンB群がオススメなので、積極的に摂るようにしましょう。
こうして対処すると肌が再生し、アトピーの跡も改善されますが、色素沈着ができている間は炎症の再発が非常に多いため、アトピーの予防についても次の記事でチェックしておきましょう!
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「アトピーの予防や掻きたい衝動などの症状を改善する方法!」についての記事はコチラ!?
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