RSウイルスで大人の熱などの症状への治療法や薬のおすすめ!
RSウイルスは主に熱や咳といった症状を引き起こすウイルスで、乳児に感染すると呼吸器に重い症状が出ることで知られています。
しかし、このRSウイルスは子供だけではなく大人にも感染して熱などの症状を引き起こすことがあり、感染した時の条件によっては重い症状が出てしまうことがあるのをご存知ですか。
そこで今回は、RSウイルスに大人が感染した時の症状の他、治療法や薬のおすすめなどについてをご紹介します。
目次
RSウイルスとはどんなもの?
RSウイルスは11月から1月の冬の間によく流行することがあるウイルスで、感染すると気道に炎症をはじめとした症状が現れます。
また、ほとんどの人が2歳ごろまでに一度感染しており、抵抗力のついた大人であればそれほど重症化しませんが、乳幼児の場合は命に関わる重い症状が現れることがあり、注意が必要です。
そして、非常に感染力が強いために、保育園や老人ホームなどの、抵抗力の弱い乳幼児やお年寄りが集団で生活している施設では集団感染が起こることもあります。
RSウイルスにかかるとどうなるの?
RSウイルスは子供から大人まで感染することのあるウイルスですが、乳幼児と大人では症状の重さに違いがあります。
しかし、大人であっても感染した条件によっては重症化する場合がありますので、それぞれの症状を知っておくことが大切です。
1:乳幼児の場合
乳幼児がRSウイルスに感染した場合、以下のような症状が出ます。
・5日以内の潜伏期間の後、39度程度の発熱
・鼻水
・咳
そして、これらの症状はおよそ1~2週間程度で治りますが、3割程度の乳幼児は呼吸困難や肺炎や細気管支炎などの重い症状へと進行し、入院が必要となってしまいます。
さらに、生後4週間未満の乳児が感染した場合は、乳幼児突然死症候群の原因となる無呼吸が起きやすくなるため、非常に危険です。
2:大人の場合
一方、大人がRSウイルスに感染しても、乳幼児のような重い症状はめったに起こることはなく、普通の風邪と同じように軽い発熱の他、咳や鼻水などが出る程度です。
しかし、普通の風邪よりも感染力は強いので、他の人にうつしてしまわないように注意が必要でしょう。
また、大人であってもRSウイルスに感染した家族の看病をしているなど、感染者との密な接触がある場合には重い気管支炎やインフルエンザのような高熱など、ただの風邪程度では済まない症状が出るので注意が必要です。
大人のRSウイルスの治療法は?
これは大人と子供のどちらにも共通して言えることなのですが、インフルエンザに対するリレンザなどのような、RSウイルスに対しての治療薬というものはありません。
ですので、治療は通常の風邪と同じように、その時に出ている熱や咳などの症状を解熱剤や咳止めで抑えながら、自身の抵抗力で治していくということになります。
ただし、呼吸困難や肺炎といった重い症状が出た場合には、入院して酸素吸入や気管を広げる薬を使用して呼吸を補助することがあります。
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RSウイルスの治療におすすめの薬はこれ!
先ほどもご説明したように、RSウイルスそのものに対しての薬はありませんが、発熱や咳などの症状は市販の総合感冒薬(風邪薬)でもある程度は抑えることができます。
中でも、パブロンゴールドシリーズや新ルルA錠などのアセトアミノフェンが配合された風邪薬は、小学生くらいから大人まで幅広い年齢で使えるので、家庭の常備薬としても購入しておいて損はないでしょう。
しかし、薬をしばらく飲んでも症状が改善しなかったり、悪化しているような場合は、医師の診察を受けて咳止めや痰を切る薬など、より症状に合わせた薬を処方してもらった方が治りが早いことがあります。
ちなみに、病院では主にカロナール(解熱鎮痛薬)、ムコダイン(痰をきる薬)、アスベリン(咳止め薬)、メプチン(気管支を広げる薬)などが処方されることが多いようです。
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まとめ
いかがでしたか。
大人のRSウイルス感染症は重症化することが少ないのですが、すでに感染している自分のお子さんからうつった場合などには高熱などの重い症状が出ることがあるので注意が必要です。
そして、RSウイルスに対しての治療薬はないので、今出ている症状を市販の風邪薬などで抑えながら、体力をつけ、ウイルスに勝つことが大切になります。
しかし、市販薬を数日間飲んでも症状が良くならなかったり、気になる症状がある場合には医師の診察を受け、症状に合わせた薬を処方してもらうといった対処をしてください。
また、これらの対策とともに、周りにうつさないようにマスクをするなどのマナーも心がけたいものですね。
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