RSウイルスに対する抗生物質や吸入の効果!注意点についても!

画像1RSウイルスは、2歳までの子供が100%感染するとされているウイルスで、感染力がとても強いので何度も繰り返し再感染するとされています。

そして、特に咳がひどく、喘息に似た症状が現れるので、吸入をすることがあるのですが、具体的にどのような効果があるのでしょうか?

また、RSウイルスに効く抗生物質などの効果も気になりますよね。

そこで今回は、RSウイルスに対する抗生物質や吸入の効果、また、注意点についても詳しくお伝えしていきます。

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RSウイルスに対する抗生物質や吸入の効果!注意点は?

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RSウイルスは、赤ちゃんからお年寄りまで誰もが感染する冬に多いウイルスで、ほぼ100%の人が2歳までに感染すると言われています。

ただ、1度の感染では免疫が十分につかずに、何度も繰り返し感染するうちに徐々に免疫がついて、症状が軽くなっていくとされています。

そして、生後3ヶ月以内の赤ちゃんや、心肺に疾患があったり、低体重で産まれてきた赤ちゃんは特に注意が必要で、RSウイルスによって鼻水、発熱、咳といった症状に重ねて気管支炎や細気管支炎を発症してしまいます。

また、こうした気管支炎などの症状は喘息に似ていて、呼吸をする時にぜいぜいしたり、ヒューヒューいってとても苦しそうですし、無呼吸になって命の危険に及ぶこともあり、最悪のケースではRSウイルスで亡くなる赤ちゃんもいるそうなので注意が必要ですね。

RSウイルスの治療法は?

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RSウイルスの特効薬はまだないとされているので、基本的には対症療法をとることになります。

そして、RSウイルスの疑いで病院を受診すると、検査キットでウイルスの有無を確認し、陽性の場合は、発熱にはアセトアミノフェンなどの薬を使い、咳には痰を和らげる薬などを処方して様子を見ていきます。

それから、気管支炎などを重ねて発症した場合は、もう一度病院を受診し、気管支を広げる薬を使ったり、水分や食事もとれない位に衰弱している場合は一時的に点滴治療を行うケースもあるようです。

RSウイルスに対する抗生物質や吸入の効果は?

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RSウイルスを根本的に治療する特効薬はないので、前述の通り対症療法を行うのが普通で、合併した中耳炎や細菌の二次感染に対して抗生物質を使うことがあるようです。

ただ、RSウイルスは他の風邪や喘息などとの見分けがつきづらく、時間的制限がある中で早期に判断を迫られる医師が「念のため」といって抗生物質を処方することがあります。

しかし、抗生物質にはRSウイルスへの効き目がないばかりか、体の中に耐性菌が増殖し、感染症治療を難しくする恐れがあり、抗生剤の処方については医師の中でも意見が分かれるようです。

そのため、周りでRSウイルスが流行っていて、鼻水や熱などの他に辛い咳が出ており、喘息ではない場合は、病院を受診するときにRSウイルスの検査キットでの検査を希望するようにしてみましょう。

こうすることで、医師の方でも誤って抗生剤を処方することが少なくなります。

一方で、細菌感染を診断されて抗生剤を処方された場合には、細菌の退治のために必要な薬となるため、処方された分を最後まで飲みきるように注意が必要です。

また、吸入については、RSウイルスによってひどい呼吸困難に陥り、顔色が悪い場合などは入院治療を行い、点滴や気道吸引の他、必要に応じて酸素吸入や人工呼吸管理などを行うそうです。

こうすることで、赤ちゃんが無呼吸症候群にならないよう対処するのですね。

このように、RSウイルスでは重症化すると入院するなど、心配の多い病気ですが、風邪や喘息と見間違えて対処が遅れることもあるので、母乳やミルクを飲まなかったり、不機嫌状態で咳がひどい場合は、できるだけ早く病院で検査を行い対処しましょう。

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RSウイルスの予防法は?

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RSウイルスは感染力が強く、大人になるまで繰り返し感染するため、家庭内で上の子から赤ちゃんにうつることもあります。

そして、おもちゃの共有や、くしゃみや咳などでもうつるので、子供の調子が悪く、咳などをしている場合に、家庭内に乳幼児がいるのであれば、食事の席や寝る場所を分けるようにしましょう。

それから、手洗いとうがいを徹底し、タオルの共用なども避けるようにすると安全で、睡眠と栄養をたくさんとって体の免疫力を高めていくことで、家族同士でウイルスをうつしあうことがなくなります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、RSウイルスに対する抗生物質や吸入の効果や、注意点についても詳しくお伝えしました。

まず、RSウイルスには赤ちゃんからお年寄りまでが繰り返し感染し、2歳までの子供が1度は感染するとされていて、風邪に似た症状から、気管支炎などを発症するので乳幼児には負担が大きいのでしたね。

そして、RSウイルスには特効薬はないので対症療法を行うのが基本で、合併症の場合に抗生剤を処方するのが一般的とのことでした。

ただ、風邪などと間違えて抗生剤を処方されると、感染症治療が難しくなるなどの注意点があり、早めにウイルス検査を行って正しく治療すると良いのでした。

また、咳の症状には酸素吸入や人工呼吸管理を行って無呼吸症候群を予防するとのことでしたね。

こうして、重症化すると対処も困難になるRSウイルスは、兄弟同士でうつす危険もあるので日頃の衛生習慣で予防して、家庭内の感染にも注意しましょう!

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