溶連菌で熱が下がらない時の対処法と注意点!解熱剤の使い方も!
「溶連菌」の一般的な症状として、38度から39度程度の高熱が出ると言われていますが、何日も熱が下がらない時や、熱が上がったり下がったりする日が続くと、心配になりますよね。
また、 溶連菌の治療薬としては基本的に抗生物質が処方されますが、それとは別に解熱剤を使っても良いのかを悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、溶連菌で熱が下がらない時の対処法と注意点や解熱剤の使い方についてご紹介いたします。
目次
溶連菌で熱が下がらない時の対処法と注意点はコチラ!?
・高熱が何日も続く場合
溶連菌の症状で38度から39度程度の高熱が出ている場合、個人差はありますが、抗生物質を飲めば3日程度で治まると言われています。
その間、熱が上がったり下がったりすることはありますが、それは身体が溶連菌と戦っている状態ですので、特に心配する必要はないようです。
ただ、4日以上高熱が変動せずに出続ける場合は、抗生物質が効いていないことが考えられますので、溶連菌ではなくて別の病気の可能性があるのだとか。
特に、溶連菌とインフルエンザは同時期に流行しますし、併発することも多いのですが、インフルエンザには抗生物質が効かないため、専用の治療薬を使う必要があります。
・高熱の後に微熱が続く場合
また、高熱では無いけれど微熱がだらだら続く場合は、高熱で免疫力が低下している間に風邪を併発している可能性も高いのだとか。
いずれにしても専門家の判断を仰ぐ必要がありますので、溶連菌と診断されて4日以上高熱が続く場合は、再度病院で診てもらってくださいね。
溶連菌での解熱剤の使い方はコチラ!?
溶連菌と診断された場合、抗生物質と一緒に解熱剤も処方される場合があると思いますが、解熱剤を使うタイミングには注意が必要だと言われています。
解熱剤を処方される際に医師や薬剤師からも「38.5度以上の熱が出た場合に使ってください」などと、具体的な数字を指定されることが多いですよね。
これは、熱が出ている状態の身体は溶連菌を死滅させようと戦っている状態なので、解熱剤で無理に抑えてしまうと、なかなか菌が死んでくれないからなのです。
ただ、特に赤ちゃんや幼児の場合は、あまりにも高熱が続くと脳に影響が出たり、肺炎などの合併症が心配なため、ある程度の高熱に達したら飲むことを薦めているそうです。
したがって、そこまでの高熱でない場合は、解熱剤をすぐ使用せずに、氷枕や水枕を使ったり、保冷剤をハンカチなどの薄い布で巻いて、脇の下や首などを冷やしてあげましょう。
そして、熱を下げるには水分補給が大切ですが、真水をたくさん飲むのはつらいと思いますので、経口補水液の「OS-1」や、イオン飲料など、飲みやすいもので水分を摂るようにしてください。
また、解熱剤を飲むタイミングは担当の医師によって「38.5度以上」であったり「39.5度以上」であったりと、個人差があるようです。
つまり、そこには明確な決まりはなく、医師の方針であったり、その時の患者の状態を診て判断しているようです。
そして、目安として41.5度以上になると「過高熱」と呼ばれ、その場合は速やかに冷却しなければならないそうなので、すぐに病院に行く必要があります。
また、赤ちゃんや幼児の場合の解熱剤として座薬を使うこともありますが、座薬の量は身体の大きさによって変わってきますので、自己判断で使用するのは避け、必ず、医師に診断を受けて処方された分を、指示されたタイミングで使用するようにしてください。
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溶連菌の場合、抗生物質は熱が下がっても飲む必要がある?
溶連菌の治療薬として抗生物質が処方された場合、大体は2日から3日程度で熱も治まるため、もう元気になったと感じて、抗生物質を飲むのを止めてしまう人も多いようです。
しかし、これは大きな間違いで、熱が下がって身体が元気になったと感じても、まだ体内の溶連菌は残っているので、再発する可能性が高いのだとか。
「サワシリン」や「ビクシリン」などペニシリン系の抗生物質は「10日間」、「メイアクト」や「フロモックス」などセフェム系の抗生物質であれば「5日間」は必ず服用するように処方時に言われます。
抗生物質の系統によって服用する期間は違いますが、言われた日数を守らないと溶連菌は死滅せず、二重で苦しむはめになりますので、大変ですが継続して飲むようにしましょうね。
(関連記事:溶連菌の薬にメイアクトを使う時の注意点!5日間で効果はある?)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、溶連菌で熱が下がらない時の対処法と注意点や解熱剤の使い方についてご紹介いたしました。
熱が上がったり下がったりすることは問題ないようですが、抗生物質を飲んでも4日以上高熱が続く場合は別の病気の可能性が高いので、再診を受けるようにしてくださいね。
また、解熱剤は指示された高熱に達するまではなるべく飲まない方が、より早く溶連菌を退治することに繋がるようです。
どうしても2日から3日程度は高熱に苦しむ場合が多いと思いますが、処方された通りに抗生物質を飲めば完治しますので、頑張りましょう。
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(関連記事:熱の原因はホントに溶連菌?熱が上がったり下がったりする病気の種類と症状の違い!対処法も)