溶連菌は潜伏期間にうつる?保菌者が大人に多い理由や出勤の可否

画像2「溶連菌」という菌がありますが、これは大人も子供も感染することがある菌なので、この菌による感染症にかかったことのある人も結構いるのではないでしょうか。

さて、そんな溶連菌ですが、その潜伏期間で感染、つまりうつることはあるのか、また、その保菌者は大人の方が多かったりもするのですが、実際のところ溶連菌に感染したら仕事などに出勤してもいいのかどうかなど、気になることは多いですよね。

そこで今回は、溶連菌は潜伏期間にうつるのか、また、保菌者が大人に多い理由や出勤の可否についても紹介いたします。

スポンサーリンク

溶連菌ってなに?

溶連菌とは、正式には溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌で、主に喉に感染して、咽頭炎や扁桃炎などを引き起こします。

そして、この溶連菌感染症の症状には、38度前後の発熱と、喉が腫れ痛むというものがあるのですが、3歳未満ではあまり熱が上がらないと言われています。

さらに、体や手足に小さくて赤い発疹が出たり、舌にイチゴのようなツブツブができたりしたり、頭痛や腹痛、首筋のリンパ節の腫れもみられるので、多種多様な症状があるといってもいいでしょう。

また、特徴としては、風邪などと違って咳や鼻水は出ないということもあるので、もしも上に書いたような症状が出ている場合は、溶連菌感染症を疑ってみましょう。

溶連菌は潜伏期間にうつる?

溶連菌の潜伏期間は2~5日程度と言われているのですが、免疫力が低下している場合は感染から半日~1日で発症してしまうこともあるようです。

また、この溶連菌は潜伏期間の間でもうつるのですが、発症してからの方が感染しやすいと言われており、例えば子供が潜伏期間中の子供と接触があった場合でも特別予防をする必要はないと言われています。

スポンサーリンク

保菌者が大人に多い理由や出勤の可否

溶連菌は、子供よりも大人の方が保菌者が多いと言われているのですが、それは、この溶連菌に感染してしまった場合は10日間抗生物質を投与する必要があるのですが、大人は自己判断で薬を飲むのをやめてしまうというのが理由になります。

つまり、大人は症状が良くなった段階で薬の服用をやめてしまうことが多く、完全に治らないまま溶連菌は体に残ってしまい、保菌者となってしまうんですね。

そして、出勤の可否についてですが、溶連菌感染症は発症してから人にうつりやすい病気なので、医師の外出許可が出るまでは出勤はできないと考えた方がよさそうです。

ちなみに、保育園や学校などでは医師の診断を受けて「登園許可証」をもらえてはじめて登園が許される病気ですから、大人でも同じことが言えるということですね。

とはいえ、仕事はいつまでも休んでられないのが現状ですから、医師が外出OKといえば出勤可能ですので、どうしても休みたくない方は、早めに医療機関を受診して許可をもらうようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

まず、溶連菌は咽頭炎や扁桃炎などの病気の原因になる細菌であり、喉に感染することが多いということでしたね。

そして、潜伏機関は2~5日程度でその期間でうつるというよりは、発症してからの方がうつりやすいということでした。

また、大人は薬を服用するのを完治途中でやめてしまうがために、保菌者に大人が多いということでしたので、10日間は薬を飲むようにした方が良いということでしたね。

さらに、出勤の可否については、医師の外出許可が出たらいいということでしたので、あまり休むことができない場合は早めに医療機関を受診して、医師に許可をもらう必要があるということでした。

最後に、溶連菌は子供も大人もうつる可能性のある細菌ですから、感染症にならないよう気をつけ、もしもなってしまったら治るまでしっかり薬を服用するようにしましょうね。

スポンサーリンク

このページの先頭へ