プール熱で妊婦の場合の赤ちゃんへの影響!検査の必要はある?

画像1プール熱は発熱やのどの痛み、結膜炎などの症状が現れるウイルス性の感染症で、幼児から学童にかけて子供がかかりやすい病気です。

そして、子供を持つ妊婦にも感染の危険性があり、赤ちゃんへの影響はないか、またそのための検査は必要かなど、気になりますよね。

それから、プール熱で妊婦が感染した場合の対処法や予防についても知っておきましょう。

そこで今回は、プール熱で妊婦の場合の赤ちゃんへの影響や検査の必要はあるかなどについて詳しくお伝えしていきます。

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プール熱で妊婦の場合の赤ちゃんへの影響!検査の必要はある?

プール熱はアデノウイルスを病原ウイルスとするウイルス性の感染症ですが、プールを介してうつることが多いので「プール熱」と呼ばれています。

そして、夏に学校などで、集団でプールに入ることの多い幼児から学童にかけての子供がかかりやすく、子供からの2次感染で、家庭内の大人に感染することがあります。

また、一度ウイルスに感染すると免疫ができるはずですが、アデノウイルスには49~51種類もの多くの型があり、小さな頃にかかっても再度感染する可能性があります。

そのため、大人でも例外なくプール熱に感染することがあり、妊婦は特にウイルスに対する免疫力が低下しているため、うつりやすい傾向にあります。

そして、妊婦でプール熱にかかったら、お腹の中の赤ちゃんに影響は出ないのか心配になりますが、アデノウイルスが赤ちゃんへ影響することはないとされています。

とはいえ、プール熱は39℃以上の高熱が、長くて1週間続くことがあり、熱が下がったり上がったりと繰り返します。

そのため、羊水の温度が上がり赤ちゃんの体温調節に影響が出るのではないかと心配になりますが、現段階では研究は進んでいるものの、明確な検査方法はないそうです。

また、妊娠3~4週では赤ちゃんの心音を聞くこともできないのですが、心配であれば念のため産婦人科を受診するようにしましょう。

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プール熱で妊婦の場合の予防や対処法はコチラ!

赤ちゃんへの影響はないとはいえ、つわりなどで辛いことの多い妊娠症状に、プール熱の症状が加わっては大変ですよね。

そのため、まずはプール熱にかからないための予防が大切ですが、アデノウイルスの予防ワクチンはまだないので、基本的な衛生習慣が予防法となります。

特に小さな子供がいる家庭では、次の3つに気をつけましょう。

1) 手洗いやうがいの習慣づけ

プール病は、くしゃみや咳などの飛沫感染や、唾液がついた手と手の接触感染でもうつるため、手洗いやうがいの習慣づけを徹底させましょう。

また、学校や地域でプール熱が流行ったら、できればプールへ入ることを控え、マスクを着用することで、感染者からうつらないように予防させましょう。

2) 子供がプール熱に感染したら、入浴やタオルの共用を控える

プール熱は、便にもウイルスが含まれているため、お風呂に一緒に入浴することで感染することがあります。

そのため、子供がプール熱にかかったら、入浴時間は分け、子供はシャワーのみにするか、塗れたタオルで汚れや汗を拭き取るようにする方が良いでしょう。

また、口や体を拭いたタオルを共用することでも感染するため、プール熱にかかった子供に使ったタオルは使い捨てにすることをオススメします。

3) 栄養補給と十分な睡眠で免疫力をUP

感染症対策には、ウイルスに負けない体づくりが何よりの予防となります。

そのため、夏は特に量より質の食事を心がけ、食欲が低下していても免疫力補強のために必要なビタミンA、C、Eを意識した食材を選び、栄養補給を行いましょう。

そして、22時以降はぐっすり眠り、体に疲れをためないことも大切です。

このように予防していても、プール熱は非常に感染力が強いため、妊婦でもかかってしまうことがありますので、その場合は次のように対処しましょう。

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・安静に過ごし、解熱剤は使わないようにする

妊婦の場合、解熱剤など薬の処方は推奨されていませんが、赤ちゃんへの影響が心配で薬を飲むか迷う方もいると思います。

ただ、プール熱で熱が出ている状態は、体がウイルスを排出しようとしているときなので、薬で止める必要はありません。

しかし、だいたい3~5日ほどで熱は治まると言われていますが、それ以上熱が続くようであれば病院で受診するようにしてください。

・水分補給を行い、脱水症状対策をする

2次感染でプール熱に感染すると、咳、下痢や嘔吐などの症状が現れる場合があり、水分補給も難しく、脱水状態になりやすいので、のどが痛くてもこまめに水分を補給するようにしましょう。

そして、脱水症状対策には、水分だけでなく塩分も必要になるので、スポーツドリンクを薄めて飲むか、経口補水液を常備しておくと良いでしょう。

ちなみに、スポーツドリンクを一気に飲むと、急性糖尿病にかかることもあるので、2~3倍に薄めて少しずつ飲むことをオススメします。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、プール熱で妊婦の場合の赤ちゃんへの影響や検査の必要はあるかなどについて詳しくお伝えしました。

まず、プール熱は幼児から学童までがかかりやすく、2次感染で大人もかかることがあり、特に免疫力が低下している妊婦にうつりやすいのでしたね。

そして、一般的にウイルスからの影響が心配される妊娠3~4週も含めて、プール熱の赤ちゃんへの影響は特になく、検査の必要はないとのことでした。

そのため、プール熱にかからないように日頃の衛生習慣を徹底し予防することと、もし子供がかかったら入浴やタオルの共用を控えると良いとのことでした。

さらに、妊婦がプール熱にかかった場合でも、解熱剤の使用はオススメせず、量より質の食事で栄養補給を行い、脱水症状対策のため水分と塩分を補給するようにとのことでした。

妊婦の方で子供がいるなら、プール熱にかからないよう、前々からの予防を心がけ元気に夏を乗り切りましょう!

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プール熱の感染や再感染をきちんと防ぐにはどうしたら?

プール熱に感染すると、子供は登園できなくなりますし、大人がかかると仕事に影響が出て大変なことになりますよね。

なので、感染や再感染はできれば避けたいところですが、実際は手洗いやうがいを徹底したところで、ウイルスが体に入ってくるのを100%防ぐことなど、無菌室に入らない限り不可能です。

それでは、どうしたら良いかというと、ウイルスが体に入ってきてもウイルスを退治できる体にしておけばよいのです。

つまり、人間が自然にもっている免疫力をしっかり高めておければ、たとえプール熱の原因ウイルスに感染しても発症しないので怖くありません。

そこで、続いて免疫をつける最も効率の良い方法についてご紹介いたします。
↓↓↓
「プール熱に対する免疫をつける最も効率的な方法!」

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