とびひにフロモックスやセフゾンを使う時の効果や注意点!市販?

画像1とびひの正式名は伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)といって、いわゆる細菌による皮膚の感染症のことをいいます。

とびひは、あせもや虫刺され、湿疹をかきむしって出来た浅い傷に細菌が入り、その傷を触った手で体のほかの部分に触ると同じように水疱が出来てしまうことで、そのうつり方が、まるで火事の飛び火のように広がっていく様から、とびひと言われているのです。

今までは、皮膚科で処方される薬は、セフェム系のセフゾンでしたが、最近ではフロモックスという抗生剤がよく処方されるようですね。

そこで、今回はそんなとびひの治療薬であるフロモックスやセフゾンといった薬を使う時の効果や使用上の注意点をご紹介いたします。

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とびひにフロモックスを使う時の効果や注意点!

フロモックス

フロモックスという薬は、塩野義製薬から販売されている第2世代セフェム系抗菌薬のことで、わかりやすく言うと、細菌によって起きた感染症の治療に使う抗生物質のことです。

薬の効果としては、様々な細菌に対して効果があり、咽頭炎、扁桃炎、肺炎や、副鼻腔炎、中耳炎、膀胱炎などに使用されます。

もちろん、とびひに潜む細菌にも効果は期待できますが、フロモックスにも効果がない細菌がいますので、飲用したからといって、決して治るとは限りません。

最近は特に比較的に副作用が少ない薬として、処方されることが多くなりましたが、腎臓病などの腎臓系疾患がある方は特に注意が必要で、薬の飲み合わせで重度の副作用が起きて、腎不全などの症状が起きたケースもありますので気を付けるようにしてください。

また、フロモックスは基本的に苦みがある薬なので、表面を甘みのあるものでコーティングしてありますが、飲み合わせの際、柑橘系の飲み物や水で飲用すると、コーティングが溶けてしまい、さらに苦くなってしまいますので、できるだけ水に溶かさずに服用するようにしてください。

とびひにセフゾンを使う時の効果や注意点!

セフゾン

セフゾンという薬も、フロモックスと同じように第2世代のセフェム系抗生物質で、いわゆる細菌による感染症に対して非常に効果的な薬です。

薬の効果としても、咽頭炎、扁桃炎、肺炎や、副鼻腔炎、中耳炎、膀胱炎などに使用され、細菌による炎症に対して効果があります。

ただ、セフゾンの注意する点は、副作用で多い下痢などの症状や腹痛が起きやすいということです。

つまり、けっこうきつめの薬なので、胃腸が弱い方は診察時に申し出て、ビオフェルミンなどの整腸剤とあわせて処方してもらうようにしましょう。

それにセフゾンは他の薬との飲み合わせに注意する必要があり、薬の飲み合わせの悪いものには、鉄剤、制酸剤、抗血栓薬などがあります。

例えば、鉄剤や制酸剤と同時に服用すると、セフゾンの吸収を10分の1まで阻害し、効果が弱まってしまうだけでなく、耐性のある菌を作ってしまう可能性があるので、どうしても服用しなくてはいけない場合は3時間以上あけるようにしてください。

ちなみに、これらの成分は市販の頭痛薬や風邪薬の成分として含まれていることが多いので、購入時には、箱などに記載されている薬の成分を確認すると良いでしょう。

また、抗血栓薬はセフゾンと服用することで、ワーファリンの作用を強め、副作用のリスクが高まってしまいますので、脳血栓や心筋梗塞などの予防でワーファリンを服用している場合は、必ず医師に相談しましょう。

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フロモックスやセフゾンの市販薬はあるの?

セフゾンやフロモックスには市販薬はありません。

強力な抗生剤を簡単に流通させてしまうと、将来、抗生剤が効かない菌が発生する恐れがあるので、いざやっつけたい時に薬がないということになってしまいます。

そのため、日本の医療では流通させていないのです。

ただし、インターネットでは医療用の抗生物質が売られていますが、海外では普通に抗生剤が流通している場合もあるので、そちらから輸入して販売しているのです。

しかし、品質や安全性をチェックしているわけではないので、あまりおすすめできません。

なので、自己判断で購入するのではなく、やはり、病院に行き、処方してもらうのが一番だと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

とびひの薬であるフロモックスやセフゾンの効果と注意点や、市販薬でもあるのかどうかをご紹介してきました。

どちらの薬も確実に効果があるというわけではなく、細菌によってフロモックスに効果がある場合と、セフゾンで効果がある場合があることがわかっていただけたでしょうか。

ただ、副作用が少ないとはいえ、あくまでも抗生物質ですので、よっぽど重症化したときのみの使用をお勧めします。

それに、とびひには飲み薬と塗り薬を併用することが基本ですので、抗生剤だけでの治療は治療が長引くので控けた方が良いでしょう。

また、予防として皮膚や傷ができたところを清潔に保つことも重要ですので、よく洗い乾燥させるといった普段のケアもしっかりと行ってくださいね。

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