プール熱の結膜炎への目薬で市販のオススメ!目やにでうつる?
プール熱は、ウイルス性の病気で正式名称を「咽頭結膜熱」と言い、結膜炎や高熱、咽頭炎などが主な症状です。
でも、プール熱で結膜炎になってしまい目薬を治療に使いたい時に、病院で処方を受けずに市販の薬で済ませて良いのか気になるところですよね。
また、プール熱で結膜炎になると目やにが出てきますが、そこから他人にうつることもあるのでしょうか。
そこで今回は、プール熱の結膜炎への目薬で市販のオススメや、目やにでうつるかについてをご紹介いたします。
目次
プール熱の結膜炎への目薬で市販のオススメはコチラ!?
プール熱の原因は「アデノウイルス」の3型や7型によるものですが、残念ながらアデノウイルス自体を消滅させる薬がないため、いずれの症状にも対症療法をすることになります。
そして、プール熱の結膜炎の場合は、「抗菌薬」の目薬でウイルスの増殖を防ぎ、「ステロイド」の目薬で目の充血を抑えることが多いそうです。
また、抗菌薬の目薬は市販されていますが、ステロイドの目薬は副作用が生じる場合もあるため病院での処方箋が必要で、使用するかどうかも人それぞれだと言われています。
そこで、プール熱の結膜炎への抗菌目薬で市販のおすすめですが、1回で使い切るタイプのものが良いのだとか。
なぜならプール熱の結膜炎は感染症なので、目薬のノズルにまつ毛や目頭が触れてウイルスが付着していると、後で自分や他人が感染してしまう危険性があるからです。
また、プール熱の結膜炎はとても感染しやすいので、残念ながら家族にうつる可能性もありますし、その際に小分けされている使い切りタイプであれば、一緒に使うことができますよね。
では、プール熱の結膜炎におすすめの目薬で、市販されている使い切りタイプをこちらでご紹介いたします。
・ロート抗菌目薬i
「ロート抗菌目薬i 」は強い抗菌力を持つサルファ剤を配合しており、そのサルファ剤を目の表面に長く留めるためのヒプロメロースとアルギン酸の2つの粘稠剤を配合しています。
さらに、抗炎症成分をダブル配合しているため炎症を鎮める効果があるそうで、赤みやかゆみが強めの際におすすめですよ。
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・抗菌アイリスα
「抗菌アイリスα」は防腐剤や添加物が少なく、比較的目にしみないことから子どもでも使えるとの評判があり、人気を集めています。
また、独自の技術を用いた製剤設計で薬液が目の表面に長く留まり、さらに目への刺激が少ないため、日頃の疲れ目などにも使用できます。
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プール熱の結膜炎は目やにでうつる?感染経路は?
・プール熱の感染経路
プール熱の原因となるアデノウイルスは、目や喉からの分泌物、便などからうつると言われています。
そして保育園や幼稚園、学校等のプールで、口や鼻、喉、目の結膜から体内に入り感染するため、「プール熱」と呼ばれるようになったのだとか。
他にも、くしゃみなどの飛沫感染や、食器やタオルを共用することでの接触感染もあり、非常に感染力の高い病気のようです。
・プール熱は目やにでもうつる!
また、プール熱の結膜炎の症状として目やにが出てきますが、この目やにからも他人にうつる可能性があります。
そのため、プール熱の結膜炎で目やにが出ている場合、濡らしたガーゼやティッシュなどで拭き取ることをおすすめしますが、感染が拡大しないよう両目別々のガーゼを使う方が良いそうです。
そして、赤ちゃんや子どもがプール熱で結膜炎になり看病する場合は、目をこすった子どもの手にウイルスが付着していることがありますので、看病後は手洗いうがいを徹底してくださいね。
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プール熱で結膜炎の場合はいつから登園・登校できる?
プール熱は学校保健法の学校伝染病に指定されているので、発症が判明したら保育園や幼稚園、学校ともに出席停止になります。
具体的には「主要症状が消退した後2日を経過するまでは、出席停止」となっており、保育園や幼稚園は病院の医師の登園許可証が必要なところもあるようです。
その場合、プール熱による結膜炎の症状は、どこからが「症状が消退した」状態なのか、見分けが難しいですよね。
この判断には個人差があるようですが、感染の原因となる目やにが出ていないことが第一前提で、見るからに目が真っ赤に充血している場合もできればお休みした方が良いそうです。
なぜなら、プール熱はとにかく感染力が強いので、保護者の方も敏感になっていて、真っ赤な目で登園している子どもを見ると、やはり感染を心配してトラブルの元になるからです。
ただ、仕事の都合で長く休ませることが出来ない場合も多いと思いますので、園の先生たちに相談しながら登園のタイミングを見てくださいね。
プール熱以外にウイルス性の結膜炎はある?
プール熱はアデノウイルス3型や7型が原因となり発症する結膜炎ですが、その他にも同様のウイルスが原因となる結膜炎があります。
それは「はやり目」と呼ばれる結膜炎で、正式名称を「流行性角結膜炎」と言い、主にアデノウイルス8型によって起こるそうです。
プール熱の結膜炎と比較するとはやり目の方が症状が強く、目の充血や目やには同様ですが、開けられないほどの目の痛み、まぶたの腫れや痛みも生じることが多いのだとか。
また、目やまぶた以外にも耳前リンパ節が腫れたり、視力が低下する危険性もあるそうなので、はやり目に似た症状の場合は早めに病院で診察を受けることをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、プール熱の結膜炎への目薬で市販のオススメや、目やにでうつるかについてをご紹介いたしました。
プール熱の結膜炎の場合は「抗菌薬」と「ステロイド」の2つの目薬を使うことが多いようですが、残念ながら市販されているのは抗菌薬のみだということでした。
そして、目やにも強力な感染源となりますので、とくに小さなお子さんでプール熱の結膜炎になってしまった場合は、完全に目やにが治まるまでは注意が必要です。
また、ウイルス性結膜炎にはプール熱以外にも「はやり目」があり、より症状が強いと言われていますので、できれば自己判断せずに病院で診察してもらうことをおすすめします。
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プール熱の感染や再感染をきちんと防ぐにはどうしたら?
プール熱に感染すると、子供は登園できなくなりますし、大人がかかると仕事に影響が出て大変なことになりますよね。
なので、感染や再感染はできれば避けたいところですが、実際は手洗いやうがいを徹底したところで、ウイルスが体に入ってくるのを100%防ぐことなど、無菌室に入らない限り不可能です。
それでは、どうしたら良いかというと、ウイルスが体に入ってきてもウイルスを退治できる体にしておけばよいのです。
つまり、人間が自然にもっている免疫力をしっかり高めておければ、たとえプール熱の原因ウイルスに感染しても発症しないので怖くありません。
そこで、続いて免疫をつける最も効率の良い方法についてご紹介いたします。
↓↓↓
「プール熱に対する免疫をつける最も効率的な方法!」
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