熱中症で頭痛が翌日も治らない時の治し方と注意点!ロキソニンも

画像1熱中症において、頭痛や吐き気といった症状は熱中症で頭痛などを起こした翌日にも出る場合があります。

そのため、翌日も熱中症で頭痛が治らない場合には、熱中症で頭痛が起きる原因を知り、熱中症の頭痛に対し適切な処置を行う必要があります。

なぜならば、熱中症の頭痛などの症状は放置すると悪化し、熱中症による頭痛で対処が遅れれば病院に行く事態もあるからです。

また、熱中症だけでなく、頭痛がある時にはロキソニンなどを飲む方もいらっしゃると思いますが、熱中症にも効果があるのでしょうか。

そこで、今回の記事では、熱中症による頭痛が続く時の原因や熱中症による頭痛の治し方、そしてロキソニンの効果についてをご紹介します。

スポンサーリンク

なぜ熱中症で頭痛が起こるの?

熱中症で頭痛が起こる理由は、脱水症状によって体内の水分が失われたことで血液の量が少なくなり、頭に充分な血液が届かなくなってしまっているからです。

人間は、体の熱を外へと逃がすために汗をかきますが、このときに汗で失ったぶんの水分や塩分を補給しなければ脱水症状を起こしてしまいます。

そのため、熱中症で頭痛が起きたり、その他にも全身の倦怠感やめまい、嘔吐などの症状が起こってしまうのです。

ちなみに、このような症状は熱中症のなかでも「熱疲労」と呼ばれており、放っておくとより重症になることもあるので注意が必要な状態です。

翌日も頭痛が治まらない!どうしてなの?

画像2

熱中症の対処法といえば「水分補給をしてしばらく休む」ということはご存知でしょうが、時として頭痛などの熱中症の症状が治まらないことがあります。

これは、熱中症の性質について理解が不十分だったり、間違った水分補給をしていることが原因であると考えられます。

そして、間違った対処法を続けていると、治りが遅くなるばかりでなく、症状が悪化してしまうこともあるのです。

ですので、熱中症による頭痛がなぜ翌日も続いてしまうのか、その原因をご紹介します。

1:熱中症は急性の症状ばかりじゃない!?

熱中症になったら「涼しい場所で衣服をゆるめ、水分補給をする」という対処法は、決して間違っているわけではありません。

実際に、たいていの場合はこの方法でしばらく安静にしていれば、頭痛などの症状は治まってきます。

しかし、熱中症というのは必ずしも気温の高い場所に長時間いたらすぐに起こるというものではなく、翌日など後になって症状が出てくることがあります。

ですので、症状が治まった後にまた無理をしたり、水分補給を怠ったりしてしまうと、翌日になっても頭痛が治まらないということになると考えられます。

2:水分を摂っても治らない熱中症がある!?

翌日になっても頭痛が治まらない場合には、脱水症状が解消されていないという可能性も考えられます。

というのも、大量に汗をかいたときに水分補給の仕方を間違えてしまうと、「水分を摂っているのに脱水になる」ということがあるからです。

ご存知のように、汗には水分と一緒に塩分が含まれていますので、水分補給の際には失った「水分」と「塩分」の両方を補う必要があります。

それにもかかわらず、水分だけを補給していると体液が薄まるばかりで体内の塩分が足りなくなり、体は体液の濃度を元に戻すために水分を排出したり、ひどくなると頭痛や嘔吐などの症状が出てきてしまうのです。

翌日も続く熱中症の頭痛はこうして対処しよう!

画像3

さて、熱中症で翌日も頭痛が続いているときには、「まだ熱中症が続いている」「脱水症状が解消されていない」という2つの原因が考えられるということをご紹介しました。

中でも、水を飲んでいるのにもかかわらず脱水症状が起こる場合があるというのは、初耳だという方も多かったのではないでしょうか。

そこで次からは、熱中症で翌日も頭痛が続いている時の正しい水分補給の方法や、知っておきたい注意すべき情報についてをご紹介します。

1:正しく水分補給をしよう!

先ほどもご紹介したように、熱中症で翌日も頭痛が続く時には脱水症状が起きている可能性が高いので、「水分」と「塩分」の両方を意識して摂ることが必要です。

なお、食事で塩分を補うことができているから水分だけ摂ればいい、という意見もありますが、それは普段クーラーの効いた室内にいるなどで汗をあまりかかない時の話で、大量に汗をかいて脱水症状を起こしているならば話は違ってきます。

例えば、屋外で作業をして大量に汗をかくことがある建設業の方などは、必ず塩分を摂ることができるように塩飴を持参するなどの対策をきちんと取っています。

ですので、熱中症で頭痛が続く時には、スポーツドリンクなどの塩分が含まれているものや、塩飴などを活用して、水分だけでなく塩分も補うことを意識したいものですね。

2:脱水症状の救世主、「経口補水液」の作り方を覚えておこう

水分と塩分が含まれている飲み物といえばスポーツドリンクがすぐに思い浮かびますが、頭痛が起きるほどの脱水を起こしている時には、水分補給のためにはスポーツドリンクよりも経口補水液の方が適しています。

というのも、一般的にスポーツドリンクはあくまでも通常の水分補給を目的に作られているため、含まれている塩分などの電解質の濃度が低く、また口当たりをよくするために糖分の濃度が高くなってるからです。

ですから、脱水症状を起こしている時には、スポーツドリンクよりも塩分が多く含まれている経口補水液のほうが適していると言えます。

ちなみに、経口補水液は水1リットルに対し、塩3グラムと砂糖40グラムを加えることで自分でも作ることができますが、OS-1という商品名でドラッグストアなどで販売されていますので、いざという時に備えて、夏は何本か家に常備しておくと安心ですね。

【Amazon.co.jp アソシエイト】

3:こんな時には要注意!

今までにご紹介した方法で正しく水分補給をしても頭痛が改善しない場合や、頭痛以外に吐き気や嘔吐、しびれといった症状がある場合には、病院で医師の診察を受けるようにしてください。

なぜかと言うと、吐き気や嘔吐があるということは脱水症状によって胃腸がダメージを受けている可能性があり、その状態で経口補水液を飲んでも胃腸から水分補給をするのは難しいからです。

したがって、この場合には点滴によって水分を補給する必要がありますので、病院で医師の診察を受け、正しい処置を行ってもらいましょう。

また、熱中症で起こるこれらの症状は、実は脳卒中にも非常に多い症状ですので、少しでも気になる点があれば速やかに病院で相談することをおすすめします。

スポンサーリンク

ロキソニンで熱中症の頭痛は治せる?

medicine_jozai_set

ところで、頭痛がしている時には薬を飲んで対処するという方も多いと思うのですが、熱中症の頭痛も頭痛薬で治すことができるのでしょうか。

最後に、頭痛薬の中でも鎮痛効果の高いロキソニンを例にとって、熱中症の頭痛と薬についてをご紹介します。

1:ロキソニンってどんな薬?熱中症に効く?

ロキソニンとは、ロキソプロフェンという成分を含んだ消炎鎮痛効果のある薬で、頭痛をはじめとした体のさまざまな部分の痛みや、発熱を抑える効果があります。

元々は医師の処方箋がなければ買うことができませんでしたが、2011年からは薬局やドラッグストアで処方箋なしで買えるようになりました。

おそらく、病院で過去に処方されて良く効いたからと、家に常備している方も多いのではないでしょうか。

しかし、頭に入れておく必要があるのは、ロキソニンはあくまで体に出ている症状を抑える効果しかないということです。

すなわち、熱や痛みを和らげることはできても、その原因を治すことはできないので、熱中症が原因の頭痛を本当の意味で治すためには、脱水症状を治す必要があります。

2:薬に頼ると怖いことに…?

ロキソニンには、胃腸に対して副作用が出やすいと言われていますので、熱中症によってダメージを受けている状態で飲むと、余計に症状がひどくなる場合があります。

また、効かないからと勝手に量を増やしたりすると、他の時に薬が効かなくなってしまったりすることもあります。

ただ、一時的にどうしても頭痛を抑えたいという場合には非常によく効く薬ですので、もし飲むのであれば添付されている説明書をよく読み、用法や用量を正しく守るようにしましょう。

そして、きちんと脱水症状対策も行って、頭痛の原因となっている熱中症そのものを治すようにしたいですね。

まとめ

いかがでしたか。

熱中症による頭痛は脱水症状が原因で引き起こされるもので、汗で失われてしまった水分を補給するのが一番の対処法です。

しかし、水分と同時に塩分も補給しなければ、脱水症状が余計に進んでしまう場合があり、これが翌日まで頭痛が治らない原因のひとつだと言えるでしょう。

そこで、記事の中でご紹介した経口補水液などを活用して水分と塩分を補うことが大切ですが、少しでもおかしいと感じる場合には医師の診察を受けるようにしてください。

水分と塩分、この2つを摂ることを日頃から意識して、夏の健康は水分補給で守っていきましょう。

スポンサーリンク

熱中症に繰り返しならないために本当に必要なこととは?

熱中症を軽く見ていると、重症化し、命を失う危険すらありますが、重症化しやすい人とそうでない人の違いは身体が弱っているかとうかです。

確かに、熱中症になりやすい夏は、暑さで食欲も落ち、生活習慣も乱れやすく、免疫力を含め身体の防御力が著しく低下していますよね。

そんなときに熱中症になってしまうと、身体の中のあらゆる調節機能が乱れ、重症化してしまうのです。

では、どうしたら熱中症になりにくくなるかというと、身体の防御力を高めておけば良いのです。

しかし、ここで何か特別な薬が必要というわけではありません。

要は、夏バテに負けない身体になるよう、きちんとした生活習慣、特に身体を弱らせない食生活を続けていれば良いのです。

でも、ここで最大の問題は「継続する」ということではないでしょうか。

正しい食生活を毎日続けるのは、思っているより大変です。

では、どうすれば簡単に栄養バランスの摂れた正しい食生活を送れるかというと、飲み物を有効に活用すると良いのです。

つまり、毎日の中で不足しがちな栄養をうまく飲み物から補ってあげれば良いのです。

それに、飲み物ならば、食事を用意するより手間がかからないので、継続しやすいですよね。

そこで、続いて夏バテに効くオススメの飲み物をご紹介いたします。
↓↓↓
「夏バテを解消し予防する飲み物のおすすめは?子供から大人まで!」

「症状」に関する他の記事はコチラ!?

・熱中症で下痢が治らない時の対処の仕方と注意点!食事についても

・熱中症でめまいが続くときの対処の仕方と注意点!治らない理由も!

・熱中症の目の症状と対処法!目が痛い時や目が見えない時など!

・熱中症の症状で胸の痛みや胸が苦しい時の原因と対処法!過呼吸も

・熱中症で嘔吐のときの対処の仕方と注意点!子供の処置のときも!

このページの先頭へ